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とねり日記

とりことや舎人(とねり)の
どげんかせんとの日々

春うらら(1)

2025年04月12日 | 山里から

裏庭の梅が4月に入ってようやく開いた。

少し遅れて裏の斜面のコブシも咲いた。

今年は春が遅い。おかげで梅とコブシと桜の花を同時期に見ることができた。

そして花々が開き始めると、春は駆け足でやって来る。

土間の前の沢に山葵の花が咲き、

沢の横の石垣にはショウジョウバカマ。

裏庭ではコゴミが頭を伸ばし始める。伸びきらずにくるくる巻いているうちが旬。

コゴミの横に去年まではウドが出ていたが、今年は鹿に全部食われてしまった。

前庭に回るとスミレ。

そしてヒヤシンスに、

水仙。

この子らも今年はひときわ遅い。

山吹もようやくポツポツと…。

ピーコたちは農機具小屋の前の日だまりで砂浴びに余念が無い。

脚で土を掻いては体を擦り付ける。羽根や皮膚についた汚れや寄生虫を落とすためらしいが、とても気持ちがよいようで、うっとりした表情で砂浴びを続ける。リラックス効果やストレス解消にもなるという。わが舎のピーコたちの最大の特権。

そして…

クリも日だまりで反芻しながらウトウト。

みんなが大好きな春。待ち焦がれた春。これからが本番。

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彼岸・クリ誕・衣替え

2025年03月29日 | 山里から

お彼岸を過ぎたら急に寒さが緩み、季節の変わり目を実感する。

毎年、お彼岸前後におこなわれる集落の春の日役(ひやく)は道路の溝掃除。秋から冬の間に側溝に溜まった落ち葉を掻き出し、

軽トラに積んで、

田んぼに入れる。

田んぼ仕事の事始めでもある。田んぼもいい具合に乾いてきた。4月に入ったらすぐ田起こしをしなければ…。

畦にも春の気配。クリの好きなギシギシを摘んで帰る。

美味しいかい?

そろそろクリの防寒着を脱がしてあげないとなあ…

クリが11歳の誕生日を迎えた翌日の3月21日。陽射しも暖かかったので、防寒着を脱がせることにした。

誕生祝いの人参やリンゴで釣って、脱がす。

ああすっきりしたなあ…

誕生日おめでとう!

さあ、これからもろもろ忙しくなるぞ。

 

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糀仕事2025

2025年03月16日 | 山里から

裏庭の蝋梅がほころび始めた。

少し遅くなったが、いまだ厳しい寒さが続いているうちにと、3月6日、糀仕事に取りかかった。

豆を煮て、

潰して、

糀と混ぜ合わせ、味噌玉を作る。

この作業をしていると、手がしっとりツルツルになって甲に浮き出たシミも薄くなる。糀に含まれるアミノ酸、ミネラルなどのせいか。やはり糀を扱う日本酒の杜氏も仕込み中は手が荒れないと言う。不思議な効能だがとにかく事実ではある。

味噌玉ができたら、甕の中に叩きつけるように入れていく。

空気の入り込む隙間が無くなるように、さらにギュウギュウ詰めていく。

最後にラップをかけ、その上から塩を厚めに敷き詰め、完了。

ところで、肌しっとりツルツルの糀パワー、

わが舎の手作り石けんに取り入れられないかと、タイミングよく友人から提案があった。

舎長は乗り気になって、さっそく試作品を作ってみた。

このまま一月ほど寝かせれば完成する。

さらに余勢を駆ってどぶろくも仕込む。

1週間ほどしてから漉して、彼岸入りくらいから飲める。毎年、この時期だけの楽しみ。

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初外干し2025

2025年03月04日 | 山里から

雪を伴う最強寒波が去り、気温が上昇すると、山里の雪は見る間に消え始めた。

3月に入ると陽射しも届き、約4か月ぶりに洗濯物の外干しが可能となった。春の光を背中に受けて物干し竿を拭く。とりこと舎「洗濯番長」の私にとって、待ちに待った春の訪れを感じるひととき。

ピーコたちも出てきて、中庭は賑やか。

何をしているのですか?

雪を食べているのか…、美味しいかい?

クリも出してもらい、石垣の青草を食べている。冬中、ほぼ干し草だけだったから、青物は嬉しいね。

洗濯物は、春の陽射しと春の風を受けて、ほぼ9割方乾いた。

お陽さまと風の力、なんと素晴らしいことか!

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お客さん in Heavy snow

2025年02月24日 | 山里から

降っては止み、止んでは降り、積もっては解け、解けては積もり…2月は飽き飽きするくらいの雪三昧だ。

最初の大雪は台湾から女子高生たちがやって来た日の夕方から降り始めた。

その夜は囲炉裏で餅を焼いて食べたり、UNOで盛り上がった。が、一夜明けると銀世界。

雪掻きをしないと降りられない。

雪道を一列になって車まで。

大雪になると車は前の道まで出しておかないと、降りられなくなる。

女子高生たちと入れ替わりにやって来たのは、去年の秋の大雨でキャンセルされたお客さん。ところが今度は大雪に見舞われ…。最寄り駅までの電車が雪で止まったため、手前の園部駅まで迎えに行き、送っていった。「これに懲りず、次はもっとよい季節に来てくださいね」と言ってお見送りした。

その雪もようやく解けかけたころ、香港からのお客さんがやって来た。

ピーコたちの小屋の前の雪もあらかた解け、このまま春めいていくのかと思っていたら…

次の日から再び寒波がやって来て、再び雪…。

そして今度は…

ドイツからのお客さん。

日本に来たのは2回目。今回は京都で3週間仕事をして3週間日本各地を旅して帰るという。わが舎に3泊していかれた。

農作業をしたかったのだが、今は農閑期。ならば歩くという。さすがワンダーホーゲル発祥の国の人だ。靴の中に雪が入り込まないよう、ロングスパッツを貸してあげた。

その後も雪は降り続く。雪が降るとバードフィーダーが活気づく。やって来たのはホオジロの仲間かな?

予報では月末から急速に春めくようだ。雲の切れ間からのぞく青空には春の光が満ちている。

春よ来い!

コメント (2)
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