日伊相互文化普及協会

日伊相互文化普及協会のブログです。

【スローフード・アンチボジョレーの会】

2006-11-30 19:30:54 | Weblog
                  

イタリアのノヴェッラも解禁になったけれど、お祝いごとの新酒ならやはり現地で飲むのが好きだ。
寒くなってきたこの頃、お肉や赤身の魚を食べながらドッシリワインが飲みたくなった。私は当協会の専属ドライバー、ジャンルーカ君のくれたジャンルーカ君の地元産ワイン、バローロを持って人夢さんの料理スタジオに駆けつけた。

人夢さんは直径7センチほどのマシュルームの笠の裏に、マヨネーズで合えたツナを詰めていた。「ミモザチーズも乗せましょうね」と人夢さんはいとおしそうにチーズを乗せていく。
すぐにバローロは飲まない。抜栓をして待つ。オーブンでマッシュルームを焼く間、ビールで乾杯。バローロの会の食前酒がビールとはアメリカ人かドイツ人ではないか。

じっくり焼けるのを待ちこがれたマッシュルームは、瞬く間に胃の中へ。
ツナとチーズ、マッシュルームの取り合わせは初めての味。ウマイ!
さあ、お肉は伊勢屋さんで買ったという健康豚、安心の挽肉で作った人夢さん特製のスロー・ハンバーグ。いい匂いで焼きあがった。
バローロは抜栓後1時間以上置いたほうがいいのだけれど、ハンバーグが待ちたくないと言ってるので待たないことにした。
人夢さんは「ボーノ、ボーノ、(おいしい、おいしい)ワインがすすむねえ」を繰り返す。人夢ではなく進夢(すすむ)もいいかもしれない。
おととい雪が降ったと、今朝ピエモンテ州の友人からのメールが来ていた。収穫の済んだバローロの丘はうっすらと白くなって、少し寂しげだろうな。



ハンバーグがバローロと一緒におなかの中に収まると、人夢さんはブカティーニを茹で始めた。プリモピアットのパスタがメインのあとになるのが人夢さんのスタイルなのだなあ。
ソースは何とカレー。昨夜の残り物だった。味が練れていて、ジューシーな鶏肉はパラリと骨から外れる。イタリアのパスタとインドのスパイスがお皿の中でワルツを踊る。
うーん、なんとも・・・・。おなかと頭はカレーに移行し始めてきた。

このあと我々はスリランカ料理店でスリランカ人たちの会話を聞きながら、椰子酒アラクを飲み、ココナツサンボールやカレー料理を食べた。ラサイ、ラサイ(おいしい、おいしい)を繰り返しながら。アンチボジョレーは国境がない。

【スローフード】古代からの自然薬、プロポリス

2006-11-25 16:06:24 | Weblog
3600年前、ローマ以前に、イタリア中部のオルヴィエートには
高度な文化を持つエトルリア人たちが住んでいた。
彼らは蜜蜂が作り出す、蜂蜜やローヤルゼリー、花粉、Plopoliが医療や美容に驚異的な作用を及ぼすことを知っており、日常に摂取していた。
プロポリスの熟成には樫や栗、トネリコ、西洋ビャクシンなどが使われていたといい、
それは現在も変わらない。
エトルリア人はローマに滅ぼされたが、Plopoliの抽出技術や熟成方法は継承された。
中世の医学者、バルトロメオ・サッキは健康全書にPlopoliをはじめとする蜜蜂製品のすばらしさについて詳しく述べている。
Plopoliはペストや疥癬病などの疫病蔓延の窮地を救い、女性の美容を保ち、太古の昔から威力を発揮し続けてきた。




3600年の歴史を持つ、イタリアのPlopolisの抽出技術と熟成方法は一朝一夕に真似のできるものではないことはヨーロッパに広く知れ渡っている。
ブラジル産や中国産、他の国々のPlopoliは5種から30種のフラボノイドから成り、濃度はブラジル産で1%~最大3%、中国産は2%~最大6%。エトルリアの製法技術を受け継ぎ、多種の樹木から採取するヨーロッパのPlopoliは40種以上、濃度は10%から20%となっている。



