「歌えば」
「詩えば」
「唱えば」
「唄えば」
以前、「映画の題名が日本名になると原作の意味が少し離れてしまう」。
「くだまき」ではこうお話しいたしました。
「愛と哀しみのボレロ」は少しばかり出来すぎかと、こうお話しいたしました。
ですが、この「雨に唄えば」は、この「唄」という意味を深く考えたとき、この題名が尤も「ふさわしい」と思うのは何故でしょうか。
「唄」と「歌」には、大きな違いは無さそうです。
広辞苑でも同義語、同意語として掲載されております。
この場合、ミュージカルを和訳した時、「唄」がその意に一番当てはまる。そうした理由から「唄」の文字を充てたのかと考えました。
ジーン・ケリー主演「雨に唄えば」。制作から60年の月日が経ちました。
「親父、親父は、『ジーン・ケリー』と『フレッド・アステアー』と、どっちが上手いと思う」
親父殿との映画談議。
「俺は、断然『フレッド・アステアー』だな。『ジーン・ケリー』はバレエの匂いがし過ぎる。タップと言えば『フレッド・アステアー』だな」
と断言しております。
酔漢は、親父殿の言うところの「バレエの癖があった方が良い」と思っておりますのでジーン・ケリーのダンスの方が好きなのでした。
二人の共演場面です。
英語が苦手な方でも、その掛け合いは絶妙。
下手な漫才よりお楽しみいただけます。
まずはご覧ください。
「ジーン・ケリー」と「フレッド・アステアー」の共演です。
「フレッド・アステアー」の繊細な動き。
「ジーン・ケリー」の大胆な物腰。
同じ振付でも、これだけの違い。
甲乙をつける。という単純な問題ではなくて、これはもう好みの問題です。
Everyone the beautiful at the ballet.
コーラスラインの台詞ですが、やはり、ダンスの基本はバレエになると思うのです。
ジーン・ケリーは、タップより先にバレエを最初に覚えます。
逆に、フレッド・アステアーはその本能的とも言えるダンスは。ダンススクールに通い始めた4歳からのもの。
同じダンサーでありながら、その出身母体は大きく違っております。
二つの頂きが並び立ったあの時代。
素晴らしい作品が数多く作られて行きました。
ジーンケリーとフレッド・アステアーの共演は少なくて、上記ご紹介した映像は貴重です。
仲が良かったというよりは、二人とも尊敬しあっていた存在。
「フレッド・アステアーがダンス界のケーリー・グラントだとしたら、私はダンス界のマーロン・ブランド」
ジーン・ケリーがこう話しております。
酔漢が「フレッド・アステアー」ならでは!
一押しのシーンが上記です。
「ロイヤル・ウエディング」1951年の作品です。
全くのNGなし。一発で決めております。
この上半身の間の取り方が彼らしい、独特の癖です。もう本当に泣けてきます!
細見な身体が大きく見えるような切れのあるダンス。
真骨頂です。
ジーン・ケリーとの対比でもって、フレッド・アステアーもご紹介いたしましたが、優劣をつけるものではございません。
実は、昨日、帰宅途中にジーン・ケリーを思い出したからなのです。
春の雨は冷たく、昨日は夜半にかけての本降り。桜も見事に散っておりました。
傘の上には、桜の花びらが無数に降りかかってまいります。
そう、雨の中、傘をさして歩いておりました。
頭の中に浮かんだあの名曲。
やはり・・・・これ!
映画のストーリーをご紹介するまでもないでしょう。
このMGM全盛のミュージカル映画は、最もポピュラーな映画として多くの人々から絶賛されております。
そして共演者の見事までのダンス。
撮影当日、ジーン・ケリーは38℃の熱がありました。しかしながら、雨を降らせるという特殊な撮影の為、使えるスタジオこの日のこの場所だけ。
ジーン・ケリーは、高熱をおして撮影に挑んでおります。
そしてもう一人。
友人役の「ドナルド・オコナー」は、脇役ながら、素晴らしいダンスを披露させてます。
酔漢流に訳いたしますと「Make them laugh」を「笑いやがれ!」とするところです。
流石に、1歳からコメディアン一家の一員として育ったことだけのことがございます。
終生脇役を貫いてります。
相手役の「デビー・レノルズ」も素晴らしい。
その娘の方が、有名ではあります「キャリー・フィッシャー」です。
「スター・ウォーズのレイア」と言えば皆様お分かり頂けるかと思います。
そのお母さん。
3人の共演場面「good morning」は酔漢が一番好きなナンバーです。
今日は全国的に荒れ模様のお天気。
昨夜もそう。
桜の花は、雨に打たれて最後に散ってしまいましょう。
帰宅、傘をたたもうとしてふと手を止めてしまいました。
何気ない、色気もない灰色の傘にピンクのドットが綺麗に並んでおりました。
しばし、自分の傘を眺めておりました。
ほろ酔い。
風呂に入りながら「Singing in the Rain」を口ずさんでおりました。
「詩えば」
「唱えば」
「唄えば」
以前、「映画の題名が日本名になると原作の意味が少し離れてしまう」。
「くだまき」ではこうお話しいたしました。
「愛と哀しみのボレロ」は少しばかり出来すぎかと、こうお話しいたしました。
ですが、この「雨に唄えば」は、この「唄」という意味を深く考えたとき、この題名が尤も「ふさわしい」と思うのは何故でしょうか。
「唄」と「歌」には、大きな違いは無さそうです。
広辞苑でも同義語、同意語として掲載されております。
この場合、ミュージカルを和訳した時、「唄」がその意に一番当てはまる。そうした理由から「唄」の文字を充てたのかと考えました。
ジーン・ケリー主演「雨に唄えば」。制作から60年の月日が経ちました。
「親父、親父は、『ジーン・ケリー』と『フレッド・アステアー』と、どっちが上手いと思う」
親父殿との映画談議。
「俺は、断然『フレッド・アステアー』だな。『ジーン・ケリー』はバレエの匂いがし過ぎる。タップと言えば『フレッド・アステアー』だな」
と断言しております。
酔漢は、親父殿の言うところの「バレエの癖があった方が良い」と思っておりますのでジーン・ケリーのダンスの方が好きなのでした。
二人の共演場面です。
英語が苦手な方でも、その掛け合いは絶妙。
下手な漫才よりお楽しみいただけます。
まずはご覧ください。
「ジーン・ケリー」と「フレッド・アステアー」の共演です。
「フレッド・アステアー」の繊細な動き。
「ジーン・ケリー」の大胆な物腰。
同じ振付でも、これだけの違い。
甲乙をつける。という単純な問題ではなくて、これはもう好みの問題です。
Everyone the beautiful at the ballet.
