梅仕事の季節がやってきて舎長がまたそわそわしはじめた。
この前そわそわしていたのは茶摘みのころだったか。いやいやその後のドクダミ摘みのころもそわそわしとったなあ。まあ、フォーシーズン、なんかしらそわそわしてるのがうちの舎長なのです。
例年の梅仕事は、梅酒に梅シロップ、梅ジャム、ウメボシといったところだが、今年は梅を使って酵素シロップなるものに挑戦する。
「酵素シロップ」…私は始めて聞きましたけど、世間では少し前からプチッとブームらしい。
そもそも酵素とはなんぞや?
よくわからんもんがわかった風なことを書くとサプリ会社のチラシみたいになるのでやめておきます。
まあ、体にええもんやくらいでよいのではないでしょうか。
で、その酵素シロップをなぜ作ることになったかというと、毎月一度ご夫婦で泊まってくださるお客さんが「とりこと舎で酵素シロップを作りたい」とおっしゃられたからなんです。
とりこと舎の空気をこよなく愛してくださっているお客さんなんですが、空気のなかに漂う菌、柱や梁や天井板や畳にくっついている菌など、この空間のなかの見えない菌の存在も感じ、愛してくださって、「ここで醸したい」と思われたのかもしれませんね。
まえ置きはさて置き
裏庭の梅をまずは収穫。
かご一杯の青梅。
さあ作るぞ。
杉本雅代『手作り酵素シロップ』を手元のおいてページをめくりながら作っていく。
材料は梅でなくても酸っぱい系の果物や野菜、ハーブ、穀物など幅広い。複数の素材を組み合わせてもよいらしい。
梅で作る場合は、梅シロップの作り方、材料とほぼ変わらない。わが舎の梅シロップと違うのは、白砂糖(精製された上白糖)でなければならないということと、1日1~2回素手でかき混ぜる、できあがるまで蓋を開けておくということくらい。
まずは梅のヘタを取る。
次に梅の両端を包丁で落とす。こうすることで砂糖のなかに梅のエキスがにじみ出やすくなる。
そして砂糖、梅、砂糖、梅…とサンドイッチしながら瓶に詰めてゆく。
なぜ白砂糖かっていうと、精製度の低い粉黒糖や粗糖では腐敗して失敗することが多いらしい。
仕込み終了。簡単やったなあ。ちなみに手前右側の広口瓶は粗糖で浸けた普通の梅シロップ。これは、このままかき混ぜることもなく冷暗所においておくだけ。砂糖が溶けたら濾して飲み始められるのだが、うちの場合は5年、10年と長期保存のものもあり、熱愛してくださる密かなファンがいらっしゃる。
だが酵素シロップの方はこれからひと手間があり、これがおもしろい。
できあがるまでの1週間、毎日1~2回、素手でかき混ぜるのだ。
なぜ素手かっていうと、人間の体についている常在菌を混ぜ込むためなのだ。
レシピ本の著者によると「ぬかみそも手で混ぜるでしょ?」ってことらしい。
ところで「常在菌とは?」。またサプリのチラシになりそうだな。
まあご自分で調べてください。
そして3日目、だいぶ梅のエキスが出て砂糖が溶けてきた。
1週間ほどで砂糖が溶けきったら飲めるそうだ。ということは7月1日ころか。
アーシング・イベントの時に試飲してもらえるかもしれませんね…
この前そわそわしていたのは茶摘みのころだったか。いやいやその後のドクダミ摘みのころもそわそわしとったなあ。まあ、フォーシーズン、なんかしらそわそわしてるのがうちの舎長なのです。
例年の梅仕事は、梅酒に梅シロップ、梅ジャム、ウメボシといったところだが、今年は梅を使って酵素シロップなるものに挑戦する。
「酵素シロップ」…私は始めて聞きましたけど、世間では少し前からプチッとブームらしい。
そもそも酵素とはなんぞや?
よくわからんもんがわかった風なことを書くとサプリ会社のチラシみたいになるのでやめておきます。
まあ、体にええもんやくらいでよいのではないでしょうか。
で、その酵素シロップをなぜ作ることになったかというと、毎月一度ご夫婦で泊まってくださるお客さんが「とりこと舎で酵素シロップを作りたい」とおっしゃられたからなんです。
とりこと舎の空気をこよなく愛してくださっているお客さんなんですが、空気のなかに漂う菌、柱や梁や天井板や畳にくっついている菌など、この空間のなかの見えない菌の存在も感じ、愛してくださって、「ここで醸したい」と思われたのかもしれませんね。
まえ置きはさて置き
裏庭の梅をまずは収穫。
かご一杯の青梅。
さあ作るぞ。
杉本雅代『手作り酵素シロップ』を手元のおいてページをめくりながら作っていく。
材料は梅でなくても酸っぱい系の果物や野菜、ハーブ、穀物など幅広い。複数の素材を組み合わせてもよいらしい。
梅で作る場合は、梅シロップの作り方、材料とほぼ変わらない。わが舎の梅シロップと違うのは、白砂糖(精製された上白糖)でなければならないということと、1日1~2回素手でかき混ぜる、できあがるまで蓋を開けておくということくらい。
まずは梅のヘタを取る。
次に梅の両端を包丁で落とす。こうすることで砂糖のなかに梅のエキスがにじみ出やすくなる。
そして砂糖、梅、砂糖、梅…とサンドイッチしながら瓶に詰めてゆく。
なぜ白砂糖かっていうと、精製度の低い粉黒糖や粗糖では腐敗して失敗することが多いらしい。
仕込み終了。簡単やったなあ。ちなみに手前右側の広口瓶は粗糖で浸けた普通の梅シロップ。これは、このままかき混ぜることもなく冷暗所においておくだけ。砂糖が溶けたら濾して飲み始められるのだが、うちの場合は5年、10年と長期保存のものもあり、熱愛してくださる密かなファンがいらっしゃる。
だが酵素シロップの方はこれからひと手間があり、これがおもしろい。
できあがるまでの1週間、毎日1~2回、素手でかき混ぜるのだ。
なぜ素手かっていうと、人間の体についている常在菌を混ぜ込むためなのだ。
レシピ本の著者によると「ぬかみそも手で混ぜるでしょ?」ってことらしい。
ところで「常在菌とは?」。またサプリのチラシになりそうだな。
まあご自分で調べてください。
そして3日目、だいぶ梅のエキスが出て砂糖が溶けてきた。
1週間ほどで砂糖が溶けきったら飲めるそうだ。ということは7月1日ころか。
アーシング・イベントの時に試飲してもらえるかもしれませんね…