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やさしい気持ちで創るやきもの 陶芸 京都 吉田正和 ブログ

京都で陶芸・やきものを学び、その魅力を多くの人へ
朝日焼陶芸教室南船場講師
卜深庵(官休庵)にて茶の湯を学んでいます

山鉾巡行2012

2012-07-18 23:44:55 | 祭・祇園祭
今年の山鉾巡行報告。


今年の担当は放下鉾でした。

天気は少し前の週間天気予報では、少し心配していましたが、快晴でした。
しかも暑い。
昔の人はこの日あたりで、梅雨があけることを知っていたのでは?と思うほど、
毎年ちゃんと梅雨があけます。


リーダー、サブリーダーは6時すぎには集合しておりますので、
5時過ぎに起きまして、始発2本目で集合場所へ。
とにかく晴れて気持ちいい朝でした。

担当鉾のご町内へ到着してからは、出席確認やお借りする服の案内などをしつつ、
時間まで比較的ゆっくり。
最後は少し慌てましたが。
時計を身につけていないので、時間のことはあまり覚えておりません。

記念写真を撮影後、ご町内の方から注意事項をお聞きし、
そしてスタート。
まずは、ご町内のスタート地点ということで、実は後ろ(北へ)に下がります。
そして、南の四条通りへ。
33基のうちの21番目の巡行で、四条烏丸前などは少し待ち時間がありましたが、
水分補給もさせていただいたり、少しの風もあり、どうにか大丈夫。

くじ改めやKBS京都の中継箇所の前を抜けて、四条河原町の辻回し。
家に帰ってからTVを見たのですが、ここで少しテレビに写っていました。

放下鉾の前の鉾は鶏鉾だったのですが、四条河原町以降、結構前の方に行ってしまい、
ほぼノンストップで新町御池まで。
50名で曳いているものの、今年はとても重く、本当に重くなかなか大変でした。
新町御池ではご町内へ帰る順で少々順番の入れ替えが起こるのですが、
なんと今年から大船鉾の後となることに。
炎天下の中、30分以上の待ちが発生するのはこれまた大変でしたが、
それまでに使い切った力を少し回復させて、最後の新町を頑張って曳きました。
ここはただでさえ、狭い道を両サイド電柱などが迫り来る、
曳いている方もドキドキします。

暑くて、重くてなかなか大変でしたが、やはり鉾ならではの醍醐味。
今年も満喫できた山鉾巡行でした。



今年の祇園祭

2012-06-07 01:09:21 | 祭・祇園祭
今年の祇園祭の仕事はご覧の鉾となりました。

数年前の画像ですが、鉾先でわかります?
放下鉾という鉾で、巡行順は21番目(くじ取らず)です。

今年はこの鉾のサブリーダーとして、50名の曳き手がまとまるよう頑張ります。

京都新聞では長刀鉾のお稚児さんが福寿園の副社長さんのお子さんになったとか。
朝日焼窯元のすぐお向かいが福寿園宇治茶工房なので、いろいろとご縁もあります。


さて、話しを戻し、放下鉾。
この鉾は稚児人形が三光丸といい、お人形さんでありながら、稚児舞をします。
曳きながらじっくりと見たいと思います。
生き稚児は現在、長刀鉾だけですが、この放下鉾が、昭和4(1929)年に稚児人形に替えるまでは、
二つだったのですね。
祇園祭ではちょっと前の話が、すぐ何十年や100年以上前のことだったりします。
今年は、大船鉾が唐櫃で巡行復帰(142年ぶり)という話や
後祭が140年前の巡行順復活となり、橋弁慶山が後祭の先頭を行きます。

そう、変わらないようで常に変わり続ける。

毎年変わらないのは7月17日であることくらいでしょうか。
決して当たり前ではなく、今年の仕事を、そして出逢いを大切にお手伝いさせていただく。
単に曳くだけではない、いろんな想い、歴史の重み、人が繋いできたものを感じながら、
今年も四条、河原町、御池、新町を歩きたいと思います。
 

