やさしい気持ちで創るやきもの 陶芸 京都 吉田正和 ブログ

京都で陶芸・やきものを学び、その魅力を多くの人へ
朝日焼陶芸教室南船場講師
卜深庵(官休庵)にて茶の湯を学んでいます

感無量

2005-03-30 23:47:03 | 陶・やきもの
窯出しの日です。

なんともいえない、ワクワク感。
朝からというか、焼き終わってすぐからというか、焼いている途中も待ち遠しくてたまらない。
待ちに待った窯出し。

到着してみると、窯から台車が出され、すぐに器が見れる状態でした。
「いい感じで焼き上がってるのがあるよ!」
なんて言葉を耳にしながら、見てみました。
それが自分のかはさておいても、うれしいものです。
あちこちに置かせていただいていたので、あちらでパシャ!こちらでパシャ!
カメラを片手にうろうろしてました。

しばらくして、上から順番に作品、ツクや棚板などを順に取って行くお手伝い。
できることは少しですが、精一杯勉強させていただきました。

ワークショップの参加者が作成したものをまとめて並べ、記念撮影。
なんだか、家に帰ってからも写真を見ましたが、圧巻ですね。
けっこうたくさん並んでいます。
頑張った甲斐がありましたね。
こんなにすばらしい場を提供してくださいまして、本当にありがとうございました。
それと参加者のみなさんおつかれさまでした。

お昼には、打ち上げを兼ねてお食事会。
そして一番のお気に入りの茶碗にて、お茶をいただきました。
まさに感無量です。
茶碗の中に入ったお茶。
言葉にして伝えるのはとても難しいのですが、なんとも言えない調和感。
飲んでしまうのを忘れてしばらく見ていました。

技術レベルではまだまだですが、これからの自分にとって
とてもすばらしい何かを手にすることができました。
それと、この世界でもっとがんばってみたいと思いました。
まだまだ、お金をもらえるようなレベルではないですが、
今自分が持つ力(陶芸だけでなく)を育てて行くことも含め、
お世話になった方々に恩返しをして行けたらと思います。


ワークショップの記事はもう少し待ってね ---> yossan.net



2005-03-29 11:39:54 | 陶・やきもの
火の色って何色を想像しますか?

昨日から、今日の未明まで窯焚き本番でした。
薪を運んだり、実際に挿し木用の穴から投げ入れたりして、
一日窯焚きをお手伝いさせていただきました。
普段見たことがない、とても美しく輝く炎を見ることが出来ました。

確かに付きっきりで、火の様子を見ながら、窯の温度を下げないようにするなど
大変なものですが、それがとても魅力です。
マイコン制御の電気釜しか知らないものにとっては、勉強することばかりです。
これが「やきもの」っていうんだなと思いました。
手がかかるというよりも、ひとつひとつ自分の手で育て行く様な感じを受けました。
これまで頑張って、水挽きや削りなどをして育ててきた器が、
本当にうまく焼けますようにと、とても強い思い入れを持ちました。

温度計だけでなく、炎の色の変化、音、匂いなど体で感じるものがとても多く、
単に規則的にできるようなものはない奥の深さ。
温度を薪半分単位で調整するなど、きめ細かい心遣いを感じました。
そんな気持ちが、あんなにすばらしい物をつくり出すんだな・・・

これを知ってしまうと、他では物足りなくなるでしょうね。


やきものを伝えたい ---> yossan.net

あたごさん

2005-03-28 03:33:06 | 陶・やきもの
愛宕山へ登って来ました。

知ってますか?
標高924メートルで、京都の西側に位置します。


 「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕山へは月まいり」


と謡(うた)われるように古くから厚く信仰されています。
本殿は標高924メートルの愛宕山頂にあり、
火や土の神様が祀られており、窯がうまくいきますようにお願いしてきました。
毎年、7月31日に登ると千日参りと言い、この日にお参りすると千回の参詣を
したことと同じと信じられたそうです。

山登りというのは、ほんと久しぶりのことです。
京都に住んでおり、良くその容姿は拝見していたものの、初めて登りました。
日曜日は天気も暑過ぎず、寒過ぎずで気持ち良かったです。
道も整備されていますしね。

