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ちょっと いっぷく  おもしろい? たのしい? つまらない? どうでもよい? の意味。

2012-07-22 04:31:47 | Weblog
ちょっと いっぷく  

おもしろい? たのしい? つまらない? どうでもよい? の意味。


---------------- 提供元:「デジタル大辞泉」 byネット辞書
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おも‐しろ・い【面白い】

[形][文]おもしろ・し[ク]《もと、目の前が明るくなる感じをいった語》

1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か―・いことはないか」「仕事が―・くなってきた」「この作品は―・くなかった」

2 つい笑いたくなるさま。こっけいだ。「この漫画はなんとも―・い」「―・くもない冗談」

3 心が晴れ晴れするさま。快く楽しい。「夏休みを―・く過ごした」「無視されたようで―・くなかった」

4 一風変わっている。普通と違っていてめずらしい。「―・い癖」「―・い声」

5 (多く、打消しの語を伴って用いる)思ったとおりである。好ましい。「結果が―・くない」

6 風流だ。趣が深い。
「月の―・きに、夜更くるまで遊びをぞし給ふなる」〈源・桐壺〉

[派生]おもしろがる[動ラ五]おもしろげ[形動]おもしろさ[名]おもしろみ[名]

[用法]おもしろい・[用法]おかしい――「おもしろおかしく話す」「おもしろい(おかしい)形の木の根」のように、滑稽(こっけい)な、奇妙な、の意味では、相通じて用いられる。◇「おもしろい」は、「おもしろい小説」「仕事もだいぶおもしろくなってきた」のように、その内容が(話し手の)興味をひく場合に用いられる。◇「おかしい」は、「何となくおかしい作品」のように、形式その他が風変わりだ、調和的でない意を表し、また、「先月来、からだの調子がおかしい」「彼が勲章をもらうなんてちゃんちゃらおかしい」と不調・不審の用法に及ぶ。これらは「おもしろい」に置き換えられない。◇「おもしろい試合」は、緊迫した内容の試合であり、「おかしい試合」は、普通でない変な経過、珍プレーのある試合ということになる。


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たのし・い【楽しい】

[形][文]たの・し[シク]

1 満ち足りていて、愉快な気持ちである。「毎日を―・く過ごす」「テンポのよい―・い曲」「―・いピクニック」

2 富裕である。金持ちである。
「堀川相国は、美男の―・しき人にて」〈徒然・九九〉

3 作物の出来が豊かである。
「この年頃は、いとこそ―・しけれ」〈大鏡・道長上〉

[派生]たのしがる[動ラ五]たのしげ[形動]たのしさ[名]たのしみ[名]


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つまら◦ない【詰(ま)らない】

[連語]《動詞「つまる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》

1 おもしろくない。興味をひかない。「―◦ない映画」

2 とりあげる価値がない。大したものではない。「―◦ないものですが、お収めください」

3 意味がない。ばかげている。「―◦ないうわさ話で時間をつぶす」

4 それだけのかいがない。ひきあわない。「ここでやめたらそれこそ―◦ない」

[用法]つまらない・[用法]くだらない――「大金をはたいてつまらない(くだらない)買い物をした」「あんなつまらない(くだらない)人間とは付き合うな」など、価値のない意では相通じて用いられる。◇「つまらない」は、そのものに対する評価というより、心がひかれない、楽しめないという状態を言う。「内容はよいが、つまらない映画」◇「くだらない」はある物の評価が低いことに重点があり、楽しさ、おもしろさとは別である。「この映画はくだらないが、おもしろい」◇「独りぼっちはつまらない」とは言うが、「独りぼっちはくだらない」とはふつう言わない。


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どう‐でも

[副]

1 強い意志を表す。なんとしても。どうしてでも。「―今日じゅうに仕上げる」

2 行為や考慮が十分になされた上での判断を表す。どうしても。「―こういう結論しか出ない」

3 とりたてて決める必要のないことを表す。どのようにでも。「―好きにするがいい」

どうでもこうでも【かうでも】

[連語]どのようにしても。どんなことをしてでも。また、どのようにでも。「―やってみせる」


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よ・い【良い/善い/▽好い/▽吉い/▽佳い】

[形][文]よ・し[ク]

