続き・・・

2008-04-28 00:28:43 | 作成日記
モザイク画の続きです。

この前言ったように、レゴでモザイクを作る場合主に2通りの方法があります。
一つ目は、大きな土台に上から細かいプレートを貼り付けて模様を出す方法。
二つ目は、プレートを積んで横からその模様を見せる方法。

今年レゴ部は両方に挑戦します。前者は小宮山総長のモザイク画に使います。

そして後者を採用するのは夏目漱石です。


千円札でお馴染みの人ですね(もう消え去りましたが・・・)
彼は小説家だけではなく思想家の側面も持ち合ており、日本人全員が知っている歴史上の人物の一人として挙げられましょう。
でも何故に夏目?という方もいらっしゃるでしょう。
実は2つの理由で夏目漱石を題材に採用しました。

一つ目の理由は、夏目漱石が経歴的に東大に縁の深い人だからです。
しかしこの理由よりも決定的なのが二つ目の理由です。

その二つ目の理由というのは、今年2008年が漱石の小説「三四郎」の連載からちょうど100周年だからです。
東大本郷キャンパスには三四郎池という名の池があります。小説ではこの池が重要な場面の舞台として登場するのですが、三四郎池という名前はこの小説にちなんで付けられました。
去年東大創立130周年記念事業の企画コンテストに選ばれた企画の一つに「三四郎池のランドスケープ・リノベーション」という、三四郎池を"リ・デザイン"するものもありました。

存在は大きいのに存在感の薄い三四郎池ですが、今年は注目されていると勝手に解釈して、三四郎池や東大にも縁の深い夏目漱石のモザイク画を作ることとしました。