登記もろもろ覚え書

司法書士の覚え書き

料金不足の郵便

2012-03-01 | Weblog
地方の市役所に、郵送で名称地番変更の証明書を請求したところ、
3日後に返送用封筒が事務所のポストに投函されたわけであるが、
「料金が10円足りません」というお知らせのハガキがついていた。

2名分の証明書2枚の重さで計算していたところ、
住居表示の変更もあったらしくて、4枚になってしまったのだ。

不足分の切手を払うか、もしくは、受け取りを拒否するか?
を選択しろという。
こちらとしては、自分で返信用の切手を貼って請求しているのであるから
差出人に戻されてしまっては元も子もなく、
100%受け取りを拒否するはずはないのであるが、
それを知ってか知らでか、配達員はただポストに入れるだけで
料金を回収しないで帰ってしまったわけであり
今時珍しい信用商売だなあと思ってしまった。
実際、このような料金不足の切手代というのは回収できているのだろうか?
郵便物を受け取った後で、いちいち
10円を支払いに郵便局(ポストでも可)まで行くだろうか?

※私は、行った。


ところで、当事務所では
戸籍などの証明書を郵便で請求する場合、
枚数や重量がどのくらいになるか見当が付かないために
返信用封筒の切手を多めに貼っているのであるが、
上記のような取扱をしてくれるのであれば、
あとで不足分を払えばよいのであるから
あまり気を遣う必要がないことになる。

そこで少し調べてみたら、次のような感じらしいことがわかった。


1 差出人の住所地の管内の郵便局で料金不足が発覚

(1)差出人の住所氏名が分かる場合

→差出人に返送して、切手を貼って再び出してもらう(市役所に戻ってしまいアウト)

(2)差出人の住所氏名が分からない場合

→受取人に配達して、不足分を受取人に払ってもらう(こちらに配達されセーフ)


2 差出人の住所地の管内の郵便局以外で料金不足が発覚

→受取人に配達して、不足分を受取人に払ってもらう(こちらに配達されセーフ)




さらに!

不足分が100円未満の場合は、そのまま配達され(今回の場合)、
不足分が100円以上の場合あるいは、全く切手が貼っていない場合は
直接受取人に手渡しで配達され、受け取る場合は、
その場で現金又は切手で支払う(郵便局の信用は90円までということか・・)


【結論】
市役所が戸籍等を郵便で送る場合、
差出人が不明であるということはありえない。
したがって、切手不足がどこで発覚するかがポイントである。
いったい郵便局はどこで重量をチェックしているのだろうか?
普通に考えると最初に引き受けた郵便局だと思うのだが・・
いずれにしても、料金受取人払いという郵便サービスが有料で用意されている以上、
切手を全く貼らない場合や、明らかに切手不足の場合は、
差出地の郵便局が容赦なく発見して、差出人に送り返してしまうだろう。
というよりも、相手方市役所から切手が足りないと言って来るにちがいない。
多少の切手不足なら何とかなるかも・・というレベルか。







3 コメント

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Unknown (京都守護職)
2012-03-05 16:03:08
返送用封筒の切手下部辺りに、「不足分着払」とでも記載すれば、100円以上不足していても配達してくれますよ。

多めに貼るなんて、もったいない。
Unknown (Unknown)
2012-03-08 14:50:30
教えていただきありがとうございます。
以前から釈然としなかったところなのですが
今後は、「不足分着払」制度?を
利用させていただくことにします!
Unknown (hydroxychloroquine sulfate 200 mg oral tablet)
2021-07-21 09:56:24
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