イタリアのブドウ畑ではバラの花をよく見かける。
ロマンチストのイタリア人、畑にまで…..、と日本人は思うかもしれない。
実はこのバラ、自分の身を犠牲にして葡萄の健康を守っている。
畑の主はバラの木を見て葡萄が健やかに育っているのかを知ることができる。
木に少しでも変化が現れたら主人はすぐに葡萄が発病しないように手を打つのだ。
薬を使うにしても未病のうちにほんの少し使うのだから薬害も出ない。
20年ほど前、外国企業や大手企業が、生産性を上げるために、芽吹くと同時に農薬を与え続けていく農法を薦めたことがある。
葡萄作りに携わる人たちにとっては、葡萄はわが子と同じ。生まれると同時に成長するまで農薬にまみれさすなど、利益を上げるためといってもできることではない。
人々はバラにおもりをゆだねる昔からの農法を続けてきた。
現在は他の科学的な方法で、葡萄の病気の早期発見ができるようになったようだ。10年ほど前よりバラの数は減っているように思える。
私はブドウ畑にバラが咲くのがこの先もずっと、ずっと続いてほしいと願う。
その風景はとてもイタリア的だもの。
Emi
ロマンチストのイタリア人、畑にまで…..、と日本人は思うかもしれない。
実はこのバラ、自分の身を犠牲にして葡萄の健康を守っている。
畑の主はバラの木を見て葡萄が健やかに育っているのかを知ることができる。
木に少しでも変化が現れたら主人はすぐに葡萄が発病しないように手を打つのだ。
薬を使うにしても未病のうちにほんの少し使うのだから薬害も出ない。
20年ほど前、外国企業や大手企業が、生産性を上げるために、芽吹くと同時に農薬を与え続けていく農法を薦めたことがある。
葡萄作りに携わる人たちにとっては、葡萄はわが子と同じ。生まれると同時に成長するまで農薬にまみれさすなど、利益を上げるためといってもできることではない。
人々はバラにおもりをゆだねる昔からの農法を続けてきた。
現在は他の科学的な方法で、葡萄の病気の早期発見ができるようになったようだ。10年ほど前よりバラの数は減っているように思える。
私はブドウ畑にバラが咲くのがこの先もずっと、ずっと続いてほしいと願う。
その風景はとてもイタリア的だもの。
Emi