中でもPlopoli発祥、エトルリア文化の地、オルヴィエートに住む農化学博士のRenato Lapicortoreの作るPlopoliのフラボノイドは、45種類から50種類と多く、濃度は20%。
規格成分含有量はヨーロッパの平均30W/V%を上回る35W/V%だ。
日本に出回っている製品の平均は8W/V%から12W/V%で20W/V%のものはあまり見る事がない。

Renato博士のPlopoliは桜と樫のバリックに3年以上熟成させたもの。熟成技術はヨーロッパでは彼の右に出るものはいないと
賞賛されている。

イタリア・スローフード協会はRenato博士のPlopoliを悠久の時代を経て受け継がれた、自然が生み出す貴重な自然薬として認証している。


【アグリトゥリズモ・お知らせ】

2006-11-20 13:32:15 | Weblog
2006年3月1日(木)~3月10日(土)にアグリトゥリズモを実施します。
宿泊はバローロ生産ワイナリールッカの料理学院オリーブ園と葡萄園を運営するアグリトゥリズモ

全行程をイタリア人たちと過ごします。

・スローフード大学の見学とレクチャー
・スローフード館で伝統食材の試食
・スローフード協会本部レストランの伝統料理の試食
・自然育成豚の生ハム、サラミ加工所の見学
・プロ養成ワイナリーでのレクチャーと試飲会
・樹齢200年の葡萄の木の見学とワインの試飲
・からすみ工場の見学と試食
・チーズ工場の見学と試食
・トスカーナ料理講習
・イタリア人たちとの料理交換会
そのほか、星座観察や食材店、古代地下都市、古代天空村などの見学や懇親会など。



アグリトゥリズモを通して多くの人たちのネットワークが広がっています。

コーディネートはhttp://www.h6.dion.ne.jp/~uc-japanイタリア人サポータースタッフ」の欄に掲載の人々です。

前泊、延泊、現地集合自由
このプログラムのあとのホームスティも可
定員12名(厳守します)
uc-japan@m9.dion.ne.jp まで



【アグリトゥリズモ・貴族の奥方】

2006-11-20 12:42:59 | Weblog
10年前にウンブリア州のトーディの郊外にVilla La Palazzettaというステキなアグリがあった。貴族の農場別荘をアグリにしたのだった。
主人のアントニオは元貴族で農業が大好き、いつも毛玉の付いた赤いセーター、夏は茶の麻のシャツ、そして長靴を履いて畑を飛び回っていた。
私は日本から大根やシソ、サトイモなどをアントニオと一緒に植えた。
夏に行くと春にまいたニガウリが育って、私流の料理を作った。シソの入ったパスタやサラダ、葉の天麩羅は人気があったが、ニガウリ炒めは「よく、こんなもの食うなあ」とアントニオやアグリのみんなに笑われた。
世界中の客たちでいつもにぎわい、夏は庭園で、冬は暖炉の前で遅くまで歌ったり踊ったりしていた。料理講習や、陶器講習、美術指導などがあり、夜行性野生動物の観察はアントニオの案内とレクチャーだった。
そのアグリを閉めると言う。
奥方が庶民と一緒に騒ぐ主人を咎め、離婚騒ぎになったのだ。
そして、いくらアグリトゥリズモを政府が推奨していても、自分の美しい農場別荘を、ドイツやフランス、アメリカ、日本などから来る庶民に貸し与えることは、たまらないことだったらしい。
奥方はトーディの町の館に住んでいて、めったにアグリに顔を見せなかった。たまに来ると客も従業員も一切存在していないようにふるまう。決して主人意外と視線を合わせることもなかった。着ている服は中世を思わせ、レースも時代がかっていて、白だったと思われるグレーの手袋は所々生地が薄くなっていた。彼女の中ではイタリアの貴族制度は終焉していないのだった。
今頃はどうしているのだろう。天然記念物を思わせるあの姿は、今もどこかで存在していてほしい。
                                 Emi

