月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

追慕一時

2012年09月11日 21時05分14秒 | 仏々相念(住職日記)

世話になったのよ~・・・

 

ご縁をいただいてお参りさせていただくと「えっ、なぜこの方が・・・」って時があります。

もう大体、御門徒の続き柄など分かっているつもりなのですが・・・

まだまだ・・・

 

「今更ながらすいません。オバサン、御当家とどういうご関係になるんですか?」

「血縁はないんですけど、この方にはお世話になってね~。」

「あ~、それで!優しいお婆ちゃんでしたもんね!」

するとお婆ちゃんの娘さんが、

「ウチが商売してたから母をほったらかしにしていたのでこの方が面倒みてくれていたんよ!」

 

血縁がなくてもこういやってお参り下さる。

お婆ちゃんを慕い、懐かしまれながら座って下さる。

仏縁って有難いな~って思ったことです。

 

もし、お二人が心開き集うことがなかったら、今日のこの空気でのひと時もなかったのでしょう・・・

仏さまに向かうことも・・・

手を合わせることも・・・

お念仏申させていただくことも・・・

愚痴を言う一時になっていたことでしょう。

 

皆が皆、仏さまのおはたらきをいただいて生かさせていただいています。

ず~っと包まれながら生かさせていただいている。

 

そんな日常であることに気付きたいですね。

 

お昼にこれから年末にかけての予定と睨めっこ・・・

ウトウトっとした時に夢を見ました。

懐かしい法友のご縁の夢・・・

皆が集うのです、「お~、久しぶり!」

そいつの声も久しぶりに聞きました・・・

 

あ~・・・

目覚めるとまだ生きているコイツがいました。