澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

小泉毅容疑者と田母神発言報道

2008年11月26日 08時11分50秒 | Weblog
元・厚生省事務次官夫妻の殺傷事件の容疑者・小泉毅については、個人の生育歴、パーソナリティ等微細にわたって報道されている。中にはどうでもいいような情報も多い。

この事件以来、マスコミは田母神・元航空幕僚長の「問題」には触れなくなった。NHKなどは、田母神氏の参考人招致をTV中継しなかったほどだから、この問題を早々に幕引きしたいのだろう。

だが、田母神氏の問題と小泉毅の事件は、決して無関係とは言えない。同根にあるのは、「官僚」を叩くことによって政治的利権を広げようとする政治屋や、マスコミの無責任な報道姿勢だ。

小泉容疑者は「高級官僚は悪」と信じていたらしいが、さいたま市の山口・元事務次官宅に押し入るとき、何か変だと思わなかったのだろうか。官僚のトップを極めた者でも、あの程度の家にしか住めないのか…私はTVを見ていてそう思った。
東大法学部を出て、厚生行政に志を抱き一生を捧げたあげく、「公務員テロ」に倒れた山口氏は、あまりに気の毒でならない。これからは、山口氏のようなエリートは、公務員を志望しないだろう。

TVのワイド・ショーでは、高級官僚の2倍も所得のあるアナウンサーが、口を極めて公務員をののしっている。決して反論をすることのない公務員は、視聴者の欲求不満の格好のはけ口なのだ。

他方、田母神氏の発言をTV中継すれば、彼の発言が多くの国民の耳に届いてしまう。これをマスコミは恐れたに違いない。こんな言論封殺を許していいのだろうか。
小泉毅にしても、マスコミの公務員攻撃に踊らされた側面も否定できない。「みのもんた」の社会保険庁攻撃はあまりにひどかったので、あれを見て社会保険庁に対する憎悪を募らせた人は多いのではないか。

「第4の権力」にあぐらをかくマスコミ。社会不安がさらに募れば、次の標的はマスコミなのが分からないのだろうか。