とねり日記

とりことや舎人(とねり)の
どげんかせんとの日々

たべごとはからだごと

2017年07月20日 | 山里から
とりこと舎始まって以来の本格イベント「安藤庵@とりこと舎~たべごとはからだごと」。
報告が遅れましたが、7月9日、盛会のうちに終了いたしました。

10名の定員に11名が参加。安藤先生、カウンセラーのひろへちゃん、スタッフとしてお手伝いしてくれたT教授とY子夫人、そして私たち二人の計17名が、この狭いとりこと舎で大盛り上がりとなった。
これが安藤庵が用意してくださった当日のレジュメの一部。


11時に安藤先生の講話が始まった。
私たちは料理の準備で聞けなかったけれど、レジュメによると、最後の締めの言葉は(たぶん)
「気の合う仲間たちと/素晴らしい環境に囲まれながら/からだが喜ぶ食材を/感謝とともに味わう/こころもからだも元気が満ちあふれます!」
だったようです。

1時間の講話が終わり、さあ、からだが喜ぶ食材を味わうタ~イム!
この日のために舎長が自ら仕込んだ桑の実ジュース、紫蘇ジュース、ジンジャーエールや、自家製・13年熟成梅酒、純米黒牛、麦芽100%ビールなどでカンパ~イ!


この日のメニューは
キュウリの酢の物
鹿肉のマリネ
ピーコたまごのキッシュ(猪肉入り)
いんげん豆のごま和え
揚げなす
万願寺とおあげたいたん
丹波しめじアンチョビガーリックソテー
サラダ(トマト・玉ネギ・水菜・レタス)
炭火焼き(猪の塩こうじ焼きと、万願寺・ズッキーニ・プチトマトの焼きびたし)
夏野菜スープ
五色米

料理を運ぶのはY子ちゃんやひろへちゃん。
初めてとは思えない心こもった給仕。
合間合間に舎長が料理の説明。


最後の締めはクリ(ヤギ)の乳のヨーグルトプリン(ブルーベリーソース)。
そして、この日、誕生日のきくさんのために…
不肖わたくしが


ステージ衣装はピン・アロハ。
数年前、安酒界のホームラン王、キクマサ・ピン(2リットル入り紙パック)に付いている応募券を10数口集めて応募して当てました。
演奏の後、鹿の止め刺し・解体、鹿肉の特性等々についてお話しさせていただきました。


そしてグランドフィナーレ。
それにしても、ピンかよ…
いいんです。舎長は舎長、オレはオレ!
値段の高い酒は肩が凝るんです。
やぁっぱり~オレはぁ~♪安酒だな。
ガハハ~っ!


【付録】
この1週間ほど前にヤギのクリが脚を痛めた(今なお軽快せずにしんどい様子なのだが)。そのことを舎長から聞いた安藤先生、イベント終了後、杯を卓に置き「診てみましょう」とクリのところへ飛んでいってくれた。
先生の背中に思わず手を合わせた。


子ヤギたちも「お母ちゃん頑張れ」「先生頑張れ」


ヤギ小屋から帰って打ち上げの宴たけなわ。
いつものとおり上半身裸。
今度は舎長の痛む指を治療。


こころにもからだにも元気満ちあふれた1日だった。
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半夏生♪空に響く伊勢音頭

2017年07月02日 | 田んぼ・野良仕事
チェーン除草で取り切れなかった草が伸びてきた。
水面に漂う笹の葉のようなのがコナギ。うす紫の花を咲かせる。これが最も優先化して繁茂する。
線香のようにまっすぐ伸びているのがホタルイ(イ草の仲間)。


キツネの顔のようなとんがった草はオモダカ。美しい白い花を咲かせる。


どの草も今が取りごろ。ここでしっかり取っておかないと、後で泣く。
さあ、いよいよ田んぼ仕事中最大の難関、田草取りシーズンに突入だっ!
「頑張るぞっ!」と自らを鼓舞するが、意思に反して身体の動きは鈍いんだよなあ。
朝起きるときにため息が出ちゃったりね。

そんなときに、田草取りハルサーが来てくれると本当に励まされる。
トップバッターはかのちゃんとお母さん。このブログにも何度か登場している動物が大好きな女の子。小学2年生になった。
6月17日。大好きな納豆と、玉子かけご飯の賄いメシを食べてさあ出陣。


午後から駆けつけてくれた従兄姉(いとこ)たちとともに裸足で田んぼに。お母さんたちはヤギのエサの草刈り。
最初は田に足を入れるのをためらっていたが、いったん入ってしまうと気持ちがいいみたいで、キャーキャー言いながら作業開始。小さな手で1時間半、田の草を取ってくれました。ありがとう!


用水路で足を洗ってピース。
7月下旬ころにもまた来てくれるそう。
期待してま~す。


第2陣は、自然のなかで身体を動かすことが大好きなしいちゃん。
1月に友人ら5人で泊まりに来てくれたときは、雨のなか炭山で炭材運びの重労働をしてくれた(こちら)。
今回、6月25日は2人で半日、しっかり田草取りをしてくれました。ありがとう!


梅雨寒のひんやりする日だったので賄いは温かいうどん。



わが舎にはよいお客さんが大勢いるなあ…しみじみ嬉しい。
お客さんたちに励まされながら、私たちも二人で頑張って田草取りを続けてますよーっ。

そして今日、7月2日は半夏生。
農作業はお休み。
昨日からお泊まりのお客さんが畦の横で三味線を弾き謡う。
ソーラン節、佐渡おけさ、花笠音頭、ドンパン節、伊勢音頭…
梅雨の晴れ間の半日、雲が切れ強い陽ざしが降りそそぐ。1オクターブ高い声が夏空に吸い込まれてゆく。
観客は人間6人ヤギ4頭、そして隣のセーやんの田んぼで田草取りに励む3人他。


さあ、明日からまた頑張るぞ~っ!
コメント (4)
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