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SLE
※SLEとはステキなレディーがなるエレガントな病気である。

翻訳コンテスト優秀賞!!

2006-06-12 22:45:10 | ☆勉強☆
数ヶ月前、某字幕翻訳コンテスト初級者編に応募した。
無職の状態で翻訳を勉強している身の上、無料の翻訳コンテストには必ず参加するようにしている。
というのも、翻訳コンテストに無料で参加できるものが少ないのだ(なぜに翻訳を勉強している純粋な人間から金をとろうとする?)。

このコンテストは初級者編と上級者編があり、どちらか一つしか応募できない。
上級者編の最優秀賞をとった人には翻訳の仕事が依頼されるらしい。

翻訳の仕事。
私が最も欲しいもの(一億円も同じくらいほしいが)。

初級者編と上級者編どちらにしようか迷ったので、とりあえず翻訳勉強をかねてどちらも訳してみることにした。
すると、上級者編が難しすぎて歯がたたなかった。
一応訳してみたものの、「こんなんでいいんかなあ」というような訳文になってしまい、これはコンテストに応募するような訳文ではないと判断し、上級者編は諦めた。
というわけで自分の翻訳能力のなさをしっかり自覚している私は初級者編に応募することにしたのだ。

本日結果発表。
実はすっかり忘れていたので(私は過去に縛られる人間ではない)、結果発表お知らせメールがなかったらこの事実を知らないままだったかもしれない。
とりあえず結果発表のページにいってみると……
優秀賞に私の名前が!!!
まじ?
ほんまに??
これ私と同姓同名の人!?
パソコンの前でこれは本当に現実かどうかしばらく考えてしまった。

一つ断っておくと、残念ながら優秀賞の上には最優秀賞というものが存在するため私が得たのは二位という地位だ。
しかも初級者編なので翻訳の仕事には何もつながらない。
でも初級者編でも応募総数536人だって。
その二位って結構すごくない!?
自意識過剰??

実は最近の私、翻訳を勉強するもなかなか仕事に結びつかず変に焦って悩む日々を過ごしていた。

翻訳を勉強する最短の方法としては沢山ある翻訳学校を利用するというものがある。
しかし、今の私には翻訳学校に通う体力もなければ、お金もない(専門学校というのはなぜにあんなに高い?)。
私はひたすら独学で学ぶしかない。
独学の勉強というのは時々不安にかられる。
正直専門学校というのは「安心感」をくれる場所でもあると思う。
「安心感」がありすぎて実際必要としている能力が養われない場合があると見て私は自分の独学を正当化している。(英会話学校は特にいえると思うが)

とにかく独学だと、自分の勉強法が合っているかどうかが非常に不安でたまらない。
翻訳を勉強しだしてもうすぐ一年だが未だ仕事には結びつかないし、自分がどういう勉強をしたらいいのか分からなくなってきていた。

そんな時、なんとネットで知り合った医学翻訳の先輩からアドバイスをいただいた。
資格関係なしで無償で翻訳をしてだんだん実力をつけていって最終的には仕事がもらえるシステムがあること(しかも登録無料!!)。
翻訳をやるには最低英検一級の英語力が必要であること。

なんだか目から鱗だった。
私が今翻訳のスピードが非常に遅いのは、やはり私の英語力が英検準一級レベルであることがかなり大きい原因ではないかと思うのだ。
もちろん日本語能力も足りないが、やはり英検のような長文読解も自信がない。
翻訳なんてずっと長文読解ではないか。

そうか、私が一番しなければいけない勉強、それは英検一級の勉強なんだ。
もちろん英検一級の勉強だけをしていたらはっきり言ってしんどいので、翻訳の勉強、スペイン語の勉強、イタリア語の勉強、フランス語の勉強、ロシア語の勉強、わんこ鑑賞、アライグマ鑑賞、睡眠、お風呂、歯磨きなども続けるつもりだ。
でも少し「やるべき勉強」というのが見えて嬉しい。
その上、コンテストでも賞がとれて嬉しい。
実は外来で薬の量も減って嬉しい。

非常に一人でテンションが上がり、周りと分かち合おうとしたのにみんな頭の中はサッカーばかりで相手にしてもらえなかった。
というわけで日本中がサッカーに盛り上がる中、私はすねてアラビア語会話を見ていた。
こんなに愛国心のない日本人は私だけであろう。