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月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

お花の声のはなし

2011年05月07日 21時40分20秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

夕方、子どもたちが遊びに来てくれました。

いつものように、本気モードでおにごっこをして・・・

ひとやすみしがてら、花壇の手入れをお手伝いしてもらいました。

色とりどりのパンジーが花ざかりです。

どんどんの花が咲くように、花がらを摘んでいきます。

花の終わったもの、種になったものを摘んでいきますが、

時々、きれいなお花も摘んでしまうことがあります。

「あ~、きれいなの摘んでしも~た~。どうしよう・・・」

としょげるKちゃんに

「しかたないよ~、瓶にでも挿してあげようかね~。お花にごめんね~って言ったら・・・」

「え~、お花は話が聞こえるんですか~?」

「う~ん、お花もお野菜もきれいな音楽を聞かせて育てると、きれいに咲いたり、美味しくなったりするらしいよ。だから、きっと聞こえるんじゃないかな!」

「へ~、そうなん~」

とKちゃん、納得!

そうね、お花とだってお話ができるよね・・・

 

すると、となりにいたNちゃんが

「あ~、それ、思いこみらしいですよ~。テレビで言ってました~。こうなったらいいな~って思ってるから他のよりおいしく感じられるみたいですよ~」

・・・・・・・

そうなんですか・・・・

そうかもしれませんね・・・

人間の浅はかな思いを

純心に咲くお花たちはどう聞いてくれているんでしょうね・・・

わたしたちには、お花の声が聞こえているのでしょうか・・・

 

さあさ、お手伝いしてくれたお礼に・・・

「アイス食べますか~?」

「は~い!」

手入れされたパンジーが心なしかしゃっきりして見えた夕方でした。