大船鉾

2011-10-31 20:06:14 | 祭・祇園祭
わざわざといえば、確かに。

ヨドバシカメラの北東の角にある、
大船鉾を見に行ってきました。

店の中にあるのかと勝手に思っていましたが、
ヨドバシカメラを一旦出て、外から。
展示してある場所は、少し掘り下げた場所で、
高い位置から入って、階段を下りてから鉾の周りをぐるっと歩けます。

車輪と土台の木は菊水鉾が昔使っていたものをとのことでしたが、
後は全て真新しい木ばかり。
ほとんどが焼けてなくなってしまっていることを思うと、
本当にすごいことです。
船鉾よりはやはり少し大きい印象でした。

装飾品などを含めるとどれほどたくさんのものが必要なのか。
果てしない気もしますが、一歩ずつ。
3年後くらいには巡行に参加しているのでしょうか。
是非、曳いてみたいものです。

出陣の鉾と、凱旋の鉾が揃って、
ますます魅力的な巡行となりますように。



山鉾巡行のご報告

2011-07-21 10:17:18 | 祭・祇園祭
とてもいい天気でした。
宵山なども全く夕立にもあわず、写真でもご覧頂けるきれいな澄んだ空。

翌日が台風の影響で雨になったことを思うと、本当にありがたい天気でした。


さて、今年担当の「油天神山」は全体の6番目。
山四番のくじでした。

当日は少し早めに家を出ました。
6時過ぎに曳き手ボランティアのリーダー、サブリーダーの朝の集まりに参加しまして、
そこからほぼ一番遠い、油天神山のご町内へ。

着るものはほぼ例年と同じ。
わらじも履き慣れました。
今年も裸足でわらじ。
それ自体は問題ないのですが、日射しが思いがけない事に。

9時に長刀鉾が四条烏丸をスタート。
鉾が止まっている位置から少しバックしてスタートします。
各山鉾も四条烏丸へどんどん集まってきます。

今年は山の左前で巡行に参加しました。
暑かったのは笠があるので少しは軽減されるものの、やはりいつもより暑い感じでした。
たまに涼しい風があったもののなかなか厳しい日でした。
しかもアスファルトがとても熱く、わらじの先に、はみ出る指先がアスファルトに
触れるので、歩きにくかったです。

