1997年の東電OL殺害事件の再審公判が開かれ、検察側が「マイナリさんは無罪」とする意見書を陳述して結審、
11月7日午前10時半からの公判で、無罪判決が言い渡されることとなりました。
検察側が無罪を認めたのは、被害者の爪の付着物のDNA型鑑定で、被害者の体内に残されていた精液と同一型の第三者のDNA型が検出されたことが理由だそうです。
どうして、被害者の体内の精液や現場に残された体毛、そして爪の付着物のDNA型鑑定の結果が今ころになって出てくるのか? なぜ、もっと早くに調べなかったのか?
検察官手持ち証拠の全面開示がなされない限り、無罪方向の証拠は隠されてしまいます。
検察側意見書は、「マイナリさん以外のものが犯人の可能性を否定できず、現段階では有罪と認められない」 と、犯人とすることに合理的な疑いは残るものの、犯人である可能性に未練を残した意見となっているそうです。
往生際が悪い。
この事件が起こったのは1997年(平成9年)、今から15年前
その頃から今まで、マイナリさんは自由を奪われ、日本で犯罪者として拘束されていました。
マイナリさんの今日のコメント
「無実のであるのに人生の大切な時間を失いました。」
本当にそのとおりです。
失われた時間を取り戻すことは出来ません。
15年前、私はまだ弁護士ではなく、司法試験に受かって司法修習生になった年でした。
そのころ、みなさんは何をしていましたか?