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taroのさすらい日記

日々思ったこと、見たこと、感じたこと、そして写真と音楽のことなど

ブラームス・チクルス

2009-10-18 09:17:16 | music

 昨夜はすみだトリフォニーホールでジョナサン・ノット指揮~バンベルク交響楽団によるブラームス・チクルス第一夜を聴いてきた。演目は交響曲第1番と第4番である。ここで何か書けるような資格はないけれど、ボクのiTunesにあるプレイリスト、ブラームスにはいくつかのピアノコンチェルトとともにブルーノ・ワルター、カラヤン、ジェームス・レヴィン、カール・ベーム、ヴォルフガング・サヴァリッシュといった著名な指揮者による交響曲が収まっている。最初に聴いたときから虜になった。もちろん、ピアノコンチェルトも然りである。
 そして念願のブラームス初体験となった昨夜。最初の一音が鳴った瞬間から何か憧れに初めて接する興奮を覚えた。そんな生演奏初体験だからというバイアスを差し引いても、一流の演奏を生で聴く幸せはカラダ全体が祝祭的になってある種のカタルシスに陥ってしまうのであった。そして、この二つは重厚にして華麗、繊細のなかに躍動感が宿る完璧な曲とでもいうのだろうか。クラシカルであることの揺るぎない価値を生という響きのなかで酔いしれ、と同時に演者とともに息づいていることの快活さを感じるとき言葉にならない快感を味わうのであった。

5星ブラウズ

2009-10-15 07:37:00 | music

 毎度の中古盤ハンティングにあって、ジャズは問題ないのだけど、ロックに至っては時々アタマが混乱錯乱して何を選んでいいのか分からなくなるときがある。ときに、国内盤の帯にあるキャッチを買う時の目安にして輸入盤を買うのだけど、それで何度外れてきたことか。そんな失敗を重ねれば、普通なら店頭への回数、買い込んだ枚数が増えるに従って知識が蓄積するのではなく、毎回その都度リセットされるような塩梅なのだ。とにかく、沢山の種類、バージョンがありすぎることによって生じる混乱とでもいえるのか。だから、今回のリマスター盤が発売になるまで一切店頭を無視してきたビートルズだとそんな要らぬストレスとは無縁になる。
 そこで有効なのはアマゾンでの5星ブラウズじゃないだろうか。ロックの名盤と呼ばれる作品をその星の数で見るとき、4星から5星の作品からそのページに盛り込まれてる情報をクリックしては密度ある作品を追いかけるというものだ。そこから得る目安を店頭に持ち込めば、少なくともこれまでの混乱錯乱から解放されると思う。それでも、クラシックという大きな壁が待っているのだが。

モヤモヤがっ!

2009-10-05 08:32:49 | music

 ここ数日、ココロのなかで何かがひっかかっていて終始気分がモヤっとしていた。今、それを紐解こうとググッてみたら、そのモヤモヤはいとも簡単に氷解してしまった。2009 東京インターナショナルオーディオショウが2,3,4日と有楽町の国際フォーラムで開催されていたのだった。行けたら行っていたかと思えば、それは怪しいのだけど、知っていたのと知らないでいた事の差がその気分の悪さだったのだからどうしようもないのであった。
 まっ、それにワタクシが行ったところで門外漢にも近いし縁のない世界には変わらず、そんな空気を味わったところでどうなるのでもないはず。ともあれ、期間中とても近いところに居ただけにとても残念でならない。

ダイエット

2009-10-01 07:21:26 | music

 虎視眈々と狙っているスピーカースタンド。想定内の予算であればいつでもポチッと行けるところまでようやく辿り着いた。長い長い道のりであった。
 その候補ともいうべきブツが少なくとも某店と何某店とアノ店にそれぞれ飾ってあって、訪れる度にその姿を拝見すれば、このオレに買ってくれと言っているような錯覚に陥る。もはや、ここに至っては至極簡単だ。売れてなければ買うだけのことである。もちろん、その場合、配送なんてことはしない。1個10キロとかあろうとも往復して持ち帰るつもりでいる。いざとなれば肩に担いで運ぶのだ。その方が絶対に格好いいはず!
 だけど、設置するためには相当なダイエットが必要だ。それも半端じゃない塊といっていい。それらがいかほどの額になるかは結果次第だけど、とにかく重い腰を上げて部屋のダイエットに取り組まなければならない。清掃して写真撮って説明文書いてオークションへアップロードする。時間がかかろうともコツコツとダイエットしていかなければ。

