Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

こんな店が地元にあるということ、感謝

2008-10-13 18:38:51 | つぶやき
 「やってしまった」と思うのは意外に小さいことだったりする。そんな小さいことをそう言えるだけ、わたしは平和だということなのかもしれない。プリンターのインクがしばらく前になくなってしまって、印刷ができなかった。「そのうち」と思っていたが、必要に駆られないとなかなか買わないものなのだ。ということでインクを買いに出かけたわけであるが、基本的に目的はインクのみ。さし当たって必要なものはそのくらい。PC関連の消耗品となれば、普通はそうした専門大型店が浮かぶ。このあたりならヤマダ電気やエイデンといった店になるが、それ以外にも汎用品ならホームセンターなどでも売っている。今や地元のマチにある電気屋さんにそんなものは並んでいない。そうしたところもマチの電気屋さんが消滅していく理由かもしれない。ようは大型店でなければ「無い」という具合に意識している。

 ということで、とりあえず近在のホームセンターへ向かう。隣町にあるホームセンターまで久しぶりに車を走らせる。たかがインクを買うだけに久しぶりに車を動かすなんていうのも、なんともいえない行動でありしっくりこない。約7.5kmだから往復すればわたしの車だと280円ほどかかる。いちいちこんな計算をしてみると、それほど遠いわけではないが、けっこう車代がかかっていることに気がつく。これがヤマダ電機とかエイデンといった大型店になると、近い店で片道15.2km、往復車代は550円くらいになる。もちろん遠いから時間も要す。一応店ではインクだけ買ってもバカらしいと思い、少し店内を歩いて気になる棚を物色するが、真新しいわたしの気を引くような品物はない。もともとインクだけのつもりで出向いたものだから、あまり無理やり物を買おうなどとは思わず店を後にした。ここで使ったお金1050円である。

 これだけで家まで帰ったら本当に「もったいない」と思って、久しぶりに地元のマチの小規模のホームセンターに寄る。以前にも触れたことがあるが、「すまいる」というこの店、なかなか面白いものを置いている。かつて大型のチェーン店が席巻するまでは、けっこう小さな町に小さなホームセンターのような何でも屋があったものだ。このあたりなら飯島町の「マルタ」もそうだが、今はその店はなく、後継店として「トマト」という店があるが、ここで紹介する「すまいる」ほど楽しくはない。久しぶりに寄ってみてまたまた「へー、こんなものも売っているんだ」と気がつく。なにより冒頭の「やってしまった」と思ったのは、ここでもインクを売っている。今まで意識したことがなかったので目に入っていなかったのだろう。さらに購入した店より安いのだ。これは見事なショックである。約4.9kmだから往復車代は180円、商品は確か1020円代だから130円くらい安い。マジに用途を考えて何ならどこで売っているくらいは記憶(記録)しておいた方が良い、とつくづく思ったものだ。もちろんそこではインクを買わなかったが、あらためて「お見事」と言わざるをえないことがいくつかあった。

 先日飯田市内の文房具屋を久しぶりに訪れてシャーボを一本買った。まだ新商品と言っていたが、MITSUBISHIのジェットストリームというボールペンのマルチタイプのもので、スリムボディーのシルキーなペンである。わたしはこうした筆記具を衝動買いすることが多い。定価は一本700円+消費税である。これは定価でまけてはくれない。そういう店なのだ。それでもよそには無いものを売っているので時折訪れる。おそらく棚に並べている店は伊那谷には他には無いと思っているからだ。ところがである。「すまいる」にそのペンが並んでいるのである。価格は600円を割っている。確実に言えることは、こんなペンを並べている店は、伊那谷では前述の飯田市内にある「キング堂」と駒ヶ根市の「森文具店」、そしてこの店だけだと思う。店にいると子ども達が目立つように、きっと昔の文房具屋さんのような雰囲気がこの店にはある。こんな懐かしい店は、おそらく伊那谷中探しても他に無い。とくに子ども達のお楽しみ番組みたいな店はなおさらである。

 なかなかの発見であったが、この店では「ボールペン型のり」というTOMBOWの製品を一本144円で購入した。これもまた今までにはなかったもので、地元にこういう店があるということは誇らしいのと、もっと利用してほしいと思うばかりだ。
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