たくさんの人と行き違いながら、声を交わす。
そんなことがとても気持ち良い。
これが山登りの楽しさです。
山小屋でアルバイトしていた頃が懐かしですね。


山と陶芸の関係? ---> yossan.net

2005-03-26 01:40:39 | 陶・やきもの
作品に釉薬をかけました。


手前が伊羅保釉で、奥が月白釉です。
それと、鹿背釉の計3種類です。
これが焼き上がると、また色を変えるんですね。
楽しみです。

釉がけは、学校でも練習したり、絵付けの際の透明釉をなんどもかけていますが、
今回はちと違います。
と言うのも、透明は釉がかかっていることを目立たせないのがポイントですが、
これらの釉はいかに掛けるか、いかに流すかがポイントです。
ただ、そうは思ってもすぐには切り替えられないですし、
それこそ60個という数を掛け終わって、まだこれからと言っても良いくらい。
それぞれに個性があるので、ただ掛けるという作業も
混ぜながら様子を見つつ、「ドボン」と浸ける時間などいろいろ頭の中を駆け巡ります。
頭のなかでは、ああだこおだとぐるぐる考えたりもするのですが、
手はなかなかついてきません。
ただ、そうは言いながらも自分でやるってことは良い勉強ですね。

ほんとに楽しい毎日です。



こんなやきものいかがですか ---> yossan.net

感動

2005-03-24 23:15:36 | 陶・やきもの
今朝、焼き上がりました。

昨日の夕方に窯詰めした器たちです。
湯呑みが24個に茶碗が14個です。
何が「感動」って思いますか?

そう、自分で轆轤で挽いた器が初めて焼き上がったのです。
まだ素焼きですがね。
それでも、ひとつのしっかりとした形になったんやなと。
朝はまだこの器たちも熱く、軍手を通してしっかりと温もりが伝わって来ました。
しみじみ。

今までやってきたモノづくりとはまた違う、でもできた時ははしゃぎたくなる気持ち。
それは同じだな。


やきもの情報発信中
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さすが

2005-03-24 08:34:44 | 陶・やきもの
今朝の気になったこと、二つ目です。

駅前の電話ボックス。
鳳凰が見えます。
なんだか面白いなぁと。
どれくらいの人が気付くのかな。

それと、ちょっと足をのばして世界遺産の宇治上神社へ。
平等院とともに宇治にある世界文化遺産です。
静かでいい雰囲気です。

平等院鳳凰堂は今年の八月まで改修工事中です。


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ヒリヒリ

2005-03-23 08:18:46 | 陶・やきもの
昨日作った茶入?です。

今朝は指先がとても敏感になっています。
昨日頑張って道具作りをしたときに、爪や指をガリッと何度もやってしまいましたから。
朝に食べているトースターのパンも熱さ倍増。
両手の人差し指と親指というのは何をするにも大事ですね。

一昨日は階段から滑り落ち、踵を強打したり、昨日の帰りは二駅乗り過ごしたりと、どんくさいこともしてますが、仕事はきっちりしていきます。

作陶に関する情報はこちらでも
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着々と

2005-03-22 22:57:05 | 陶・やきもの
仕上がり分です。

しっかり乾かして、素焼きします。
学校では絵付けの授業で書いたものしか焼いたことがないので、待ちどおしいです。
水曜日の予定です。

今日は、茶入の道具を作りました。
細かくて、数が多くかなり大変でした。
柄ゴテは一輪挿しでも作りましたが、小さいとそれはそれで大変ですね。
目標の午前中をはるかにこえてしまいました。
昼休み明けには、先生に見本をみせていただき、早く作りたい気持ちでいっぱいに。
結局、夕方スタートになりました。
画像は明日のお楽しみに。


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太陽

2005-03-22 19:38:36 | 陶・やきもの
昨日はホント、いい天気でした。

外を歩けば気持ち良く、ふとんを干せばフカフカに、器たちもご覧のように、しっかり日の光をうけています。
かなり驚くいたのは、朝に水挽した器がその日のうちに削れる状態になったことです。
学校では天気というよりエアコンを気にします。
天気のほうが不安定に感じますが、やっぱりいいですね。


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茶碗

2005-03-21 08:25:15 | 陶・やきもの
茶碗って聞くと?

