澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

サンスイ ハイブリッド・ミニ・コンポ SMC-300BT

2018年06月14日 10時28分29秒 | 音楽・映画

 サンスイのハイブリッド・ミニ・コンポ SMC-300BTを入手。アンプには真空管、スピーカーには和紙を使ったミニコンポ。定価は4万7千円だが、アマゾンなどでは、2万5千円前後で購入が可能。果たしてどんな音を出すのか、①既存のコンポーネント・ステレオ(アンプ:アルパイン・ラックスマン LV105u  スピーカー:Rogers Studio 1a)及び ②Kenwoodのミニコンポ(RD-M313)と比較してみた。

 まず気づくのは、このサンスイのミニコンポは、作りが丁寧だということ。例えば、スピーカーには端子が付いていて、自分でコードを結びつける。最近のミニコンポは、スピーカーコードが固定されていて、着脱できないものが多い。このサンスイならば、スピーカーコードを替えたり、気に入った別のスピーカーに繋ぐことも可能だ。スピーカーの設置に関して注意点は、必ずインシュレーターを使うこと。直接床面や机などに置くと、このスピーカーの真価は発揮できない。



 アンプのトーン・コントロールも本格的。他社のミニコンポの多くは、Classic、Pops、Jazzなどの音楽類型で音質を選ぶ仕組みになっているが、サンスイのこのコンポは、自分の好みで音質をコントロール可能。




 アンプに真空管を使った効果は、ちょっと聴いただけでも分かる。私の①既存ステレオ装置には、アルパイン・ラックスマンの真空管付きアンプ(LV-105u)を使っているので、真空管特有の音がいかなるものかは、おおよそ理解できる。通常のアンプと比較すると、真空管アンプの音は低音のカッチリ感はイマイチなものの、中音域がどっしりとしていている。高音域は、トーン・コントロールでややプラス気味に補正すると、全体的には聴きやすい音になる。

 比較試聴には、「そよ風と私」(スタンリー・ブラック&ラテン・アメリカン・リズム)を使用。サンスイは①既存ステレオ装置の縮小版という感じ。音質は非常によく似ているが、アンプのパワーの差が音のスケール感の違いとして出てしまう。ただ、両者の価格差は、およそ20倍(サンスイは①既存ステレオの20分の一の価格!)であることを考えると、このサンスイの素晴らしさは特筆に値する。
 ②Kenwoodのミニコンポ(RD-M313)との比較では、圧倒的にサンスイの方が上。サンスイと比べれば、まるでおもちゃのような音だ。

 パソコンやスマホで音楽を聴くのが主流となった今、ステレオの音質、いわゆる「オーディオ」にこだわる人は、いい歳のオヤジだけになった。ステレオやミニコンポが売れなくなった時代に、サンスイがこだわりのオーディオを出したことには、大いに拍手喝さいを送りたい。
 もし、ミニコンポを買うのなら、このサンスイは、決して損のない買い物だと言える。コスト・パフォーマンスの極致かも。お薦めの逸品。 

《追記》 2018.12.16 記
 約半年、このミニ・コンポを聴いて、気づいたことがひとつ。それは、リモコンがあまりにオソマツだということ。使用しているうちに、リモコンの作動が不正確になり、希望どおりに作動しなくなった。電池(ボタン型電池)を取り換えても同様。仕方なく、新しい同型リモコンを購入(2300円ほど)。現在は新しいリモコンを使っていて、今のところは問題なし。多分、SANSUIにはクレームが多く届いているはずだ。 

《追記2》2019.6.12 記
 リモコンがふたつとも不調になったので、福井県越前市にある(株)ドウシシャ・カスタマーセンターに送り、原因を調べていただいた。担当のTさんには、親切に対応していただいた。「商品のACコードを抜き差し後に、お戻ししたリモコンの動作の確認お願いします」と注意事項が書かれていたので、そのとおりにしたところ、二つとも正常作動することが分かった。リモコンの欠陥ではなかった。チューナー部分にマイコンが組まれているため、PCがフリーズしたとき、一度電源を抜いて、再起動させるのと同じような試行が有効だとわかった。これで、このコンポを存分に楽しめる。よかった…。

 

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