しきたり

毎度、ナイトウォークから帰ってくると行われるつんちゃの日常習慣とは？

以前にも書いた、「かっぱらい行為」である。
なぜナイトウォークの後だけなのか。
ごはんの有無によるためというのが最も有力な説である。
つまり、こうだ。
つんちゃの普段のお散歩は朝・夜２回。
朝は帰るとごはんを供される。
夜はすでに食べてから出かける。
このパターンで過ごすことがほとんどだった。
そのため、ナイトウォークから帰っても、何も出ない。
口寂しい。
つんちゃは考えた。
何か方法はないものか？

お風呂で足を洗い、タオルで拭く。
その後、私が手を洗ったりうがいをしたりしているそのわずかな時間が、
つんちゃの「おしごとタイム」なのだ。
ワタシの部屋に入り、かっぱらえるものを素早く物色し、
それを自分のケージに持ち入る。
その通過を大抵は母が目撃している。
そのユーモラスな姿は最高の娯楽である。
ちょっと咥えにくいものを選んだ場合は、
途中で落っこどさないか、
長いひも状のものがある場合は足を引っ掛けないか、
収穫物をなるべく上に掲げ、急ぐ姿は見モノである。
重いものだった場合は、運ぶのに苦労しているようで
道半ばで無念の捕縛ということもある。

昨夜は軽いものが手に入った。
まんまと陣地内に入り、ワタシが取り返しに来るのを待ち構えていた。

最初の頃は、持ち入ったものを食いちぎってしまったり、
飲み込む心配があったので、慌てて止めた。
しかし、今では心配はないとわかっているので、放置である。
しかし完全無視をすると、つんちゃに「悪い」。
一所懸命運んで行く姿を楽しませてもらっている「お代」として、
なにかしらをお支払いする。
つんちゃはそのわずかな興行収入で「しきたり」を守っている。

つん：高く買い取ってくれへんかにゃ～。

つん：もう一声

（陰の声：わけあり商品ですな・・・。）