
ここで頻繁に出てくる買い物日記ではときになんでそんな高いものを、と思われるかと思う。もちろん、一般的にみてのこと。たとえば、iPod用にと15000円也のインナーイヤーフォンを買った。オーディオも一般的にみたらよく頑張ったネ、と言われるかもしれない。バランス悪いけど。テレビは地デジ&液晶テレビだけど、まだVHSテープで録画してる。えっ、ここに載せてる画像は一体何を使ってるの? と問われれば、大ベストセラーにして名機の誉れ高いコニカのBig Mini Fでありんす。壊れたら、またオークションで探すのだ。身に付ける衣類に至ってはほとんどがリサイクル品である。
そんななかにあって、台所の調理器具をいいもので揃えたいという気持ちは古くからあった。一級品とまではいかないけれど、そこそこにいい物で固めたいと常々思っている。それじゃ、ひとつづつ買い揃えていけばなのだけど、驚く事なかれ、ワタクシがトーキョーで一人暮らしを始めた時から使っている器具が少なからずあるのだ。20数年を経てなお現役にして不自由を感じることはない。あるいは、百均とかフリーマーケットで見つけたワンコイン以下の器具とかも長年使い続けている。50円で買ったペッパーミルは10年近い。
結局のところ買い直しするにしても、近場で適当な物を買ってそれで十分に間に合っているということ。それでも、思い付くのは柄にもなくワインオープナーでちょっといいものを手にしたいいうことかな。いや、使う喜びは別にして、手にする喜びより手にしたいと思う夢想を抱くことの喜びが実は具合がいいのかもしれない。