★LABO cafe★

日々発見の毎日を、ぽつぽつと綴ります。お菓子作り、フラメンコ、音楽フェス、入院日記。

2046(DVD)

2006-04-20 00:27:00 | シネマ
【STORY】
「花様年華」「ブエノスアイレス」の巨匠ウォン・カーウァイ監督が、
トニー・レオンや木村拓哉らアジアを代表するトップ・スターたちを結集し手掛けた壮大なSFラブ・ストーリー。

1967年の香港。新聞記者から物書きへ転向したチャウは、
これまで何人もの女たちと刹那的な情愛を繰り返していた。
ある日、彼はとあるホテルの2046号室に泊まることに。
そして、宿泊先のオーナーの娘ジンウェンが日本人青年との叶わぬ恋に苦しんでいると
知ったことがきっかけで、『2046』という近未来小説を書き始める。それは2046年が舞台。
主人公の男は美しいアンドロイドたちが客室乗務員を務める謎の列車に乗り、
そこへ辿り着けば“失われた愛”を取り戻せるという<2046>へ向かった――。
そんな内容をしたためるうち、いつしかチャウは主人公に、心の底から愛した女性と結ばれなかった過去が
甦ってくる自分自身を投影していた…。



この作品はずっと気になってて映画館では
見逃してしまっていたが、やっとDVDを借りて観た。

やはり、「天使の涙」を思い出した。
キムタクは金城になりたかったのだろうか?

今をときめくチャン・ツィイーは高級娼婦役。
トニー・レオンに思いを抱くが、邪魔にされるようになり自虐的になっていく。
「恋する惑星」のフェイ・ウォンは、ただただ美しい。
アンドロイドの時もパーフェクトだが、オーナーの娘の時の方が数段きれいだと思う。

それぞれがかなわない気持ちをかかえて物語が進む。
平行して「2046」のストーリーが始まる。
トレインの中の金属的な冷たさはかっこいい。

そして、わかりづらく難解な抽象的なストーリー
解決なんてするわけない普遍的なテーマ。

しかしながら美しいカメラワークとSFシーン。
これがみたかった。
そうです。綺麗な映像の連打が楽しみたかっただけです。
でもそれだけにしては、ちょっと長すぎた気がします。

THE 有頂天ホテル

2006-04-20 00:26:40 | シネマ
【STORY】
大晦日の年越し客でごった返す都心のホテルを舞台に、さまざまな人間模様が交錯するコメディ映画。
三谷幸喜監督にとっては3本目の監督作だが、多彩な登場人物たちそれぞれに個性的なエピソードを散りばめ、
オールスターキャストのゴージャスな人間曼陀羅を描き出している。

大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。
そんな中でも副支配人の新堂平吉(役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが……。



中心になるのは役所広司扮するホテルの副支配人、引退ベルボーイの香取慎吾。
そこに伊東四朗、佐藤浩一、松たか子、篠原涼子、YOUなど
ひとくせふたくせある登場人物が右往左往し始めるというのが面白い。
同時進行していく小さなたわいもないエピソードが時計の歯車のように
精密に組み合わさってひとつの世界を作っていく。
次々と出演者がエピソードをつなぎながら仕掛けを作っている。

勢いで押し切っていく映画だが、声に出してつい笑わされる。
そして完全犯罪とも確信犯とも言えるハッピーエンド。

大晦日からの物語ということもあって
最終的には観客も幸せな気分にさせられてしまう。

三谷作品に共通することだと思うのですが
たまに思い出してはなぜかみたくなる、くせになる
・・・そんな作品だと思いました。