伯爵家のアイシス

今週のダウントンアビーで、アイシスの病が明らかにされた。


前回からの伏線で想像はついていたけれど、
診断結果が伯爵からみんなに伝えられるシーンは、
例えドラマの中でのことでも、つい感情移入してしまう。



ドラマの中で伯爵以外の人たちは
一応残念そうな様子を見せるけれど、
自分のことで精一杯で、犬の生死は客観視できることのようだった。

でも伯爵だけは、娘の重大な秘密にも気付かない、
大事な会食にも出席したくない、というほど気持ちが塞ぐことなのだ。
後で秘密が明らかになった時に、
「あの時はアイシスのことに気を取られていたから」と、
アイシスのせいにされちゃうんだろうな〜と思っているけど。


でも、伯爵のアイシスの最期を看取る気持ちには、
深い愛情があることに間違いはないようだ。
伯爵夫人も、ふたりで寝室で看取りたいと進んで言うくらい、
アイシスを大事な家族と思っていることがうかがえた。




幸せだね、アイシス。
全員ではなくても、
心から愛してくれる人がいてくれて、
その人に見守られて旅立つことができるのだから。

百人百様、百犬百様、それぞれの別離があるけれど、
いづれにしても、必ずこの世での別れは訪れる。
幸せな思い出をたくさん持ってあちらへ送り出してもらえたら、
心強いんじゃないかなと思う。

突然この世を卒業していったつんちゃ。
つんちゃを大事に思っていた人たちに
心の準備をさせなかったのは、
悲しいくらいつんちゃがみんなを大好きだったからかもしれない。

甘えん坊でヘタレだとばかり思っていたけれど
じつはワタシよりずっとしっかりしていたのかも。

アイシスの出てくるシーンはもう、
タイトルが流れる冒頭だけになっちゃうなぁ。