実は、昼間どっぷりと疲れていて、観にいくのも億劫になっていた。
12000円さえ惜しくないほどぐったりしてたので、出かける直前まで
うちで寝ていたくらいだった。
それでも気晴らしになるだろうと新宿文化センターまで出かけた。
19:00開演。
昨日と今日の2回公演だが、昨日の「cal y canto(カル・イ・カント)」は、
正統派のフラメンコでしっかり踊ってくれるフラメンコらしい作品。
今日の「A 4 Voces(ア・クアトロ・ボセス)」は、4人のスペインの詩人たちを
モチーフにした独創的な作品。
私は、2日めのみに行った。
開演前から舞台には女性が立っていて、みかん(オレンジ?)が端から
ゴロゴロと転がっていく。
すでに始まっている不思議な世界観。
始まった。
圧巻。
シギリージャとアレグリアスでは何度鳥肌が立っただろう。
完全に突き刺さった。
ただの創作ものに終わらせない完全過ぎる踊りに息を呑む。
完璧なサパテアードやしなやかなブラソ、マノ・・・
それ以前にあの表現力、空気・・・なんだろう、うまくいえない。
誰かの心に突き刺さる。
震えさせる。
どんな表現力を持てば、そんなことができるのか。
とにかく、「感動しました」ってんじゃなくて
「刺さりました!」そんな感じです。
あれ?
あたし疲れてたんじゃなかったっけ??