今度、どこ登ろうかな?

山と山登りについての独り言

・中央アルプス 三ノ沢岳、宝剣岳、木曽駒ヶ岳

2012年09月02日 | 山登りの記録 2012

平成24年8月26日(日)27日(月) 
島田娘2,858m、三ノ沢岳2,846.5m、宝剣岳2,931m、中岳2,925m、木曽駒ヶ岳2,956.3m
伊那前岳2,883.4m

 今夏のアルプス登山はお盆休み直前を予定していたが、お天気のせいというより、天気予報のせいで流れてしまっていた。昨年登った北アの雲ノ平を巡る山々に登りたいが、それとはまた別に、中央アルプスの核心部辺りも短期速攻でと考えていた。木曽駒に登ったのが7年前で、その後数回中央アルプスには行っているが、普通なら最初に登る様な山がロープウェイ利用というネックがあって未登のままだったからだ。主稜線から離れた三ノ沢岳にも登りたいと考えたら、ロープウェイ利用も止むなしか…今回は2日日程で頂上の小屋に泊まり、人混みもちょっと我慢しての中央アルプス登山へ、25日の夕方に向かったのだった。
 高速を乗り継いで、夜10時過ぎには駒ヶ根高原・菅の台バスターミナルの駐車場に着いた。かなり広い駐車場には、今のところ3割程度しか車が見られない。直ぐにシュラフに半身を入れて仮眠とした。

 26日(日) 
 4時ごろから外はざわざわしている。バスが出るのは6時過ぎなのに、やはりここは観光地。5時くらいになってシュラフから出ると、もう早くもバス停に並んでいる人の姿がある。パンを食べて、ゆっくり支度をして5時半になるとバスの切符売り場が開いた。いつの間にか一杯になり始めている駐車場のあちこちから、ぞろぞろと小さなザックを背にした人々が集まってきた。先頭から20mくらいに延びている列に並んで切符を買うと、既に切符を買った人がバスに並ぶ列は50mくらい繋がっている。案内係のおじさんが、臨時バスは6時前に出ますよと言いながら歩いているが、結局最初のバスがやってきたのはほぼ6時くらいだった。

 並んでいる人は家族連れが多い。子供も結構いるが、デイパックに軽装よりは、最新の山ファッションに真新しいトレッキングシューズの人の方が多い。始発で行こうという人は、少なくとも木曽駒までは行こうというハイカーが多いようだ。それにしても、半ズボン(キュロットと言いたいのだろう)にタイツ、レンジャーの様な帽子を被っているのは、いわゆる山ガール(山おばちゃんも多い)はまだいいとしても、男の場合はどうも似合わない『間抜けな探検隊』みたいだ。流行だから仕方ないのか?山ファッションの商魂に乗せられているようで、近頃は山登りを始めるのも随分お金が掛かりそうだ。

 もっとも、ぼくが山登りを始めた頃、一昔前の先輩方はチロリアンハットにチェックのカッターシャツとニッカズボンで、これも当時としては形から入る最新の山ファッションだったのだろう。鋲靴(ナーゲル)はさすがにもう廃れていたので、裏だし牛革の重いビブラム底の靴が主流だった。ぼくの年代では、初めはニッカズボンも履いたけど、直ぐにスラックス型になって、どちらかというとスマートで機能的な山スタイルが定番になっていた。その分、ファッション性は薄い。ニッカズボンは最近また流行りそうな感じがする。半ズボンの次にはニッカズボンが復活しそうだ。そんなことはどうでも良いが…。

 6時くらいに最初のバスがやってきて、ぼくは2番目のバスに乗れた。全ての座席を埋めると発車する(補助椅子も使う)。ぐねぐねとした舗装路を、急カーブにあえいでバスは上る。真っ青な空は今日も暑くなりそうな感じだ。遥かに高く、一瞬宝剣岳が見えた。40分程でしらび平駅に着く。バスを降りると、そのままロープウェイに乗る列に並ぶ。8分毎にロープウェイが出て行くのだ。10分くらいしてロープウェイに乗れた。このロープウェイは結構な速度でぐんぐん急な山の斜面を上っていく。お決まりの『アルプスの大自然とかナントカ』のちょっと大げさなオハナシのアナウンスが流れている。車内の真ん中に押し込まれてしまったので、回りの景色は良く見えなかった。あれよあれよ、と思うまま、7時前には標高2,600mを越える千畳敷に着いてしまった。ロープウェイを降りると、もう東には雲海に頭を出した南アルプスの連嶺がシルエットになって、その奥には富士山が浮かんでいた。あっけないなあ。バスとロープウェイの乗り継ぎでトイレを我慢していたので、あわててまずはトイレに直行する。

