岡山弁護士会主催のシンポジウムにパネリストの一人として出演しました。
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メインゲストは芥川賞作家の平野啓一郎氏です。
京都大学法学部在学中に『日蝕』(1998年)で芥川賞を受賞され、以後も、多くの作品を執筆されています。
昨年は、「空腹を満たしなさい」がNHKでドラマ化され、また、「ある男」が妻夫木聡主演で映画化されました。
映画「ある男」は日本アカデミー賞の13部門で優秀賞を受賞しています。
そんな平野氏ですが、死刑についても問題意識を持っておられて、「死刑について」という本を出しておられます。
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ということで、平野氏に講演して頂いた後、学者と弁護士も交えてパネルディスカッションをするということになり、甲南大学の笹倉香奈教授と私がパネリストとして参加してきました。
芥川賞作家と一緒に登壇できるという身に余る光栄な機会をいただきました。
(証拠の写真です!)
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平野氏の講演では、もともと死刑存置派だった自分が、死刑廃止に考えが変わっていったことについて話されました。
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パネルディスカッションでは、世界における死刑廃止の動向、えん罪の問題、犯罪被害者支援と死刑廃止、弁護士会として死刑廃止に取り組むべきことなどについて、
学者(研究者)、弁護士、平野氏が、それぞれの立場から話をしました。
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会場参加者とYoutubeでの配信視聴者で400名以上の方にご覧いただけたようです。
3月には袴田事件の高裁決定も出る見込みになっています。
死刑は、その人の存在そのものを消し去ってしまうという刑罰です。
えん罪(犯人でない人を犯人とする、量刑を判断する上での事実を誤認するなど)によって、無実の人、死刑になるべきでない人に、死刑を執行することは決して許されません。
神ではない人間がやる刑事裁判、「人」が死刑にすべきか否かを判断します。
最後は「人」が判断する以上、どんなに刑事司法制度を改善したとしても、完全に100パーセント間違いのない裁判はあり得ません。
死刑制度が存在している限り、間違って死刑になってしまう人が必ず出てきてしまいます。
人の命を奪った犯罪者は命を持って償うべきだという考えに立つとしても、死刑になるべきでない人が間違って死刑になってしまうことは許せないはずです。
刑事司法制度としては、刑罰として死刑制度を維持していくことは無理であると言わざるを得ません。
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せっかく岡山を訪れたので、翌朝、早起きして岡山城と後楽園を周回してランニングしてきました。
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お土産は、やっぱり「きびだんご」
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