【アグリトゥリズモ・食事の提供】

2006-11-20 12:40:50 | Weblog
アグリで客に朝食以外の食事を出すには、アグリに調理の資格を持ったものがいた上で、国に届けを出さなければならない。当然食事代で得た料金からは税金を払うことになる。
ところがマンマの手料理が出てくるようなアグリの中には届けを出していないところもある。
たいていが小規模の家族経営で、食事を出す建前に、「親しい客に家族の食事を分けただけで、お金をもらっていない」。


私の親しいピエモンテの中堅のワイナリーのアグリは、ご主人が葡萄園の管理とワイン作りを、奥さんがアグリとワインの輸出を担っている。また奥さんのシルヴァーナはワインの勉強に来る人たちの相手をし、バイヤーたちにはワインの試飲会も行う。シルヴァーナは調理師の資格は持っているが、客には食事を提供しないし、届けも出していない。多忙で宿泊客の食事は作れないというのだ。
宿泊者の各部屋にはミニキッチンが付いており、共同の食堂のキッチンには、彼女のサービスでパスタ類やオーガニックの野菜や果物、お菓子、調味料などが用意されている。
宿泊客は足りないものをスーパーなどで購入して自分たちで作る。
彼女や彼女の家族は宿泊客の作った食事に招待されることがよくある。
隣棟になっている彼女の家庭では彼女が食事を作ることもあるが、たいていはおばあちゃん。


シルヴァーナのアグリと、もう長い付き合いになった私は彼女のところに行くと、食事は彼女の家族と一緒に摂る。そこではおばあちゃんの手作りの野菜のSotto acetoや Caponata、鶏が産んだばかりの卵の料理などがテーブルにのぼる。
もちろん、料金は取らない。宿泊料も取らなくなってしまった。
                              Emi

【アグリトゥリズモ・様々なタイプ】

2006-11-20 12:40:09 | Weblog



マンマの手料理が食べられる田舎の民宿、そう思っている人たちはまだ多い。
アグリは実に様々なタイプがあって、宿泊料はけっして安くはない。マンマの手料理が食べられるだけの、ホームスティ型アグリでも、ユーロが上がったこともあって、15,000円が平均。




年代ものの美術品価値を持つ家具調度品が置かれた貴族の館で、大自然に恵まれ、一流のシェフがおり、市や国の機関と提携して高度な学習体験ができるアグリの中には1泊150,000円のアグリもある。











ヨーロッパやアメリカの人たちは、アグリトゥリズモを自然満喫とアカデミックな体験ができる贅沢な滞在と捕らえている。




初めてのアグリに泊まるなら中堅がお奨め。出かける先の足もアグリの誰かが助けてくれるし、設備もしっかりしている。希望する文化体験はほとんどが可能だろう。
料理はアグリトゥリズモ協定を守った、自然農法で育てた食材を使い、シェフの腕も間違いない。1泊2万から5万の間。


                                  Emi

【スローフード・懇親会のお知らせ】

2006-11-17 14:00:09 | Weblog

当日伊相互文化普及協会の顧問であるジャンルーカ・パルディーニシェフが来日します。

12月16日(土)にジャンルーカ氏と当協会懇意のレストランで、ジャンルーカ先生のお料理をいただきながら懇親会を行います。

ジャンルーカ氏は料理の腕と、社会的貢献を称えられ、イタリア政府から「グランデ・マエストロ・ディ・クチーナ」の称号を与えられた偉大なシェフ。イタリア国内ではルッカ国際料理学院を運営する傍ら、スローフード活動を行い、山奥の古城で中世の晩餐の再現や、オリーブ祭りなど数々のイヴェントを行っています。