 すっきりして、展望窓から外を見る。高山の景色は素晴らしいが、いきなり簡単にこうして着いてしまうと、少し有難みが薄く感じるのは、ぼくだけだろうか?ロープウェイ駅を出ると、おお、見飽きる程多くの写真で見知っている、宝剣岳を見上げる千畳敷カールの景色がどーんと目の前に姿を現したのだった。すげー。でも思っていたよりも、千畳敷カールって規模が小さくて狭い、箱庭の様な景色に見えた。北アの涸沢カールもそうだけど、実物は写真で見るよりもずっと小ぢんまりしている。その辺りが日本的なのだろう。日本離れした景色ながら、そこはやっぱり箱庭的な景色なのだった。

 その中央アルプスと書かれた大きな観光看板の前には、続々と後続のロープウェイで運ばれてくる人たちで賑やかだった。良く見ると、『中央アルプス県立公園・宝剣岳・千畳敷カール』と書いてある。中央アルプスって県立公園なんだ。北アルプスも南アルプスも国立公園だし、八ヶ岳だって国定公園なのに、ここが一格下の県立公園というのはちょっと意外な気がした。人ごみを避けて、早々に登り始める。祠の前を通って、両側をロープで仕切られた草付きの道を数人の人に続いてジグザグに、極楽平まで上りあげる。茶色いロープウェイ駅がどんどん小さくなっていくと、7時48分にハイマツに縁取られた花崗岩砂礫の極楽平に着いた。もうここは中央アルプスの主稜線で、右手に薄っぺらくなった宝剣岳が石を積み上げた角の様に見え、左手には檜尾岳を手前に、空木岳と南駒ケ岳が遠く高い。そして、正面はこれから向かう三ノ沢岳が突き立った緑の島のように見えていた。そして、その右手遠くには御嶽山が大きかった。

 まずは、その三ノ沢岳へではなく、直ぐ南にある島田娘のピークを踏んでくる。極楽平から一登りすると、花崗岩が畳状になった先が島田娘のピーク。特に名板等も無いが、ここからは一気に下って濁沢大峰の先には肩に避難小屋が見える檜尾岳と、更にその向こうに空木岳と南駒ケ岳が青く高い。足元の花崗岩脇にはヒメウスユキソウがぽつぽつ咲いている。三ノ沢岳はここからだと更に鋭角で尖って見えた。一旦下ってから登り返すのが結構きつそうだ。

 極楽平に戻り、更に宝剣岳方面に少し登ったところから三ノ沢岳への派生尾根が延びている。この周辺には宝剣から下ってきた人、あるいはこれから登る人、また三ノ沢岳にこれから向かう人などで賑わっていた。8時30分に遠い緑の島のように見える三ノ沢岳に向かって下り始める。いわゆる白砂青松といった花崗岩砂とハイマツが彩る気持ちのいい下りをどんどん降りていく。振り返れば、木曽駒から中岳・宝剣岳は一塊の高い壁になっていく。空は青く陽射しが強いので、決して暑くはないのだが、汗をかいてくる。最低鞍部付近は潅木が覆い気味で、ここからの登り返しは、ハイマツに岩混じりのジグザグした登りになる。もう三ノ沢岳の頂上付近は見えない。高く聳えている右手の急斜面と、左には小さなカール状の鞍部を挟んで花崗岩が幾つも角を出している派生ピークが見えている。花は少ないが、ウサギギクやタカネツメクサ、ハクサンボウフウや、穂になったチングルマ等が見られる。木曽駒頂上付近に前夜泊まったと思われる人たちと、登りになると随分すれ違うようになった。

