澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

皇室 終わりの始まりへ

2021年10月01日 15時16分15秒 | 社会

 さきほど、秋篠宮家長女・真子、小室圭の結婚が正式に発表された。この結婚をめぐる数々のスキャンダルについては、さほど興味がないので触れないが、この出来事が皇室の将来に及ぼす影響を考えてみた。
 自民党総裁選挙において高市早苗候補は「皇室への崇敬の思い」を語ったが、彼女が思い描くような皇室は、現実には存在しないことが明らかになった。秋篠宮家の「教育方針」は、「皇族としての特権を享受しながら、”個人の自由”も主張する」というものらしく、二人の娘を学習院大学に進学させず、また長男も学習院に通わせていない。GHQ(連合軍最高司令部)の占領下、米国は中島飛行機(かつてゼロ戦などの戦闘機を生産していた)の会社を解体し、1953年、その跡地にICU(国際基督教大学)を設置した。その建学理念は、次のように書かれている。

「国際基督教大学は、基督教の精神に基づき、自由にして敬虔なる学風を樹立し、国際的社会人としての教養をもって、神と人とに奉仕する有為の人材を養成し、恒久平和の確立に資することを目的としています。 本学は、国際的協力により設置された大学として、その名に示される通り、国際性への使命(I)、 キリスト教への使命(C)および学問への使命(U)の3つを掲げ、目的の実現に努めています。」

 なぜ、皇室の「伝統」とは対極にあるように見えるICUを選んだのは、秋篠宮夫妻の不明がすべての原因だという訳ではない。「国体論 菊と星条旗」(白井聡 著)は、戦前における「国体」は菊(皇室=天皇)であったが、戦後は星条旗が「国体」になり替わったという説を唱える。昭和天皇の戦争責任を免罪する代わりに、米国の属国となることを選んだという主張だ。
 最近、ネットでは、「保守」であるためには「皇室崇拝」が前提であるかのような風潮がある。だが、白井聡によれば、「昭和天皇はGHQに命乞い」して、戦犯を免れた。昭和天皇は、敗戦後、「皇室全員がキリスト教徒になってもいい」と言ったと伝えられる。

 「昭和天皇独白録」のような「正史」的な記録では、昭和天皇の真の姿は見えてこない。白井聡に従えば、昭和天皇は戦争責任を免れるために、国(国民)を米国に売った。だとすれば、そのひ孫がGHQが設立した大学(ICU)に行くことも、何ら躊躇はないことになる。「日本の中の米国」のような大学は、それこそ「開かれた皇族」に相応しいのだろう。

 秋篠宮長女の結婚は、国民の皇室観をがらりと変えさせるだろう。マスメディアがどう取り繕っても、皇室への親しみ、共感の度合いが高まることはもはやありえない。なぜなら、国民が皇室の正体を知ってしまったからだ。皇族の隠された資質、秘密を知らされれば、皇統、萬世一系などという建前が、かえって怪しく思えてしまうだろう。

 これからの皇室、それは前途多難であることは間違いない。高市早苗が「皇室への崇敬」を強調しているが、彼女は現実の皇室を見つめているとは思えない。

 

眞子さまが複雑性PTSD状態に 宮内庁公表 医師「結婚巡る誹謗中傷で」

配信

 宮内庁は1日、秋篠宮家の長女眞子さま(29)が小室圭さん(29)と今月26日に結婚すると発表するとともに、眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)の状態になっていることを明らかにした。 【写真で振り返る眞子さま】誕生、入学、卒業、そして…  会見には秋山剛・NTT東日本関東病院品質保証室長が同席。秋山室長は眞子さまについて「自分自身と家族、結婚相手と家族に対する、誹謗(ひぼう)中傷と感じられる出来事が長期的に反復され、逃れることができないという体験をされた」と説明した。  秋山室長によると、眞子さまは2018~19年ごろから中傷を正すことが難しく、人間としての尊厳が踏みにじられていると感じるようになったという。これまで恐怖感を再体験(フラッシュバック)することもあり、「幸福感を感じるのが難しい状態にある」とした。現在の公務や、結婚の準備に支障はないものの、秋山室長は「周囲の方々の温かい見守りがあれば、健康の回復は速やかに進むと考えられる」と強調した。【和田武士】
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。