ご覧頂くかたもたくさんでしたので、人の波の中を歩いています。






天神さんと梅、牛などの装飾も見られる山です。




たくさんの方の中を、京都の真ん中の道を歩くのはとても気持ちよかったです。
今年も変わらず、お手伝いできたことがとてもうれしかったです。

また来年も元気に参加できますことを願って。

宵々山

2011-07-15 23:55:47 | 祭・祇園祭


金曜日、宵々山へ。

今日のスタートはいつもと違い、烏丸五条。
地下鉄五条駅を上がると、何もありません。
そう、そこからスタート。

北へ上がり、後は次のような感じ。

 今日のルート

  保昌山、白楽天山、岩戸山、木賊山、太子山、油天神山、芦刈山、伯牙山、船鉾

露店のない所がほとんどで歩きやすく、
昔ながらのご町内のおまつりといった感じが強く、ほのぼのしています。
屏風を飾っているお家も多く、結構満足できました。


ようやく自分の出番を実感しつつあるのか、やっぱりないのか。
まだ、日曜日にあの場所にいるのが不思議な感じです。

今年の仕事

2011-07-02 15:26:10 | 祭・祇園祭
7月に入り、祇園祭が始まりました。

あまり知られていませんが、7月まるまる一ヵ月間あるお祭りです。

昨日は吉符入り。
そして、今日はくじ取り式。
市役所の市議会議場でくじを引くってこともなかなかおもしろいことですよね。

巡行の際のバランスなどで毎年変わらない順番の山鉾もありますが、
今年の私の担当は、そうではないので楽しみことのひとつでした。

 山一番は霰天神山

と見た時に、一瞬おっと思ってしまいましたが、そうではなく。


 今年は油天神山を担当します。


函谷鉾の雄大な姿ときれいな見送りを見ながら、
後ろには去年お世話になった四条傘鉾の子供たちのかわいい舞を見ながら、
楽しくかつ勇壮に巡行に参加したいと思います。

今年は天神さんにご縁を得て、良い年でありますように。

7回目のお祓い

2011-06-27 08:54:12 | 祭・祇園祭


毎年、6月の最終日曜日は八坂神社へ。
7月に始まる祇園祭を前にして、氏子としてお祓いを受けるためです。

今年はサブリーダーということもあり、ちょっと早く行って
自分の担当山鉾のメンバーの受付をしていました。
そのため、八坂さんへいくのも最後の方になり、本殿はすでにいっぱいでしたので
外でお祓いしていただきました。
6月なので雨のことも多いこの日ですが、今年はとても暑かったです。

その後、旧弥栄中学校へ戻りまして、オリエンテーション。
ご町内の方、リーダーの紹介や注意事項、そして山鉾毎の確認などです。

理事長や市長のお話にあったのは、貞観11年(869年)に起こった東北地方三陸沖での地震と
祇園祭が始まった頃の話、そして今年に対する強い想い。
祇園祭を通して、祈念するものがあります。

大舩鉾の復活や後祭を24日に戻す話など、歴史の積み重ねの中に常に新たな話があります。

今年は副班長

2011-06-19 01:31:40 | 祭・祇園祭


京都芸術センターへ行ってきました。
祇園祭の打合せです。
7月を前に、着実に準備が進んでいます。

会場となった大広間に入り、天井に目がいきました。
折上格天井。
階段なんかの雰囲気もいいですね。


というのも、今年は曳き手のサブチーフとしてお声をかけていただきまして、
そのチーフ・サブチーフとご町内との方との打合せに参加してきました。

例年どおりとして気持ちを引き締める部分。
町内ごとの確認を行い、26日の全体説明会、八坂神社での御祓いへと繋がります。

また一段と気が引き締まります。

山鉾巡行2010 報告

2010-07-18 23:44:11 | 祭・祇園祭
いい天気でした。


朝は6時30分に集合でした。
今年は一昨年と同じく欠員補充という形の半分合格。
そして当日のくじ引き。
パッとひとつ気になったくじを引いて開くと「7」の数字が。
そう七番目。
つまり、7人欠席になって初めて、出番がまわってくるというきびしい数字。
後は待つのみ。

そして7時前。
集合時間の早い長刀鉾から声がかかった1番くじの方はすぐに出番が。
そろそろ集まってといわれ、室内へ入ってすぐにウエストサイズの話がでていました。
85cm・・・とか。
その次に声をかけていただいたのが私で、ご存知の方はまあそれくらいなんですが、
それが決めてで、決定となりました。
欠席の方とサイズが近かったのでしょうか。


びっくり。


実質、2番目の決定。
後で聞いた話ですが、その日欠員補充で巡行に曳き手として参加できたのは6人だったようです。
7番を引いた私が、当選に変わったのも不思議なものですね。
ちなみに四条傘鉾は七番目の巡行でした。

くじをひいた場所から、ご町内の集合場所へは一番遠い所でしたが、
暑いながらも、頑張って歩きました。
山や鉾が当日の巡行に備え、本番の装飾へと姿を変えて行っていました。
前日の宵山と比べてもけっこう変わります。


そして巡行。

四条傘鉾のご説明は以下で引用させていただきます。
鉾でありながら、とても小さいものですが、
お囃子に子供たちの踊りがある変わったものです。
小さいのが山、大きいのが鉾のイメージが強いですがあまり関係ありません。

