VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

ピンクのレモン

2012-10-14 | 百日草(別れた友への思い)




ピンクの似合う女の子だった。
ピンク色のおなかをしていた。
ピンクがかった鼻の色だった。

名前はレモン。

パパとママに大切にされたお嬢ちゃまだった。

名付け親はレモン家のお姉ちゃん。
アガサ・クリスティー作品、名探偵ポアロの有能な秘書ミス・レモンからつけられたそうだ。
嫁いで、一緒には暮らしていなかった。
最後のときをお姉ちゃんに知らせなかったそうだ。
仕事を持つ忙しいお姉ちゃんがすぐに駆けつけることはできない。
辛い思いは少しでも先に延ばしたほうがいいから、とママは言う。
そういう愛情もあるのだと知った。
大切な存在だからこそ、そんな愛情も・・・。

今日、ラブ父さん・母さん、マフままと4人で、
レモン家を訪ね、”勝手にドッグラン”仲間のみんなからの思いを書いた色紙と写真、
そしてお花を届けてきた。

レモンが最後にパパと過ごした広いリビングで、
小さくなってしまったレモンと再会した。
具合が悪くなってからの様子は知らないので、
私の中のレモンの姿は
5月の遠足で会ったときの
元気なままで永久保存されている。

広いお宅の中には、レモンのために置かれていたベッドが何箇所もあったそうだ。
それを取り除くと、その空いた空間はそのまま、
パパとママの心の空きスペースとなってしまったようだった。
すぐに塞ぐには大きすぎる存在だと思う。

レモンぱぱがぽつりと言う。
「レモンがいないとね、朝、やることがなくってね~。
 ゴミ捨てなんかも、ペットシーツのゴミがないから軽くてね。」

失うということは、そういうことなのだと、
自分の日常生活の一部分をもぎ取られるような、
心にズシンとくるものがあった。

レモンの小さい頃の写真や、思い出の品を見せていただいた。
あどけなく天使のような子犬の写真をみると、
その後、アレルギーに苦しんで、
強い薬を使わずには抑えられないかゆみと戦い、
頑張りぬいたレモンが愛しくなる。

今はやっと、かゆみも痛みもないからだになって、
楽になれたかな。

9歳までみんなに付き合ってくれたレモンにかける言葉は
よくがんばったね、えらいねという他に見つからない。

8月1日に9歳になったばかりのレモンは
10月3日、静かに旅立った。

レモンぱぱが今治で見つけたレモンタオルをいただいた。


「レモ~~~ンっ!!!何してるのかな??」
レモン:草は食べてないよ。フォアグラを丼で大盛り、トリュフとキャビアを山盛りかけて。
レモンぱぱ:おお、さすがうちの子だ。


2012.5.27 泉自然公園にて



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スウィート10つんちゃの旅 <旅の宿>

2012-10-14 | お泊りミシュつン ガイド
2012年10月5日~10月7日、
つんちゃを迎えた日(2002年10月5日)から数えて10年目の記念旅行の
思い出の宿に選んだのは伊豆の河津にあるホテル四季の蔵

つんちゃのお世話係の慰安旅行が主たる目的だったので、
和食も洋食もおいしい料理を出してくれる宿にした。
温泉もあり、観光もでき、ものづくり体験あり、
つんちゃがお供してくれる貴重な慰安旅行となった。

でも、つんちゃにとっては、温泉プールは苦手なドボン式で
宿のまわりは坂だらけで、舗装路ばかり。
ドッグランはウッドデッキで、
土のトイレを求めてうろついた。
エレベーターなしの4階の部屋は駐車場を3階部分に確保してもらっても、
1階分は上り下りしなければならない。

今回はちょっと我慢の旅だった。
コンディションが好調なときで、
今しかできない旅かもしれないと思うと、貴重な記念旅行となった。

10歳を過ぎた今後はあまり無理をさせることはできなくなるだろう。
若いうち、体力のあるうちに遠出を経験しておいてよかった。
これからは移動時間の短い近場を宿に選ぶことになるので、
10周年の記念旅行が無事終えられたことは嬉しい。


四季の蔵でのつんちゃの足跡?





坂の上の宿。


つん:土がない~~~


つん:土がないと出るもんが・・・


つん:出えへんやんか・・・


つん:・・・。


つん:足の調子がええからな。


つん:健気にがんばる。


つん:しかし・・・


つん:階段攻めには参るわ。


つん:結局、土の場所がなかった・・・。



2本足の食事は立派なものだった。
朝食から生ハムやソーセージ。
魚の要望には別メニューを用意してもらった。


1人に出されるパンは3種類。
食べきれないことを前提としているのか、お持ち帰りの袋も用意してくれている。


つん:あ~~うちにもお持ち帰り袋、ドギーバッグっつーの、お願いします。


夜の食事、2日目はイタリアンをお願いしておいた。
秋味前菜盛り合わせ。


白いんげん豆とマグロのブレザオラ風サラダ/黒トリュフの香と共に


ブカティーニ アマトリチャーナ


ワタシのはサーモンのカルボナーラ


静岡産美味鶏のデザートワイン煮込み


ワタシのはイサキのグリル


ズッパイングレーゼ


カフェと菓子


つんちゃにもレストランのお味を。
昨日の和食のお店では牛フィレの野菜スープ煮込みだったので、
サーモンの黒トリュフをおすそ分けし、


2日目のこの日は豚バラ肉のポテト添え


食餌の最後に宿からこんなサービスが。


ぜんぜんいい子にしていなかった子にももらえるのだな。。。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つっきーの木