![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/a1/81849ffc0efac31498a2688ede78496f.jpg)
昨年より新潮社から刊行されているピンチョン全集を揃えている。
ずっと避けてきたピンチョンだけど、とうとうピンチョンに捕まった。
そんなわけでこのゴールデンウイークは期せずしてピンチョンウイークになってしまっている。
V、メイスン&ディクスン、スローラーナー、逆行、そのどれもが傑作であり天才の仕事。
多分、ここ数年はピンチョン研究で費やされそうだ。
1冊読むのに数ヶ月はかかるしね、本当に凄い作品群である。
あの柴田元幸氏だって訳すのに10年かかるなんて一体どういうことであろうか、本当に難解。
原文では読んでいないが原文の一部は18世紀の擬古文らしい、訳すのたいへんそうだ。
「競売ナンバー49の叫び」はまだ刊行されていないが早く発売されないかなぁ、6月の発売らしいけど。
今、一番発売が待たれる本かな、ちくまの訳から変更はあるのだろうか。
読書家でピンチョンを知らないのはとても悲しいこと、是非とも皆さん挑戦しましょう。
それにしてもピンチョンは難解、奇妙、複雑だが私はすでにピンチョンの毒に犯されている感じがする。
今年どころか数年はピンチョンに振り回されそうな予感。
しかーし、内容が凄すぎてみんな理解できてるのかなぁ。
幻の耽美派作家山崎俊夫ですね。
澁澤龍彦とか中井英夫など好きでしたが今はもう卒業しました。
というより私自身の趣向が変わったんですね、もうあまりこの種は読むことありませんね。