さらに京都新聞の記事に次のようなものがありました。
 
 「若手の技光る金の波 四条傘鉾・飾り金具」

  やぐらの上部を飾る欄縁(らんぶち)の飾り金具を新たに作り、
  中京区の祇園祭山鉾連合会で披露した。漆黒の表面に金銀に輝く波を表現した。

費用は約650万円とのことで、それを一番いい所で見せてもらえてよかったです。

お囃子に踊り、そして巡行の前後に大きな鉾を見ながら、
昨年より約7万人多い約20万人といわれる多くの人の中を
歩く事ができてとても幸せでした。

巡行後には、参加させていただいているボランティアの団体の打上げに顔を出し、
多くの方との楽しい出会いにさらに感謝です。
ありがとうございました。
そして来年も。

<京都・祇園祭ボランティア21webサイトより引用>

四条傘鉾

【由 来】

 四条傘鉾は、織物の垂り(さがり)などをつけた傘と棒ふりばやしが巡行する
 古い鉾の形態である傘鉾の一つで、応仁の乱以前に起源をもち、傘の上には御幣と若松を飾る。

 明治4年に巡行に加わって以降と絶えていたこの四条傘鉾も、昭和60年、町内の人々の努力が
 実り傘鉾の本体が再興され、昭和63年から巡行に欠かせない踊りとはやしが復元され、
 32番目の山鉾として巡行することになった。

【装飾・踊り】

 なお、踊りとはやしは、室町時代に京都から広まった風流踊(ふりゅうおどり)で、
 今も滋賀県の滝樹(たき)神社に伝わる「ケントウ踊」を参考に復元したものである。
 その構成は、棒ふり2人と鉦・太鼓・ササラ各2人の計8人の子供で、大人のかげばやしに合わせて踊る。
 垂りは鈴鹿雄次郎製作の麗光鳳舞之図である。


宵々山へ

2010-07-16 00:49:54 | 祭・祇園祭
雨が続くこの頃。

いよいよ山鉾巡行がせまり、天気が気になっています。
今日も豪雨の時もありましたが、宵々山へ行ったときは雨にあわず。


祇園祭を楽しんできました。
左甚五郎作?と話題の鯉山のコイを見たり、占出山の日本三景の胴掛を見たり。
黒主山の近くでは黒いハンバーガーがあったので、食べました。
少し歩くだけでいろんな楽しい要素がたくさん。
毎年、少しでもうろうろして、巡行へ向けてテンションあげていきます。

そして、17日。



毎年恒例の

2010-06-27 13:54:27 | 祭・祇園祭
八坂神社です。


六月末の日曜日、今年も変わらずやってきました。
七月一日から始まる祇園祭。
その山鉾巡行に今年も参加します。


今日はお払いと説明会。


今年は何の山・鉾のお手伝いをするかは、
当日の朝七時くらいまでわかりませんが、
運に期待しつつ楽しみに待ちたいです。
一昨年、郭巨山がそうだったように。

楽しみです。

山鉾巡行2009

2009-07-20 23:42:28 | 祭・祇園祭
報告が遅くなりました。


巡行はこんな感じ。
探していただくとわかる位置にいます。
辻では担ぐため、背の高さが関係してきます。
そのおかげか、いい位置にいることができました。

山の後ろから押すよりは、前の方がいいですもんね。

浄妙山は常明山とも書くのでしょうか。
ちらほらそんなふうに書いているのも見えました。


さて、巡行ですね。
朝のパラパラときた雨はすっかりストップ。
巡行が終わるまでほぼ降りませんでした。
気になったのは、順番。
32の山鉾中31番。
出発までの待ちの長さと、お客さんの量。

前者は、予想どおり。
9時に長刀鉾が四条烏丸を出発するんですが、去年の記録どおり11時頃。
待ちが長かったせいか、四条河原町の辻まわしなんかは、だいぶ時間がたってからと感じました。

そして、後者。
これがびっくり。
平日なんで、そう多くはないのですが、御池の有料観覧席がいつまでも多くの方がいらっしゃったのは、
とてもうれしかったです。
初めて、船鉾を曳いた時はここくらいまでかなと思っていましたので。
浄妙山ー!!と声をかけていただいたり、
あれって牛若丸?と声も聞こえたり。

とても目を引く山なので、巡行していて気持ちよかったです。