澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

中国人民解放軍歌劇団の日本公演

2009年11月18日 19時56分34秒 | Weblog

11月12日のNHK・TVニュースで「中国人民解放軍歌劇団」の来日公演の模様が放送された。すでにNHKのHPからはこの記事、映像は除去されているが、この歌劇団に中国の次期指導者と目される人物の夫人がいて、アリアを歌って注目されたという内容だった。
だがこの「中国人民解放軍歌劇団」は、正式名称「中国人民解放軍総政治部歌劇団」といい、めったやたらに外国公演をするような団体ではない。
そこで招聘先を調べてみたが、「ロイヤル管弦楽団」というようなマイナーな団体。しかし「ロイヤル」(=王の、皇室の)という意味合いの通り、この楽団はかつて皇太子がビオラを弾いたことのある団体だった。
しかも、日本での4公演のうち、最初の公演は、学習院大学のホールで行われたことを知った。
演目は「木蘭」という中国風オペラ。「人民解放軍」の生みの親である中国共産党を賛美する内容であることは論を待たない。



大昔、「日中友好」ブームのときには、パンダと共に、「白毛女」「紅色娘子軍」などの”革命歌劇”がNHKの招聘によってNHKホールで上演されたことがある。観衆は「日本軍」(日本帝国主義)と戦う主人公に拍手さえしたものだった。
だが、時は移り、中国が「反日教育」を推し進め、日本においては中国の実相が明らかになるにつれて、あまりに政治的な芸術交流は差し控えられる傾向が強くなった。そこに、この「人民解放軍総政治部歌劇団」が歌劇「木蘭」をひっさげて登場した。

明日発行の「週刊文春」には、次のような記事が載る予定。見過ごすわけにはいかないニュースだ。

  • 告発スクープ 宮内庁が「報道自粛」を要請

    皇太子、中国 国家副主席 夫人が危険な「お忍びオペラ鑑賞」

    「人民解放軍歌舞団」の日本公演になぜ皇太子が

  • 中国歌劇「木蘭詩篇」来日公演

    
     【新華社東京11月10日=葉佳 万一】日本で間もなく公演する中国歌劇「木蘭詩篇」
    の主な制作スタッフ一行は10日東京で記者会見を行った。
    
     「木蘭詩篇」の来日公演団の団長、解放軍総政治部宣伝部の李昇泉副部長は、「同歌劇は、
    老病の父親に替わり、娘の木蘭が男装して従軍し軍功を建てる物語であり、中国人民は昔
    から平和と穏やかな暮らしを求めるというテーマを伝え、日本観衆の共感を引き起こそう
    と思っている」と語った。
    
     日本のロイヤルチェンバーオーケストの招きに応じて、中国歌劇「木蘭詩篇」は11月
    11日~19日、東京と札幌で4回公演される。
    
     11月10日、東京で行なわれた中国歌劇「木蘭詩篇」の来日公演記者会見で、舞台姿
    で登場した中国人民解放軍総政治部歌舞団の俳優・花木蘭の出演者・雷佳(ライカ)(左2)、
    譚晶(タンショウ)(右2)および劉爽の出演者・于爽(ウショウ)(左1)、孫学翔(ソン
    ガクショウ)(右1)。(新華社任正来 撮影)
    
     11月10日、東京で行なわれた中国歌劇「木蘭詩篇」の来日公演記者会見で、舞台姿
    で登場した中国人民解放軍総政治部歌舞団の俳優・花木蘭の出演者・雷佳(ライカ)(左)、
    譚晶(タンショウ)(右)。(新華社任正来 撮影)
    
     11月10日。東京で行なわれた中国歌劇「木蘭詩篇」の来日公演記者会見で、舞台姿
    で登場した中国人民解放軍総政治部歌舞団の俳優・花木蘭の出演者・雷佳(ライカ)(左)
    と小司会・豆豆ちゃん。(新華社任正来 撮影)(翻訳 尚蕾)
    
    


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