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taroのさすらい日記

日々思ったこと、見たこと、感じたこと、そして写真と音楽のことなど

4年振りの再会、そしてクロモリ

2006-02-26 09:40:24 | bicycle

 某所にてC君と約4年振りの偶然の再会を果たす。
 イギリスのorangeという、スィートピンクのイカしたハードテイルMTBがボクの視界に入ってくると同時に、そのMTBもスピードダウンする。それでも、ボクはまだMTBばかり見ていて、ボクの目の前に止まって先方が挨拶するまで全然気付かないでいた。ようやくに、眼と眼が合っても多分SPYあたりのお似合いのクリア・サングラスをしていて、すぐに声をかけられても気付かなかった。そして、あの時の・・・、と切り出されて、ボクはハッとなって記憶が鮮明に蘇ってきたのだ。
 今、C君と書いているけれど、名前までは思い出せず、当時のメモ帳を開いて調べたから。そして、何故メモ帳にあるのかというと、いつも一緒だったお二人のツゥーショットを撮ったことがあって、プリントが出来たら送るからと住所と名前を書いてもらったからだ。それも、今度いつ会えるか分からないからということだったと思う。結局は、その時が最後になって、しばらくしてボクは出来たプリントを郵送したのだった。
 
 その当時、自転車に熱中しはじめていたC君だった。ボクも自転車大好きだったから、いろんな話が会うたびに出来た。そんなC君が、突然都内でも有数の、それは専門にして本格という意味の自転車ショップで働くことになりそうだ、とのことを聞かされたときは、ほんとに驚いたもので、また、そのことがあまりにも懐かしい。そして、その事の話しの続きが昨日ほぼ4年振りに再開したのだ。嬉しい! 聞けば、3年ほど働いたという。今では、当然のごとく自分で組めるし、その事が楽しいという。専門工具がね、揃えようとすると大変なんです、と言うが、ボクにすれば、あまりにも羨ましい! 
 orange以外にも、それはそれはとんでもないMTBを2台持っているとのこと。そして、その2台はブランド名からして多分アルミだと思うのだけれど、C君のorangeがそうであるように、クロモリがいいという。ボクの経験でも、クロモリが一番と思っていて、その言葉を聞くと、ボクは無条件で安心してしまうのだ。
 それは、このボクが何かを言える立場じゃないけれど、C君の自転車好きは間違いないな、と。

ピンクのピスト車

2006-01-18 08:19:34 | bicycle

 自転車、大好きです。
 なんですが、遠ざかること数年経ちます。それは写真の撮り始めとほぼ時を同じくであります。ですから、乗ることは無くなり、当時アッセンブルを施したMTB2台(96年のGT Zaskar LEと日本の名フレーム、Otake号)はそのまんまの状態で放置されてます。その分、異常なまでに見ること、観察することの感覚が鋭くなっているかも知れません。スナップ中でも、気になるバイクを見つけると立ち止まって観察します。それも、前方15メートル付近で察知すること少なくありません。バリバリ最新で高級パーツてんこ盛りのバイクも悪くないんですが、もっともそのようなバイクはまず街中で見ることは稀ですけど、ちょっと古いけど今だにその魅力色あせないフレームに、ワタクシは釘付けになるのであります。まったく知らない方から見れば、それこそかなりフェティッシュな状況が満点ではないでしょうか。怪しさという点でも、実にスレスレでしょう。
 特に、惹かれるのが90年代中頃までのKLEINであるとか、稀代の名フレームであるところのRitcheyであるとか、です。P-20とかP-23に出会った時には悶絶もんであります。しかも、必ずと言っていいほど派手さを極力抑えたパーツのアッセンブルと相まって、ボクはアタマがクラクラするのであります。或いは、ヨクジョ~すると言ってもいいでしょう(爆)。KLEINを別として、スリムなクロモリ・フレームにぞっこんであります。そして、ここにもヴィンテージの世界がしっかりと存在するものと確信するのですが。どうなんでしょうか。
 そこに、もう一つ惹かれるものとして、颯爽と駆けめぐるバイクメッセンジャーズの世界があります。ワタクシ、東京生活のなかで自転車との付き合いがあと5年早く、そしてメッセンジャーズもまたその黎明期が5年早かったならば、間違いなくメッセンジャーズの仕事をやっていたかも知れません。たしか、都内でのメッセンジャーズがその世界で注目され始めたのが95年頃ではなかったでしょうか。今でこそ、メジャーになった感はあろうかと思います。彼らの走る姿もさることながら、彼らの実車こそ、また違った意味で惚れ惚れするのであります。高いフレームも見かけますが、実用という点と耐久、消耗というギリギリのところで使い込まれた実車には何とも言えない魅力を感じるのであります。趣味の点からみたら、こんな廉価版がと思う実車でも、その精悍な魅力は素晴らしいです。そんな、ワタクシのバイク観察なんでありますが、ロードもMTBも文句なしですけれど、ピンクのピスト車を見た昨日こそ、しかも綺麗なペダリングで乗りこなす女性のメッセンジャーズに久々の感動を受けたのであります。カッコええ~。

ランス、7連覇達成!

2005-07-25 07:33:54 | bicycle
 
 おめでとう、ランス!
 ランスの7連覇で幕を閉じた今年のツール・ド・フランス。ボクは録画しておきながら、まだ見ていないステージが残っていて、しかもスカパー! でもなければ、J-Sports3が見られないCATV契約だから、全レースの半分も見ていないことになるけれど、ランスの偉業は、もはや神の領域に踏み込んでしまったと思う。とにかくレース中の彼の表情、何というのか人間離れした雰囲気を感じるのだ。神懸かり、といったらオーバーだろうか。もちろん、ランス個人の実力もさることながら、いろんな要素がすべて複雑に絡み合って成り立つレースだかこそ、チームそのもののポテンシャルが高く尚かつレースに勝つチームプレイが前提となるのに、そういった総合力においてもチーム、ディスカバリーチャンネルはずば抜けていた。ボクが見た限りでも、ランスの存在そのものが引いてしまう気分が少なくなく、もう開幕する前に未踏の7連覇達成という伝説が出来上がっている、と思わせるような雰囲気が少なからずあったのではないだろうか。これから、彼の偉業にはあらゆる賞賛の声が寄せられるだろうし、永遠に記憶として残る。
 でも、その引いてしまう心理のなかに、ボクならずとももう一つのグランツールであるジロ・デ・イタリアの存在を無視することは出来ないはずだ。願わくば、ジロの優勝があればこそ、ボクは連覇という偉業のまえに覇者というステータスが、それは過去の偉大なるチャンピオン達が掴んだ栄光と同じように、ランスにも相応しいのだと思う。