 10時2分に三ノ沢岳山頂に着く。山頂の東側はハイマツの緩い傾斜になっているので、木曽駒方面の眺めは下部が隠れてしまう。途中の鞍部附近の方が眺めは良かった。ここから木曽谷方面を見下ろすと、急角度で落ち込んだ尾根の先に、懐かしい蕎麦粒岳が遥か下に見えていた。三等三角点がある山頂は狭いが、東側の直ぐ下は広々として平坦な花崗岩が幾重にも積み重なってお休み場に丁度良い。山頂は2,3人の人で一杯になる感じなので、広場状になった下の花崗岩のところで休んだ。50年くらい前の意味の良く分からない記念プレートが花崗岩に付けられていた。休んでいた50分くらいの間に、途中で抜いてきた7人くらいの人が次々にやってきたが、いたってここは静かだった。パンやお菓子を食べたりしてしばらく休み、10時54分に三ノ沢岳を後にする。引き返す途中で、これから登ろうとやってくる人は、ほとんど居なかった。

 鞍部からの登り返しは結構きつい。空は晴れているが、山にはガスがまとわり着くようになってくる。ロープウェイで2,600mまでいきなり上り、そのまま三ノ沢岳を往復したせいか、身体が重くて変に息が切れ、だるい感じがしている。軽い高山病の様になっているみたい。12時17分に三ノ沢岳分岐に戻ってくる。ここから、宝剣岳を越えて宝剣山荘に下る。

 宝剣岳への登りになると、花崗岩の岩登りになる。真新しいクサリや鉄の足場が付けられ、ルートもハッキリしているし、技術的には全く難しさは無い岩場だが、結構高度感のあるトコロもあって少しは緊張する。右を覗くとスパッと切れた足元に千畳敷カールとロープウェイ駅が小さく見えている。左は急峻に落ち込んだ岩溝が遥か下まで奈落の底の様で下は霧が巻いて見えない。宝剣岳になったら急に若者が多くなった。向こうから下ってくる人達も若い人が多い。というより、観光客がそのままここを登ってくるようで、スニーカー履きの人も多く、ここはやはり観光地なのだと再認識。宝剣岳山頂は狭い上に、人だかりがして休むことも出来ない。山頂の祠と山名標識の写真を撮って、そのまま下る。宝剣山荘への下りは、クサリ場も反対側よりずっと易しくて短いので、こちら側からは、ぞくぞくと人が登ってくる。

 宝剣山荘に下り、ここから木曽駒まで往復する。もうこの周辺は完全に観光地。老若男女入り混じり、千畳敷からの往復の人達が沢山居たが、それでもそんなに列になる程人が多い訳ではなく、この時間になると引き返していく人の方が多い。ロープウェイ駅のアナウンスが下から聞こえてくる、次のロープウェイに乗れる人の整理券のナンバーを放送している様だ。中岳へは遊歩道といった感じで、花崗岩と砂礫の道を緩く上り、13時20分に中岳山頂に着く。ここには石組みに囲まれた立派な石祠があった。ここで少し休憩してパンを食べる。中岳からは、一旦駒ケ岳頂上山荘に下ってから木曽駒に登り返す。頂上山荘前のテン場には2張りしかテントが見られなかった。山荘から緩く登って13時56分に木曽駒山頂に着いた。

 木曽駒山頂は7年振りだが、今日もこの時間になると、雲が視界を邪魔して遠くの眺めは無い。特に木曽方面は、直ぐ下の頂上木曽小屋の屋根くらいしか見えない。伊那方面は下の街も時々雲が切れて見えるが、山全体に雲がまとわり付き伊那前岳や中岳・宝剣岳くらいしか基本的には見えなくなっていた。木曽駒山頂には2つの祠と頂上標柱、一等三角点標石など沢山のものがある。頂上神社には狛犬もいた。入れ替わり人がやってくるが、もうそんなに多くは無かった。14時26分に木曽駒山頂を下り、再び中岳を越えて14時49分に宝剣山荘に入る。この時点では宿泊する人も少ないかと思われたが、最終的には100人程の宿泊客があった。

