
李登輝氏の靖国神社参拝について、中国当局はごちゃごちゃ言っているようだ。中国政府のスポークスマン(女性)が李登輝氏の名前を呼び捨てにするのには驚いた。中国共産党は礼節もわきまえないのか。
李登輝氏は「国際教養大学」(秋田市)で講演を行った。この大学の学長は、前東京外国語大学学長の中嶋嶺雄氏だ。この40年間、ずっと現代中国分析の第一人者である。
文化大革命(1966)勃発時、日本の知識人(主に大学教員)の中国礼賛はすさまじかった。リアルタイムであの時代を過ごした人は、安藤彦太郎、新島淳良、菅沼正久、秋岡家栄、山田慶児、小島麗逸などという名前を覚えているはずだ。中国を礼賛し、返す刀で自国(日本)をけなす、そんな連中だった。
そんな時代に孤軍奮闘、あらゆる資料を駆使して冷静に現代中国を分析したのが、中嶋嶺雄氏だった。処女作「現代中国論」(青木書店)はいまなお現役の著作だ。一方、中国側の公式資料のみを使って中国を礼賛した書物は、いまや「Book・Off」でも引き取らない。
このように見ると、李登輝氏が何故中嶋氏と親交があるのかよく分かる。
ふたりとも、歴史の評価が定まった人物なのだ。
李登輝氏は「国際教養大学」(秋田市)で講演を行った。この大学の学長は、前東京外国語大学学長の中嶋嶺雄氏だ。この40年間、ずっと現代中国分析の第一人者である。
文化大革命(1966)勃発時、日本の知識人(主に大学教員)の中国礼賛はすさまじかった。リアルタイムであの時代を過ごした人は、安藤彦太郎、新島淳良、菅沼正久、秋岡家栄、山田慶児、小島麗逸などという名前を覚えているはずだ。中国を礼賛し、返す刀で自国(日本)をけなす、そんな連中だった。
そんな時代に孤軍奮闘、あらゆる資料を駆使して冷静に現代中国を分析したのが、中嶋嶺雄氏だった。処女作「現代中国論」(青木書店)はいまなお現役の著作だ。一方、中国側の公式資料のみを使って中国を礼賛した書物は、いまや「Book・Off」でも引き取らない。
このように見ると、李登輝氏が何故中嶋氏と親交があるのかよく分かる。
ふたりとも、歴史の評価が定まった人物なのだ。