12月16日(土)懇親会参加対象者

ジャンルーカ氏のファン

イタリア料理のファン

イタリア文化のファン

問い合わせ、申し込みはこちらまで
日伊相互文化普及協会 アヴァンティ
e-mail uc-japan@m9.dion.ne.jp
tel&fax 047-462-1583 or 090-8562-7013


【スローフード・La Bomba (ラ ボンバ)】

2006-11-16 17:25:08 | Weblog
             

蜂蜜やローヤルゼリー、プロポリス、ポーリン(花粉)の4つを調合して摂ることによって、驚くべき相乗効果が生まれることは3000年以上も昔に証明されていました。
現在に劣らぬ調合技術が完結したのはローマ時代の中期、場所はローマ貴族たちの別荘地となっていた、オルヴィエートの僧院でした。
あらゆる健康のトラブルと、美容に効果を発揮する、この美味な調合食品はLaBombaと呼ばれ、人々に熱望されました。
僧院ではLa Bombaを命の危うい人々に優先的に分け与えたといわれています。
現在La Bombaは健康に重度の支障を持つ人々や、俳優やスポーツマン、有識者たちに食されています。

La Bombaの生産には厳選された最高原料の使用が絶対条件であり、原料の採取場所が重視されます。
森林から採取するものが最も多くのミネラル、ビタミン、自己免疫力を高める有効成分を含有しているといわれています。

「イタリアの緑の心臓」と呼ばれるオルヴィエートは深い森林に覆われていて、蜜蜂たちは森に自生するハーブや植物、栗、樫などからエネルギーの高い蜜やプロポリス、花粉を採取します。その蜜や花粉を摂った蜂たちは最高のローヤルゼリーを生産します。
オルヴィエートで驚異の食品が生まれたのは必然だったのです。
製法技術は科学者たちから養蜂家たちに伝えられましたが、難解であるのと、量産ができないために、この食品の生産を手がけるのは地難です。現在は養蜂研究家として名高い「Renato Lapicortore」が、オルヴィエートの森で地道な生産を続けています。

【蜂蜜】人間の生命維持に欠かせない酵素の働きを助けるビタミンとミネラルが豊富に含まれる。ビタミンは体内で活性化されるが、蜂蜜のビタミンはもとより活性しているために素早く吸収され、効果を高める。

【ローヤルゼリー】大量のビタミン、アミノ酸、ミネラルを含み、若返りや老化防止の効果が高い。
女王蜂はローヤルゼリーのみを摂取して育ち、他の蜂に比べて40倍の寿命を保つ。健康の回復や美肌に。

【プロポリス】高殺菌作用があり、免疫力を飛躍的に促進させる。アトピー性皮膚炎、花粉症にも効果。体内からコラーゲンを補強するため、にきびや吹き出物のトラブルを防ぎ、美肌を作る。オルヴィエートのプロポリスは20種類以上もの、中にはオルヴィエートにしかない木からも採取されています。その為、オルヴィエートのプロポリスは世界で一番優れていると言われています。


【ポーリン(花粉)】花粉の細胞には普通細胞の何倍ものアミノ酸やたんぱく質、各種ビタミン、莫大な酵素が含まれる。花粉症に絶大な効果。自己免疫力を高め、身体を根本から健康体に近づけ、美肌を作る。

La Bombaのお問い合わせはこちらまで
e-mail : avanti-y-eb@mbr.nifty.com
HP : http://www.h6.dion.ne.jp/~uc-japan

第14期短期イタリア留学報告 10月15日(土)

2006-11-15 16:12:18 | Weblog
イタリアの旅を続け、電車で本土へ行く予定の坂口君とは、昨日シチリア市内でみんなと別れていた。坂口君が駅へ向かっていたら突然嵐に見舞われ、坂口君はリカルドに電話をかけたという。
アンナのアグリで過ごしていると夜10時頃に嵐がおさまってきたので、リカルドとリカルドの友人たちとディスコへ行ったそう。その後、私のボローニャの私の友人宅でしばらくホームスティをした。滞在させてもらったお礼に日本食を作ったらとても喜ばれたと坂口君からメールが来た。同じ日、ボローニャの友人が坂口君の料理を褒めた、感激の電話がかかってきた。友人はかなり興奮していたが、坂口君は一体何を作ったのだろうか。