 2階の8人部屋(カイコ棚の上段)が割り当てられたが、その部屋は結局4人だけでゆったりスペースを確保できた。17時半の夕飯の時間まで、布団を敷いてとろとろと眠っていた。17時半に夕飯となる。エビフライがメインで、まあこんなものかという夕飯だった。夕飯を食べた後は、そのまま何もすることが無くて寝てしまった。

 27日(月) 
 少し暑く感じるくらいで、布団をはだけてだったが結構良く眠った。3時頃に一旦目が覚めた。また布団にくるまり、4時半に起きる。少しずつ空が明るくなってくる。また、今日も良く晴れている。5時過ぎに1階でカップラーメンの食事を済ませて、荷をまとめて5時10分に小屋を出る。ご来光を宝剣の上で見ようという人や、中岳の方に登っていく人も多い。伊那前岳と千畳敷への分岐で、丁度朝陽が宝剣に当たって来た。荘厳な日の出だ。赤い宝剣岳を背に伊那前岳に登っていく。伊那前岳山頂に至る道から、雲海に浮かぶ南アルプスや八ヶ岳、遠く北アルプスの景色を眺めながら、素晴らしい展望だった。勒銘石で少し荷を置いて眺めを楽しみ、また少し歩いて、三角点標石のある伊那前岳山頂でしばらく展望を楽しんだ。360度の大展望だった。しばらく休んでいたら、おばさんが一人空身でやってきて、ここが伊那前岳の山頂で間違いないかぼくに確認した。伊那前岳山頂には三角点しかなかった。

 6時半くらいまで伊那前岳山頂でゆっくりとして、そのままうどんや峠に向けて下る。途中、赤い祠と石碑が花崗岩の上に立つ八合目の砂礫の平坦地でも、更に下った七合目や、その下のハイマツの海に隠れた舟窪辺りまではずっと良い眺めが続いた。砂礫のあちこちにはチングルマが揺れていた。中央アルプスで始めて登った将棊頭山や茶臼山・行者岩のピークや、木曽駒に繋がる馬の背の山並が直ぐ北になだらかに連なる。馬の背の下の濃が池も見える。その稜線の向こうには、槍穂高連峰が青く遠い。東には雲海が広がって光り、八ヶ岳や頭だけ雲の上に出た浅間山等が遥かに見えていた。南アルプスも北の甲斐駒から深南部の池口岳辺りまでずらりと全山見渡せる。白峰南嶺辺りの稜線の向こうには富士山が頭を出していた。

 舟窪からはハイマツも終わり、樹林帯になる。急な下りは余り無く、緩くどんどん下っていく。小屋場とプレートが付けられたちょっとした平坦地を過ぎ、一丁ヶ池はきたない水溜りだった。下るに従って、少しずつ暑さが戻ってきた。鬱蒼としたシラビソの尾根になって、うどんや峠附近が最後の眺めになり、檜尾岳と空木岳が高く聳えて見えた。それを最後に急降下する。一下りした清水平で湧き出した冷たい水で顔を洗う。清水平からまた樹林をしばらく下ると、陽射しが暑い林道の蛇腹沢登山口に降り立つ。

 ここで、標識が反対側を指していたので、林道を反対に少し間違って歩いてしまった。藪に埋もれた林道がどんどん上っていくので怪しみ、地図で確認する。間違いに気づいて引き返し、暑い林道をまたしばらく下っていくと、登ってくる若い夫婦連れらしい2人とすれ違う。更にジグザグ林道をかなり下ると、下の道を走っているバスの音が聞こえた。10時17分に北御所登山口のバス停に降り立った。目の前を臨時バスが次々としらび平に向かって上って行く。バスの時刻表を見ると、間もなく下りのバスがやってくるようだ。ここから歩いて下るのも暑くて嫌だから、バスに乗って降りることにする。足元に荷を置くと直ぐにそのバスがやってきた。座席も空いていたので座れた。10時46分には夏の陽射しでムッとする菅の台バスターミナルに戻ってきた。これからバスでしらび平に向かおうとする観光客が乗り場に少し並んでいた。

