ROOM 402

日々多くを思うものですがその思いはすぐにきえて忘れてしまうものです。忘れられない想いや日々の出来事を書き綴ります。

ピンチョン

2011年05月06日 | BOOKS


昨年より新潮社から刊行されているピンチョン全集を揃えている。
ずっと避けてきたピンチョンだけど、とうとうピンチョンに捕まった。
そんなわけでこのゴールデンウイークは期せずしてピンチョンウイークになってしまっている。
V、メイスン&ディクスン、スローラーナー、逆行、そのどれもが傑作であり天才の仕事。
多分、ここ数年はピンチョン研究で費やされそうだ。
1冊読むのに数ヶ月はかかるしね、本当に凄い作品群である。
あの柴田元幸氏だって訳すのに10年かかるなんて一体どういうことであろうか、本当に難解。
原文では読んでいないが原文の一部は18世紀の擬古文らしい、訳すのたいへんそうだ。
「競売ナンバー49の叫び」はまだ刊行されていないが早く発売されないかなぁ、6月の発売らしいけど。
今、一番発売が待たれる本かな、ちくまの訳から変更はあるのだろうか。
読書家でピンチョンを知らないのはとても悲しいこと、是非とも皆さん挑戦しましょう。
それにしてもピンチョンは難解、奇妙、複雑だが私はすでにピンチョンの毒に犯されている感じがする。
今年どころか数年はピンチョンに振り回されそうな予感。


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2 コメント

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昭和の本 (鎮目 浩二)
2011-05-06 21:57:10
ピんチョンですか、全く知りません。期せずして最近去年売り払った「山崎俊夫著作集」を買い戻しました、今読んでる所ですが大正時代の作家で著作集が出たのが昭和60年代、今はこれに嵌まってしまっています。読書が愉しい今日此の頃であります。
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Unknown (バリー)
2011-05-07 08:35:46
ピンチョンは多分、現在もっともンーベル賞に近い作家ですよ。
しかーし、内容が凄すぎてみんな理解できてるのかなぁ。
幻の耽美派作家山崎俊夫ですね。
澁澤龍彦とか中井英夫など好きでしたが今はもう卒業しました。
というより私自身の趣向が変わったんですね、もうあまりこの種は読むことありませんね。

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