1 (多く「良い」「好い」と書く)人の行動・性質や事物の状態などが水準を超えているさま。

①質が高い。上等である。「―・い友に恵まれる」「―・い品」⇔悪い。

②能力がすぐれている。上手である。うまい。「腕の―・い職人」「感度の―・いラジオ」⇔悪い。

③美しい。すばらしい。「器量が―・い」「―・い景色」⇔悪い。

④良好である。健全である。健康である。「からだもすっかり―・くなった」「気分の―・い朝」⇔悪い。

⑤地位や身分が高い。また、社会的にしっかりしている。「―・い家柄」「育ちの―・い人」⇔悪い。

⑥経済的に栄えている。裕福である。「懐ぐあいが―・い」「暮らし向きが―・い」⇔悪い。

⑦利益の面ですぐれている。有益である。有利である。「割の―・い仕事」「―・い値で売れる」⇔悪い。

⑧効き目がある。効果的である。「胃腸病に―・い温泉」⇔悪い。

⑨向いている。ふさわしい。恰好である。好適である。「海水浴に―・い季節」「ちょうど―・い時に来た」⇔悪い。

⑩自分の好みに合っている。望ましい。「私はビールが―・い」「住むなら郊外が―・い」

2 (多く「良い」「善い」と書く)人の行動・性質や事物の状態などが、当否の面で適切・適当な水準に達しているさま。

①正しい。正当である。善である。「日ごろの行いが―・い」「態度が―・い」「人柄が―・い」⇔悪い。

②好ましい。好感がもてる。「返事に元気があって―・い」

③満ち足りている。幸せである。「一人で―・い思いをする」「君に会えて―・かった」

④親切である。やさしい。「土地の人に―・くしてもらう」「気立てが―・い」⇔悪い。

⑤人と人との間が円満である。むつまじい。「職場の人間関係が―・い」⇔悪い。

⑥十分である。不足がない。「度胸の―・い人」「覚悟は―・いか」⇔悪い。

3 人の行動・性質や事物の状態などが許容範囲内であるさま。

①許せる。承認できる。「帰っても―・い」「代理人でも―・い」

②さしつかえない。支障ない。「―・かったらお茶でもどうですか」

③放っておいてかまわない。どうでもよい。「その件はもう―・い」

4 (「よい年」などの形で)ある程度の年齢に達している。また、分別を身につけているはずだ。「―・い年をして喧嘩などするな」「彼の息子ももう―・い年だ」

5 (多く「好い」「佳い」「吉い」と書く)吉である。めでたい。「―・い日を選んで挙式する」⇔悪い。

6 情操の面ですぐれている。情趣を解する能力がある。
「―・き人のよしとよく見てよしと言ひし吉野よく見よ―・き人よく見」〈万・二七〉

7 動詞の連用形に付いて、動作が簡単・容易・円滑・安楽にできるさまを表す。…しやすい。「住み―・い家」「飲み―・い錠剤」

→好(い)い[用法]→善く

[補説]現代の日常会話では、終止形・連体形に「いい」を多く用いるため、「よい」を用いるとやや改まった感じを与える場合がある。また改まった場面では、1①や2⑤などに「よき友」「よき日」というように、文語連体形「よき」を用いることがある。

[派生]よがる[動ラ五]よげ[形動]よさ[名] →よさげ
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善い哉

よいと感じてほめる言葉。よきかな。

良い星の下に生まれる

よい運勢をもって生まれる。よい月日のもとに生まれる。


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どう【如=何】

[副]

1 事物の状態・方法などを、不明または不特定のものとしてとらえる気持ちを表す。どのように。どのよう。「彼の意見を―思うか」「―すればいいのかわからない」

2 相手の意向を問うことより、ある動作を勧める気持ちを表す。「まあ、一杯―だい」「―、もう帰りませんか」

[補説]「どう」は方法や状態に関する疑問の気持ちを表し、「どんなに」は、性質や状態の程度を表す。したがって、「君の家へはどう行ったらいいのか」の「どう」を「どんなに」とは置き換えにくいが、「どう考えてもわからない」の「どう」は「どんなに」に置き換えられる。また、「どんなに寒くてもこたえない」の「どんなに」を「どう」に置き換えることはできない。なお、「どのように」は、「どう」と「どんなに」双方の意味を兼ね備えているから「君の家にはどのように行ったらいいのか」とも「どのように寒くてもこたえない」とも言える。



如何あっても

どんなであっても。どのようなことがあっても。「―連れて帰る」


如何致しまして

1 相手の礼・わび・称賛などの言葉に対して、丁寧に打ち消しながら返すあいさつの言葉。「『たいへんお世話になりました』『―』」

2 相手の思っていることが事実とまったく反するときに用いる言葉。「―、たいへんな損失ですよ」


如何しようも無い

1 ほかにどうすることもできない。それ以外に方策がない。「ここまできたら、もう―・い」

2 手段を尽くしても見込みがない。救いがたい。「―・い欠陥」

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でも 

[接助]《接続助詞「ても」が、ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合の形》「ても」に同じ。「死ん―死にきれない」「いくら呼ん―返事がない」

[係助]《断定の助動詞「だ」の連用形+係助詞「も」から》名詞または名詞に準じる語、助詞に付く。

1 物事の一部分を挙げて、他の場合はまして、ということを類推させる意を表す。…でさえ。「子供―できる」「昼前―気温が三〇度ある」

2 特別のもののようにみえる事柄が、他の一般の場合と同じであるという意を表す。たとえ…であっても。「強いといわれている人―病気には勝てない」「今から―がんばろう」

3 物事をはっきりと言わず、一例として挙げる意を表す。「けが―したら大変だ」「兄に―相談するか」

4 (不特定をさす語「なに(なん)」「だれ」「いつ」「どこ」などに付いて)すべてのものにあてはまる意を表す。「なん―食べるよ」「だれ―知っている」


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