澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

田母神・前航空幕僚長の処遇

2008年11月07日 13時00分18秒 | 社会
田母神・前航空幕僚長がAPAグループとの親密な関係を指摘され、窮地に陥っているようだ。


APAグループが「近現代史の見直し」をテーマに懸賞論文を募集したのは、大変結構なことだが、応募者は240人あまりで、その3分の1が航空自衛隊関係者であったことは、朝日新聞を中心とするマスコミにとっては、格好の攻撃材料となっているようだ。

このブログでも、APAグループが行った論文募集の怪しさについては、再三指摘してきた。渡部昇一氏が審査委員長なのだから、その内容は推して知るべしという感が強かった。
真面目に「近現代史」の見直しを試みるのなら、もっとまともな専門家に審査を任せるべきだった。渡部昇一という人は、きちんと歴史を学んだ人ではなく(ドイツの大学で「英文法」を専攻したという英文学者)、山形なまりの英語が特徴だそうで、学歴コンプレックスの塊(かたまり)のような人らしい。
秦郁彦氏(元大蔵省財政史調査室 元日本大学教授)のような人が審査するのなら、信用できるのだが…。

論文応募の不明朗さについては、これからも「護憲派マスコミ」の格好の攻撃材料になるだろうが、田母神氏は自説を変えることなく、信念を貫くべきだろう。退職金を返納する確たる理由などないことも、堂々と主張すべきである。