にっぱち、だからでもないのだけど、これまで買い求めてきたCDの棚卸しをしよう。もとよりコレクション的買い方はしていないので、その時その時聴きたい作品を手にしてきたつもりなのだ。さらに、巷で使われるどことは言わないけれど「激レア盤」みたいなのが毎日のように溢れているのだから、何も急ぐことはなく、そんなレア盤に限らずいつでも手に入ると思えば随分と気が楽になるというもの。
つまり、オレ様の場合、棚卸しをすることで過去1年間に一度も聴いてない作品は同時に手放すこと。何かしらの「嗚呼、これ珍しいんだよね~」とか「あっ、これは誰それが参加してるから持っておこう」とか、誰もが唸らせるコルトレーンのインパルス盤はやはり持ってないと駄目なんだよな~、とか、なかには、もう少し寝かせておけば高く売れるかも、なんていう盤も5枚くらいあるのかもしれない。それらは一切保持する必要はないのだ。たとえば、コルトレーンならいつでもウニオンで手にすることができる。
現在何枚持っているのか分からない。多ければエライということでもない。仮に1000枚あったところで中身が濃いとは言い切れない。そこを半分の500枚にしたところで、一日一作品を聴いても365枚でしかない。残りの135枚を引き続き聴こうとすると同時に、その500枚が増え、700枚くらいになって1年で聴かなくなる作品が増えるだけのこと。えっ、買うペースを減らす? それもあるかもしれないけど、そこはやはり一枚でも多く聴きたいという衝動が強い。それでも、つつましく(せこく)せっせと安い盤を求めているだけのこと。まぁ、そんなこんなで半期に一度のリセットが必要なんだということ。