澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「海角七号」試写会

2009年03月29日 23時09分25秒 | 台湾
本日(3/29)、東京・アルカディア市ヶ谷(私学会館)で開かれた「海角七号」試写会(日本語字幕付き 李登輝友の会主催)に行く。
ロビーでは、金美齢氏と小林よしのり氏が談笑しているのを見かけた。
会場では、たまたま隣り合わせになったT氏と話す機会を得たが、T氏は75歳、この映画を見るために仙台から新幹線で駆けつけたそうだ。台湾に友人がいて、台湾人と日本人は同じ島国同士なのか、相性がよくずっと仲良くしていると話してくれた。



映画のあらすじはyoutubeなどを通じて知っていたが、ようやくホンモノを見ることができて、うれしさもひとしお。
映画を見て知ったのだが、60年前、小島友子に出した手紙は、結局、本人のところに届くのだった。彼女は今はもう80歳、届いた手紙を読む後ろ姿だけが映し出される。あと10年たって、このストーリーで映画を作っても、リアリティは感じられない。タイムリミットぎりぎりで、この映画はつくられたことになる。
日本語で歌われる「野バラ」の大合唱で終わるのだが、サウンドトラックCDを聴いただけでは分からないディテールが分かって、あらたな感動が加わった。

「海角七号」は歴史的、政治的にも深い意味合いを持つ映画だが、むずかしいことはさておいて、ぜひとも日本と台湾を結ぶ新旧のラブ・ロマンスに焦点をあてて、日本公開を興行的にも成功させてほしいと願う。




「海角七号」のロケ地を巡るツアーのパンフレットもいただいた。(写真上)この美しい恒春をぜひ訪れてみたいと思う。