3作品で上がり

2009-09-29 08:31:13 | music

 今、手元にアマゾンで買ったBeatlesの「Revolver」とホワイトアルバムと呼ぶ「The Beatles」があり、ユニオン某店で見つけたGlenn Gouldの「Mozart / The Complete Piano Sonatas」(Sonny Classics SM4K 52627、4CD)がある。アマゾンでは2枚買うと10%引きで最も安く買える。Gouldのは3割引きとかで2千エンほどで買えた。
 そんな格安で見つけた満足感より、その内容でもって何というのか買い物が止まってしまっている。まっ、お金が無いということもあるけどネ。お腹いっぱいというか当分この3枚でいい、という気持ち。たとえ、お宝盤が、そして長年探し求めていた盤がビックリ価格で並んでいてもこの3枚でいいのだ、という塩梅。いや、そんな優等生的に澄ましていないで、いつもの衝動の流れを背負って店頭に立ったところで多分に惰性で探すことになるのだと思う。それなら無理に買わなければいいだけのこと。無論、一時的なものでありしばらくしたらどん欲に探し出すのだろうけど。

忙中音楽のみ

2009-09-20 07:37:25 | music

 いつものように朝Macを立ち上げ、しばらくするとアップデートのアイコンがコンコンと飛び跳ねる。またか、と思ってクリックするとiTunesのアップデートだ。今、ボクのOSに控えているアップデートは4個。着順でいうと一番古いセキュリティとJavaは速攻でクリックなのだけど、とりあえず後でとなってそのままなのである。そういえば、OSのメジャーアップデート、snow leopardが発売になってしばらく経つ。普通なら喜んで真っ先に買い求めていたのだろうけど、それこそ先日あったインナーイヤーフォンを買った時に買い求めて然るべきなのに、そんなもんは今どうでもいいのだ、といった具合なのである。
 日々のレアにして時間がないというなか、何はともあれ音楽を聴く環境と音楽ソフトのことばかり、という状態がほんとに続いている。普段以上に写真のことはお・ろ・そ・かであることはいうまでもないことに何ら自省の念すら湧かないことをあたかも真っ当な理由、いやこの場合いい訳としてズルズル温々と来ているのだ。写真な・ん・てより音楽聴いてるほうが全然楽しいっす、と日々のレアな繰り返しのなか今日もその気でいることはいうまでもないのであ~~~る。

夢中です

2009-09-19 07:38:31 | music

 シルバーウィークって何だ、ということでまったく関係ないワタクシはせめて音楽三昧に浸ろうと思う。それも、iPodで。昨日、触れた新しいインナーイヤーフォン、MONSTER CABLE ダイナミック型イヤフォン MH Beats IE by dr.dreはす・ば・ら・し・い。一か八かで選んだことはあながち見えない糸で結ばれてあったのか。その手の情報誌とか雑誌を見ない分、ダメ元でという素直な気持ちが幸いしたのか。そこを、デジモノ関係の情報誌やオーディオ系の本などで変な知識を得ていたならば、まったく違う本来的じゃない識眼で店頭を見ていたはず。
 過不足なく鳴るというか、低音良ければ全て良しという訳ではなく、過剰な低音は歪み、適正と思われる音が実にバランスよく鳴るのである。それと、演奏者の息づかい、楽器の操作音などこれまで聴くことがなかった音像が奥行き感とともに鮮明さを増して伝わってくるのだ。特に、ライブ盤が堪らない。これじゃスピーカーいらずだよ、とは言わないけれど、以前のと比べて格段の差でもって良く鳴ることに夢中なのである。メデタシメデタシ。
 *完実電気でのMONSTER

