“濡れ衣” はまさに正論

アパグループが 「真の近現代史観」 というテーマで募集した懸賞論文で、田母神俊雄航空幕僚長の 「日本は侵略国家であったのか」 という論文が最優秀賞を受賞した。

◇ アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集 (アパグループ)

これを受け航空幕僚長は職を解かれる事となった訳だが、読んでみると全くの正論であり、なんら非難されるべきものではないのだ。

日本が戦犯であると決め付けた 「東京裁判」 はまさに濡れ衣であり、また、多くのアジア諸国が当時の日本の行動を賞賛していたのは事実なのである。

「日本政府の公式見解と異なる」 として航空幕僚長は更迭されたが、公式見解と個人見解が異なって問題だという事は無い筈だ。言論・思想の自由は日本国憲法で保障されている。(もっとも、現在の日本政府の公式見解というのはあの日本国家史上最悪の糞見解である 「村山談話」 が基になっているのだが。)

それこそ 「日本こそ侵略者！日本こそ戦犯！」 と信じて止まない “左翼”・“サヨク”・“リベラリスト” が常日頃口を揃えて主張する、言論・思想の自由である。

さて、その論文の要旨は以下の通りである。(Yahoo! ニュース/産経新聞より抜粋)

正論の塊である。まずはあの立場でこれを発表した勇気を讃えたい。

一、わが国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したといわれるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も、条約に基づいたものだ。日本は１９世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めたが、相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。 　一、わが国は中国で和平を追求したが、その都度、蒋介石に裏切られた。蒋介石はコミンテルンに動かされていた。わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者だ。 　一、１９２８年の張作霖列車爆破事件も少なくとも日本軍がやったとは断定できなくなった。（文献によれば）コミンテルンの仕業という説が強まっている。 　一、満州帝国の人口は成立当初からなぜ爆発的に増えたのか。それは満州が豊かで治安が良かったからだ。侵略といわれるような行為が行われるところに人が集まるわけはない。 　一、日本が中国大陸などに侵略したため、日米戦争に突入し敗戦を迎えたといわれるが、これも今では日本を戦争に引きずり込むために、米国によって慎重に仕掛けられたわなであったことが判明している。米国もコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルという米国の公式文書がある。 　一、東京裁判は戦争の責任をすべて日本に押し付けようとしたものだ。そのマインドコントロールはなおも日本人を惑わせている。 　一、自衛隊は領域警備もできない。集団的自衛権も行使できない。武器使用の制約が多い。このマインドコントロールから解放されない限り、わが国は自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。 　一、日本軍の軍紀が厳正だったことは多くの外国人の証言にもある。わが国が侵略国家だったというのは正にぬれぎぬだ。

なお、この件は NHK ニュースで特に大きく取り上げられているが、NHK はかねてから “左翼・サヨクの巣窟” と呼ばれている。報道機関として、公共放送として信じ難い体たらくなのだ。

ここの報道、ドキュメンタリーはおおむねその影響を受けていると考えて良いだろう。慎重に吟味して観ないといけない。