昨夜は大半の人が空港内で過ごしたそうだ。アリタリアの責任者、フランチェスカも徹夜だったとゲッソリしていた。私は彼女の手を握って礼を言った。
我々が大丈夫なことを見届けたエドアルドとニクラはほかのケアに当たっていて大忙しだった。災いとなる天災の夜を、ステキな夜に変えてくれた二人。友人とは本当にありがたいもの。

イタリア語の達者な野崎さんは、カターニアからローマまで我々と一緒に行き、ローマの空港を出て気ままな一人旅を続けた。

行く先々で暖かく迎えられる…………、本当にアグリトゥリズモならではのこと。
アグリトゥリズモは一朝一夕にはできない。培ってきた強い信頼関係があるから、楽しい時を共有できる。
一緒に旅をした人たちとも、帰国してからまた新しい未来を一緒に築ける。
出会った人たちみんなを、ずっと大切にしたい、昔も今もそう思っている。





第14期短期イタリア留学報告 (金)シチリア州 【千夜のうちの一夜の物語】 10月14日

2006-11-14 15:59:05 | Weblog
雷が鳴り、滑走路はまるでプール。5番ゲートで搭乗開始を待っている我々の頭上の掲示板が遅延を表示。エドアルドが、全便欠航とそっとささやいた。
それぞれのゲート前で待っていた人たちはそれぞれが利用する空会社のカウンターへ詰めかけている。
姿の見えなかったニクラが戻ってきた。アリタリアのカウンターでイヴァンナという女性の支持を待てと言う。しかし、カウンターは長い列。待ったがなかなか順番は回ってこない。
周りを見ると、みんな携帯を使ってホテルを探している。今日はカターニアから出られないのだ。天災だから航空会社からの保障は出ない。
エドアルドが耳打ちする。「心配するな、大丈夫」
やっとイヴァンナと話せた。アリタリアの責任者の部屋へ行けという。フランチェスカという責任者が待っているらしい。

出入国のチェックポイントの脇をすすりぬけてロビーに出ると、飛行機に乗れなかった人、乗ろうとして空港に来た人で溢れていた。
外は稲妻と雷、豪雨。軍隊が出動し、レスキュー隊もいた。今日のフライトは無理でも、明日は乗れるのだろうか。


責任者の部屋でフランチェスカは1台の設置電話と4台の携帯電話をパニックになった魔法使いのように操っていた。
「来たわね」とフランチェスカが電話を握りながら言う。ほかの黄色い携帯が鳴ってグレーの電話がそれを追う。
鳴りっぱなしの設置電話は放ってある。携帯電話で話し、部下が指示を仰いでわめいている間、フランチェスカの指はキーボードを叩く。
「それでね」とまた私に言うがまた、電話が3つ一緒に鳴り出す。フランチェスカの額には青筋が3本立っている。
忍耐………。
だいぶ待った後、「ホテルよ」とフランチェスカが1枚の書類をくれた。Cenaと書いてある。vinoは書いてない。ワインのない食事はいただけない。「ワインは……」と私が言うと「…….付けましょ」とフランチェスカはワインを書き込んでくれた。

我々はアリタリア航空からシェラトンホテルとホテルの超豪華ディナーのプレゼントを受け取った。明日のフライトのポストも優先ゲット。
ホテルの泊り客は映画のロケの人たちとアリタリアのパイロットやクルー、そして我々だけだった。
予想もしなかったおまけの甘い夜。シェラトンの豪華ディナーは我々の新密度をいっそう深めた。ディナーのあと若者たちは、嵐の収まった海岸で明け方まで騒いでいたそうだ。
Emi