登記もろもろ覚え書

司法書士の覚え書き

オンラインによる本人確認情報の提供

2012-08-06 | Weblog

今までは、本人確認情報を書面で作成し(職印を押印)、
職印証明書を添付して申請していましたが、
今回初めてオンラインによる提供に挑戦しました。

ポイントは、司法書士会連合会の発行によるセコムパスポート
(電子証明書)によって、一般文書?に電子署名をし、
それがオンライン申請において添付情報として認められるか、
ということです。

【手順】
1.ワープロで本人確認情報を作成しプリントアウト
2.免許証等の身分証明書をコピー
3.1と2をあわせてスキャンしてPDFファイルとしてパソコンに取り込む
4.アクロバットを介して電子署名
5.申請用総合ソフトに取り込む(ファイル添付)

※アクロバットで「ファイルを結合」すれば、
プリントアウトをする必要はないですね。
しかしここはあえて紙にして保存しておきたい・・・

「Adobe Acrobat 5.0〜8.xは,
アドビシステムズ社によるサポートが終了しているため,
登記・供託オンライン申請システムにおいては,
推奨できません」とありましたが、
とりあえず手持ちのacrobat8 Standardを使ってみました。
・・・それしか持っていないので・・


※Signed PDFを用いてPDFファイルに電子署名すると、
「この製品では検証できません(ode=0x3f100001)」
というエラーコードがでて、さらに
電子署名にも「完全性が不明です」と表示されますが
その点については、なにやら問題ないという報告があるので
スルーしました。

(完全性が検証できないもので申請しなければならないということが
一番の懸念材料です。印鑑証明書に「この印鑑証明書は証明書として
不適格な場合があります」と書いてあるようなものだ。
デジタルなことに不知であるが故に取り扱いが適当になっているようで、
危険を感じざるを得ない。
うまくいかなければ書面で出し直せるので、今回は強気にいきます)





(後日談)
なんとか補正もなく登記完了しました。





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