とねり日記

とりことや舎人(とねり)の
どげんかせんとの日々

夏のこどもたち~2024

2024年08月25日 | 山里から

夏はいろんな子供たちがわが舎にやって来る。人間の子はもちろん…

子ダヌキ。

タヌキは3~4月ごろ交尾し5~6月ごろ出産するので、7~8月になると子ダヌキがウロチョロするようになるのだ。

どういうわけか、どの子も必ず一度振り返ってから去って行く。

この同じ柿の木のまだ青い実を食べにアライグマの一家(お父さん、お母さんと子供3人)が夜、やって来た(残念ながら写真に撮れなかった)。

春に生まれたアナグマの子も来る。タヌキとは「同じ穴の狢」と言われる仲だが、アナグマはイタチ科でタヌキはイヌ科。

田んぼに行くと子連れの鴨ファミリー。

母親の後をゾロゾロついて行く。

これはモリアオガエルの子供かな?

見慣れたモリアオガエルに比べ少し小さいのだが…、別種のカエルかもしれない。

さてこの子は、オニヤンマ…君。たぶんキルギス生まれ(こちら)。去年に引き続き、土間の入口でアブや蜂が入って来ないように睨みをきかせてくれている。

実は去年、隣の田んぼのY子さんが、わが舎の郵便受け横の柿の木に巨大なヤゴの抜け殻を発見して報告してくれた。普通のヤゴの倍はある。あれはやっぱり…謎が解けた瞬間をとらえることができた。

土間の前の沢でオニヤンマがしきりに尻尾を水中に突き立てている。初めて見るオニヤンマの産卵。あの巨大ヤゴはこの沢で育ち羽化したオニヤンマの抜け殻だったのだ。ネットで調べるとヤゴは体調5センチほどになるという。

そして締めくくりは人間の子ら…だが、この夏、大勢来たのに写真が1枚も無い!
仕方がないので、ウェブデザイナーのKさんが、当舎のプロモーション用に撮影してくれている動画からワンショット拝借。

とりこと舎の春夏秋冬を撮影中で、来春以降の公開となります。

「全米が号泣!」な作品に仕上がる(はず)なので乞うご期待!

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声変わり

2024年08月09日 | 山里から

立秋が過ぎると空気が変わってくる。日中の猛暑は続くが午後の日差しには弱さが混じるようになる。日によっては朝は寒いくらい。

前庭のチョビコたち。人の年なら嬉し恥ずかし十七、八。外に出るといつも三人連れだって動く。

怖がりだけど好奇心には勝てず、お姉ちゃんのところに近づいていっては突かれ、鳴いて帰ってくる。

今もまた萩の根元で砂浴びしているお姉ちゃんが気になるようで…あんまり近づくなよ。

うっとりした表情で砂浴び中のビビたち。

しばらくすると案の定チョビたちの鳴き声が聞こえてくる。騒ぎが止むと再び静かな夏の昼下がり。

お姉ちゃんに追い払われてやって来たのは裏庭。

娘十八番茶も出花…か。

朝、開く蓮の花のよう。

お気に入りの裏庭の縁側に勢揃い。

艶やかな羽、ティアラのようなトサカ、まだ色あせしていない黄色の脚。大人の一歩手前まで来ているが、まだ声は大人になりきっていない。ちなみに下の動画は生後1か月、5月の末に外の小屋に移った日の夕方の鳴き声。

そして今、声変わり。

すっかり声が変わると、早い子はひと月半後の9月下旬には卵を産み始める。

チョビコは生まれつき体が大きかった。顎の下にタブも出てきた。最初に産むのはこの子かもしれない。

 

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