MH BEATS IE

2009-09-18 07:30:46 | music

 iPodからの音が突然断線。片側からしか出なくなる。お決まりのインナーイヤーフォンのピンジャック側の断線であった。あっけないくらいの終焉である。これを買い求めたのは昨年の8月だった。そのことはここで8月26日に触れている。コードが2分になるもので、延長コードを用いなければ、その短いコードでボクはシャツの胸ポケットにiPodを入れて聴くスタイルがほとんど。無意味にコードを出してバックに入れるなど邪魔だし、面倒なだけだ。その分、ピンジャック側の酷使は避けられない。それを承知で使っていたのだけど、たったの1年ではやはり言葉が出ない。
 仕方なく、それはスーツ姿のリーマンがネクタイを汚したとかで出勤途中買い求めるように、ボクはアキバのYバシカメラに駆け込んだ。すると、そこには試聴ブースがなく、ガラスケースに鎮座しているだけの図にガックリ。これじゃ、確かめようがない。聞けば、試聴は可能なのでどれを試したいか言ってくれという。まぁ、防犯上の処置なのだろうけど、沢山あるなかからじっくり選ぶ具合ではない。それと、驚いたのは国産メーカーの高級機が幅を利かせていると思いきや、意外にも海外物のボクの知らないブランドが沢山あったことだ。そして、見た目にも個性が伝わってくるのが嬉しい。
 フィット感と音質。この二つが満足できればいい。予算はちょっと奮発しようと思っていた。それはポイントがあるからだ。ついでながら、iMacを買って以来のお買い物でもあった。人気ナンバーワンとあるオーディオテクニカのとアメリカのしらないブランドを二つGケースから出してもらって、いざ試聴となるとその場で自分の携帯HDDプレーヤーで聞いてくれという。そうゆうことかと感じて、聴けばまったく駄目だったのがテクニカのもの。シャリシャリなのである。他の二つは案外悪くなかった。ただ、音が良くても耐久性に不安を感じる海外製という感覚はあって、無難な国産ものとの気持ちとは裏腹に、ほんとうは15個くらい試聴したかったのだけど、なんというか気合い一発みたいなノリのなか、最後にこれ、といって取り出してもらったのがモンスターケーブル社のMH BEATS IEだった。オレンジのフラット型コードは注目でしょう。これがまさに当たり。小躍りするどころか、飛び上がって万歳三唱である。値段? たしかに予算オーバーだけどポイント使えば払えるのだ。これまでのは、HDに取り込んだ音がそのままトレースしてる感じだったのが、耳のなかでオーディオが鳴っている感じなのである。低音が強調されてると思うけれど、iPodのEQをoffにすれば逆に録音の良し悪しさえ伝わってくる。iPodにある曲をランダムにかけると、これまで聞こえてなかった音像がくっきりと現れる。下品さしかなかったZZ TOPの音が上品に鳴るのである。マイルスのミュートは限り無く侘びしさが漂い、斎藤徹のベースは肉声になる。ニール・ヤングは囁き、ピート・タウンゼントのギターが踊り、ジミ・ヘンのそれは燃えるのである。ジョンとポールとジョージと林檎が遊んでいる。楽しくなるのである。それと、なんっうか、無骨なまでの造りからくる恐いまでの余裕。アメリカンの底力を感じるのであった。
 *アマゾン ちなみにYバシカメラは15000円です。
 

ビートルズ・リマスター盤顛末

2009-09-17 07:25:25 | music

 ビートルズのリマスター盤はもっか最大の関心事である。やはりモノラル盤で、という気持ちは強く、クレジットの締め後早々にモノラル盤BOXの輸入盤が残っているか店頭チェックするつもりでいたのだけど、わずか数分間だけのため夜の渋谷の鬱陶しい人ゴミ渦巻く地上へ出るという気合いはすでに無かった。それでなくとも、店頭を見る機会はあったのだけど、有ったらあったでカードで買うしかなく、そうしたところで支払い能力低下の今日日それができないから本当に我慢したのだった。それなら、先の発売初日に取り置きが可能であれば、それですべて上手く収まったことに気付いた時はすでに遅しであった。
 それにだ、わずか一週間かそこいらで限定とはいえ店頭から無くなるなんて世界のビートルズを支える側の所業とは到底思えず、許されるものではないと思うのはワタクシだけではないはず。たしか、アマゾンでのレビューに書かれてあったけど、モノラルのバラ売りが通常パッケージで登場することも十分あり得る、とか。それまで待つこともアリだろう。それに、そのBOX盤は表紙が白なのである。コレクターという側面はないから1年もしないで黄色く変色すること間違いなく、そのことだけに気を遣うなんてことは出来ないから買うことを躊躇う気持ちもなくはないのである。
 どうしたものかと。ここはひとつ、ステレオ・リマスターという新しい音の空気をたっぷりと味わいますか。

リマスター盤買う

2009-09-10 07:24:53 | music

 ビートルズのリマスター盤を買ってきた。渋谷にある二つの量販店を何度も行き来してはどんなモノかと品定めをした結果、それは未だ迷っているのだけど、やはりモノラル盤じゃないかということ。それと、タワーの渋谷店が質・量ともに圧倒的でステレオとモノの比較試聴が出来てとてもよかった。
 ところが、今回のリマスター盤、モノラル盤のばら売りはなく、限定BOXのみというのだから随分といい商売してるとしか言いようがない。そのモノラル盤はデビューアルバムの「プリーズ・プリーズ・ミー」から「ホワイト・アルバム」までで、輸入盤でも3万ちかいBOXは手がでない。でも、見ているとそのモノラル盤のBOXが一番売れてるような気がした。アマゾンでも輸入盤は取り扱い中止になっていたし、今見ると国内盤のそれはすでにプレミアム価格になっている。何故モノラル盤か、それは簡単なことで個人的に一番熱中して聴いた時の音に近いからだ。音の良し悪しではなく、また好みでもないと思う。
 仕方なく、今月の16日、それはクレジットカードの締め後にその輸入盤BOXが残っていたら買ってしまうかもしれないとの思いを残し、ステレオ盤のみの発売だった後期の作品から「Abbey Road」「Let It Be」を買ったという次第。もちろん、ボクにとってビートルズの初CDである。そして、聴けば忽ちの内にモノラルとかステレオとかがどうでもよくなり、歳を忘れて興奮するのである。ついでなら、アマゾンでは2枚買うと10%offとのことです!