 車で支度を済ませ、バスターミナルの直ぐ上の駒ヶ根名物ソースカツ丼の『明治亭登山口店』に寄る。日によっては、列になって2時間待ちもあるという。伊那のソースカツ丼はこれまで2回食べたが、ここのものも基本的には同じ様だ。キャベツの千切りが異様に多く、やはりソースだれはかなり甘みの強いものだった。カツはロースで分厚い。カツは旨かったが、なかなか御飯に辿り着かないキャベツの多さは??。どっちにしても、ソースカツ丼は、やはりぼくの地元のものが一番美味しいとあらためて感じた。味が洗練されているということで、一格上と思うのだが…モチロン好き好きですが。

 お腹一杯で、少し腹ごなししないと、とも思ったが、そのまま斜前の『こまくさの湯』に寄って入浴。露天風呂もゆったりして広さはまあまあだが、やはり塩素臭が少しするので評価は普通かなと思う。入浴後はさっぱりとして、駒ヶ根高原を後に降りる。ここは街に向かって道を下ると、直ぐに駒ヶ根ICなので、高速に乗り渋滞も無くすいすい帰って、午後3時半には家に着いてしまった。観光客と一緒だったミーハーな山だったが、アルプスをお気軽に楽しんでこられた。


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2 コメント

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ソースカツ丼ってカツ定食をどんぶりにしたもの (ノラ)
2012-09-02 18:27:08
あさぎまだらさん こんばんは。今日は天気不安定でしたが多少涼しかったですね。中央アルプスって県立公園だったのですか?国立公園と勘違いしてました。宝剣岳にスニーカーで登ってくるとは。雨が降ったらどうするんでしょうね。その時は登らないのかな?山ガールの姿はめったに見ませんが冬に中央線沿線に行くとたまに見かけます。最新式ファッション?あの姿でジョギングしている人は見かけますね。ウォーキングしている人は見ませんね。でもツクバ100kmにはいますね。
中央アルプスは一番お手軽に3000mに近づけるのかな、乗鞍もありましたね。この景色はアルプスならではですね。やはり行きたくなります。
写真のソースかつ丼はカツ定食のどんぶり物なんですね。まだ食べたことないんです。桐生も有名なんですか?
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中央アルプスとソースカツ丼 (あさぎまだら)
2012-09-02 20:39:38
ノラさんこんばんは。
中央アルプスが県立公園というのは意外でした。
エリアは狭いですが、貴重な動植物など自然保護の重要性からいえば、南北アルプスや八ヶ岳に劣らないと思います。一説には御嶽山と共に木曽檜の産地であるため国立・国定公園として指定していないというものもあります。御嶽山も県立公園です。
宝剣岳は観光地でした。クサリ場は宝剣山荘側は短くて容易ですが、北の極楽平側は技術面では容易でも高度感があるので事故も多いようです。滑ったらオシマイといったところですから…。ぼくが登った時みたいに天気が良いと、そのまま登ってくる人が多いみたいです。ちょっと軽はずみな若者も沢山見ました。まあ、自己責任でしょうから、滑ったらオシマイですけどね。
ソースカツ丼は日本各地で発祥の地争いがあるようです。カツをソースダレに潜らせて御飯に載せただけの単純な食べ物ですから、却ってシンプルさから優劣が付きそうですが、長野県では駒ヶ根と伊那が元祖を譲らず、それぞれに発祥の地を争っています。ぼく的には、長野県のものは少し甘すぎるのと、千切りキャベツの上に載せるのが、ちょっと違和感があります。福井や会津でもソースカツ丼はあります。ぼくの地元では御飯の上にソースダレを潜らせたヒレカツを直接載せるのですが、タレに潜らせたにもかかわらず、カツがかりっとしっかりしているのが他とは違います。カツは衣がしんなりしてしまうと美味しくないと思うので、子供の頃からこういうソースカツ丼が普通だったぼくからすると、他のものはみんなちょっと違うなと思うわけです。
地域の食文化でしょうね。今度こちらにいらっしゃったら食べてみてください。
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