コーラスラインの台詞ですが、やはり、ダンスの基本はバレエになると思うのです。
ジーン・ケリーは、タップより先にバレエを最初に覚えます。
逆に、フレッド・アステアーはその本能的とも言えるダンスは。ダンススクールに通い始めた4歳からのもの。
同じダンサーでありながら、その出身母体は大きく違っております。
二つの頂きが並び立ったあの時代。
素晴らしい作品が数多く作られて行きました。
ジーンケリーとフレッド・アステアーの共演は少なくて、上記ご紹介した映像は貴重です。
仲が良かったというよりは、二人とも尊敬しあっていた存在。
「フレッド・アステアーがダンス界のケーリー・グラントだとしたら、私はダンス界のマーロン・ブランド」
ジーン・ケリーがこう話しております。
酔漢が「フレッド・アステアー」ならでは!
一押しのシーンが上記です。
「ロイヤル・ウエディング」1951年の作品です。
全くのNGなし。一発で決めております。
この上半身の間の取り方が彼らしい、独特の癖です。もう本当に泣けてきます!
細見な身体が大きく見えるような切れのあるダンス。
真骨頂です。
ジーン・ケリーとの対比でもって、フレッド・アステアーもご紹介いたしましたが、優劣をつけるものではございません。
実は、昨日、帰宅途中にジーン・ケリーを思い出したからなのです。
春の雨は冷たく、昨日は夜半にかけての本降り。桜も見事に散っておりました。
傘の上には、桜の花びらが無数に降りかかってまいります。
そう、雨の中、傘をさして歩いておりました。
頭の中に浮かんだあの名曲。
やはり・・・・これ!
映画のストーリーをご紹介するまでもないでしょう。
このMGM全盛のミュージカル映画は、最もポピュラーな映画として多くの人々から絶賛されております。
そして共演者の見事までのダンス。
撮影当日、ジーン・ケリーは38℃の熱がありました。しかしながら、雨を降らせるという特殊な撮影の為、使えるスタジオこの日のこの場所だけ。
ジーン・ケリーは、高熱をおして撮影に挑んでおります。
そしてもう一人。
友人役の「ドナルド・オコナー」は、脇役ながら、素晴らしいダンスを披露させてます。
酔漢流に訳いたしますと「Make them laugh」を「笑いやがれ!」とするところです。
流石に、1歳からコメディアン一家の一員として育ったことだけのことがございます。
終生脇役を貫いてります。
相手役の「デビー・レノルズ」も素晴らしい。
その娘の方が、有名ではあります「キャリー・フィッシャー」です。
「スター・ウォーズのレイア」と言えば皆様お分かり頂けるかと思います。
そのお母さん。
3人の共演場面「good morning」は酔漢が一番好きなナンバーです。
今日は全国的に荒れ模様のお天気。
昨夜もそう。
桜の花は、雨に打たれて最後に散ってしまいましょう。
帰宅、傘をたたもうとしてふと手を止めてしまいました。
何気ない、色気もない灰色の傘にピンクのドットが綺麗に並んでおりました。
しばし、自分の傘を眺めておりました。
ほろ酔い。
風呂に入りながら「Singing in the Rain」を口ずさんでおりました。
「ジーン・ケリー」と「フレッド・アステアー」の比較で盛り上がりました。覚えてる?
君は「フレッドが一番」と言ってたんだ。
さて、君の言う通り。
そした「生身の人間の全身映画」が少なくなってきている。
あのフレッド・アステアーのダンスなんて、今では簡単にCGにしちゃうでしょ。役者の求められる資質も変化したんだね。これは寂しいし、憂いている部分。
それにしてもこの映画の封切りは、私も酔漢さんも生まれる前ですが、お互いに映画館のスクリーンで観ているでしょ?かつてあった名画座や自主上映会などのおかげですよね。そういったものが減って行き、映画を家のテレビで観る事が増えたのは寂しい限りです。そのせいか映画での芝居はバストアップばかりになり、表情をつくれば上手いと言われ、身体性が感じられない。そんな気がします。
今年の桜は早かったですね。
なんちゃんは?
一人の時とか歌っていそう!
と、勝手に想像しております。
とはいえ、お風呂の中での独唱は英語のようですが・・・。
一雨ごとに、季節が移りゆくこの頃です。
わが染井村の桜並木も、間もなく葉桜になりつつあります。