ついつい「お」をつけたくなりませんか。
私はお茶碗をまず想像しました。
でも、なぜお茶碗でごはんを食べるのかなとふと考えてしまいました。
湯呑みといいながらお茶を飲み、茶碗といいながらごはんをいれる。
昔はそうだったんでしょうね。

さて、水引きの調子ですが、これまたある程度の形は出来るものの、そこから先へ行くのがかなり難しいです。
先生に直接教えていただいたりするのですが、そう簡単にはいかないですね、もちろん。
でも常に意識はしていたいですね。
形を思い、作っていくことで少しでも良くしていけると思います。

手前の5個は、試行錯誤しながら、たくさんつぶしつつ作ったものです。
奥の7個は、茶碗の削りを間に挟んだ後水引きしたものです。
こちらは次々できました。
学校ではへらの形に合わせてビシッと行くのみですが、今はコテを巧みにあやつり、見本の茶碗のラインを見ながら引いています。
どちらも難しさと、それならでは魅力がありますね。


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ひなたぼっこ

2005-03-21 08:04:05 | 陶・やきもの
ぽかぽか。


乾かしています。
数としてはそこそこなんですが、ロスもあり気持ちとしてはもう少しやりたいですね。
昨日は茶碗の削りもやりましたが、守りがちゃんとできて削るとホントに気持ち良く、かつ早く削れます。
慣れたのもあると思うんですがね。
うーん、もう少し水引きしたいな。

ちなみにプロパンガスのボンベの上です。


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不思議なもの

2005-03-20 08:29:20 | 陶・やきもの
花灯路へ行ってきました。

私は初めて行きましたが、なかなか風情があっていいもんですね。
少し寒かったんですが、灯がほのかな暖かさを醸し出していました。

あまりに出来がひどいと行く気にもなれないのですが、夕方ごろから気持ちよく削れるようになりました。
練習と思い、割り切って作ったものがいくつかあり、結局は積み重ねかなと思います。
あと10個で全部を削り終えます。
今日で完成させます。

昨日のメインは茶碗でした。
道具づくりと講義、そして実演と多くのことを学びました。
ホント価値ある一日でした。
昨日は、7個できましたので、今日はその倍を目標にします。


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削り

2005-03-18 19:58:58 | 陶・やきもの
削れない・・・

今朝は、削りの道具を習いました。
三種ですが、どれも初めて。
昼少し前までかかりましたが、出来たあとはすぐに水引きをしました。
昨日の経験もあり、19個作って、いざ削りへ。
かなりタイトなスケジュールを意識し、頑張って乾かしたのですがこれが裏目に。
なんと、槍ガンナは柔らかめがいいらしい。
確認しなかったのも悪いんだけど。
実際に削っていくと、それ以上にカンナの刃の入る角度が掴めない。
すると、ひっかかってパァになるという悪循環もあり大変でした。
なにせ自分が作ったものが、削りきれないという気にになったりも。
今までの使いなれたカンナを使う?
などと考えながら、やってます。
これまでのカンナをある程度使いこなせるのにかかった時間を考えてみてもわかることだけど。
掴めるものは、なんでも掴んで帰りたい。

明日は早くも次の課題を習います。


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自分の力

2005-03-18 01:00:39 | 陶・やきもの
ワークショップ開始です。


緊張の朝でした。
実際、行ってみるといい人との出会い、そして素晴らしい環境。
話を聞いたりするなかで学ぶことがホント多いです。
聞いて覚えるというのではなく、感じるきっかけづくりのような気がします。
モノ作りの工程は普段と変わらないのですが、土の固さ、土取りの量、柄ゴテを使う点、緊張感。
こうしたものがあいまって、最初は大変でした。
言いかえれば、普段からもっと緊張感なんかを感じないといけないのかな。
ご覧のように数はそこそこあるように見えますが、まだまだです。
ただし、この湯呑みは実質明日に完成させないといけません。
厳しいのはわかっているのだけど、やり遂げたい!
そんな気持ちでいっぱいです。


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