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【スローフード】古代からの自然薬、プロポリス

2006-11-25 16:06:24 | Weblog
3600年前、ローマ以前に、イタリア中部のオルヴィエートには
高度な文化を持つエトルリア人たちが住んでいた。
彼らは蜜蜂が作り出す、蜂蜜やローヤルゼリー、花粉、Plopoliが医療や美容に驚異的な作用を及ぼすことを知っており、日常に摂取していた。
プロポリスの熟成には樫や栗、トネリコ、西洋ビャクシンなどが使われていたといい、
それは現在も変わらない。
エトルリア人はローマに滅ぼされたが、Plopoliの抽出技術や熟成方法は継承された。
中世の医学者、バルトロメオ・サッキは健康全書にPlopoliをはじめとする蜜蜂製品のすばらしさについて詳しく述べている。
Plopoliはペストや疥癬病などの疫病蔓延の窮地を救い、女性の美容を保ち、太古の昔から威力を発揮し続けてきた。




3600年の歴史を持つ、イタリアのPlopolisの抽出技術と熟成方法は一朝一夕に真似のできるものではないことはヨーロッパに広く知れ渡っている。
ブラジル産や中国産、他の国々のPlopoliは5種から30種のフラボノイドから成り、濃度はブラジル産で1%~最大3%、中国産は2%~最大6%。エトルリアの製法技術を受け継ぎ、多種の樹木から採取するヨーロッパのPlopoliは40種以上、濃度は10%から20%となっている。



中でもPlopoli発祥、エトルリア文化の地、オルヴィエートに住む農化学博士のRenato Lapicortoreの作るPlopoliのフラボノイドは、45種類から50種類と多く、濃度は20%。
規格成分含有量はヨーロッパの平均30W/V%を上回る35W/V%だ。
日本に出回っている製品の平均は8W/V%から12W/V%で20W/V%のものはあまり見る事がない。

Renato博士のPlopoliは桜と樫のバリックに3年以上熟成させたもの。熟成技術はヨーロッパでは彼の右に出るものはいないと
賞賛されている。

イタリア・スローフード協会はRenato博士のPlopoliを悠久の時代を経て受け継がれた、自然が生み出す貴重な自然薬として認証している。