弁護士辻孝司オフィシャルブログ

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「加害者臨床」出版されました! 2012.12.25

2012-12-25 17:30:10 | インポート

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クリスマスプレゼント!ではありませんが、本日、

立命館大学大学院文学研究科の廣井亮一教授「加害者臨床」(日本評論社)が発刊されました。

   

私も、「弁護士からみた加害者ー刑事裁判における加害者像の位置づけとその変化」という表題で、一部を執筆しています。

   

私の執筆部分では、これまで刑事裁判では、犯罪につながる動機や背景、加害者の人格特性などは十分に解明されてこなかった、もっとも、それでも犯罪となる行為とその結果が明確であれば、それを基準として判決をすることが許されていたし、必ずしも、被告人に特別に不利益になることもなかった。

    

ところが、裁判員裁判になって、裁判員が動機や背景、加害者の人格特性に注目して判決をするようになり、そこで共感が生まれれば刑が軽くなり、反発が生じれば刑が重くなるというという傾向が出てきた。

   

そこで、弁護人としては、動機や背景、加害者の人格特性を法廷で解明し、裁判員の共感を得る努力をしなければならない。
そのためには、臨床心理士との協働による情状心理鑑定が重要になってくるだろう。

  

といったことを、これまでに関わった刑事裁判の経験に触れながら執筆しています。

   

他の執筆陣は、龍谷大学の浜井浩一教授、成城大学の指宿信教授など、とてもお世話になっている先生方もおられます。

詳しくはこちら。  http://www.nippyo.co.jp/book/6123.html 

   

専門家向けの本ですが、私の執筆部分はできるだけわかりやすく書いたつもりですので、ぜひ、読んでみてください。

    

   


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1 コメント

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辻先生 (草柳 和之)
2014-06-15 22:42:18
辻先生


突然のメールを差し上げまして、大変失礼いたします。
私、大東文化大学にて非常勤講師をしております草柳 和之と申します。
今回、「加害者臨床」の著作を知り、ブログのホームページを知りまして、投稿いたしました。

当方は、20年以上、カウンセリング・心理臨床の分野の仕事に携わり、開業臨床に携わるとともに、長年いくつかの大学にて非常勤講師として、学生にこの分野を教えてきました。最近の15年ほどは、DV・性暴力の被害/加害の問題に力を尽くし、多数の本を執筆し、夥しい学会発表を行、講演・研修依頼に応じてまいりました。
特に、DV加害者に対する有効な心理療法の理論構築、面接スキルの整備、更生プログラムの運用法の実践と研究に最も力を入れてきました。
一方、カウンセリングという個の援助だけでなく、面接室の外へ出て、専門職の立場から、社会の差別が精神的健康を損なうという側面を切り捨てず、DV問題を中心にして、「人間に対する残酷な行いをいかになくすか」という目的のため、アドヴォカシー活動も展開してきました。

先生が当方と共通の分野に取り組んでおられることを知り、少なからざる関心をもち、失礼ながらあいさつ代わりといたしまして、
《東京加害者臨床研究会:第2 回例会》のご案内をいたしたく存じます。
http://danjo.city.kashiwa.lg.jp/joho/kouza_event/images_kouza/2014.08.07_toukyoukagaisya2.pdf
なお、「加害者臨床」という言葉を創案したのは、この案内にある通り、当方でありまして、ぜひ草柳和之の存在をお見知りおき下さるようお願いいたします。


最近書いた論文もお送りしたいと考えました。
草柳和之「DV加害者更生プログラム-体系化された加害者の心理療法序論」
『こころの科学No.172,2013.11』(日本評論社)
ですが、
よろしければ先生からメールをお送り下されば、PDFファイルでお送りします。

また、機会ありましたら
・当方のプロフィールにつきましては
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/Staff%20Profile%20page.htm

・当方の著作につきましては
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/Book%20page.htm

・当方の講演や研修活動につきましては
http://www5e.biglobe.ne.jp/~m-s-c/Request%20of%20Lecture%20page.htm

をご参照下さい。

当方は日本犯罪心理学会など、いくつもの学会の会員でもありますが、学会など、何らかの機会に先生とお目にかかることができましたら、幸いでございます。
よろしくお願い申し上げます。

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