裏庭の梅が4月に入ってようやく開いた。
少し遅れて裏の斜面のコブシも咲いた。
今年は春が遅い。おかげで梅とコブシと桜の花を同時期に見ることができた。
そして花々が開き始めると、春は駆け足でやって来る。
土間の前の沢に山葵の花が咲き、
沢の横の石垣にはショウジョウバカマ。
裏庭ではコゴミが頭を伸ばし始める。伸びきらずにくるくる巻いているうちが旬。
コゴミの横に去年まではウドが出ていたが、今年は鹿に全部食われてしまった。
前庭に回るとスミレ。
そしてヒヤシンスに、
水仙。
この子らも今年はひときわ遅い。
山吹もようやくポツポツと…。
ピーコたちは農機具小屋の前の日だまりで砂浴びに余念が無い。
脚で土を掻いては体を擦り付ける。羽根や皮膚についた汚れや寄生虫を落とすためらしいが、とても気持ちがよいようで、うっとりした表情で砂浴びを続ける。リラックス効果やストレス解消にもなるという。わが舎のピーコたちの最大の特権。
そして…
クリも日だまりで反芻しながらウトウト。
みんなが大好きな春。待ち焦がれた春。これからが本番。