イノシシ除けの電柵を9月15日に設置。去年より1か月早い。おかげで今年は無事に稲刈りができそう。去年は大師黒(黒米)がイノシシに荒らされた(こちら)。
下は緑米。漆黒の穂が鮮やかさを増してきた。
緑米の向こうが大師黒でその向こうに香米とイセヒカリ。イセヒカリは刈り取り間近。
天気予報をにらみながら稲刈りの日を10月4日と決めた。
9月27日、稲木(タツ)作りにかかる。まずは地面に太い杭を打ち込み、引っこ抜いた後に
長さ4メートルの支柱(タツ)を立てていく。
支柱が立ったら、6メートルの長木(ナガキ)を4段に渡していく。
秋の雲。
舎長に手伝ってもらったのだが、私には写真を撮る余裕もなく、今回は舎長の写真は一枚もない。
ああ、こんなにも空は高く雲は寂しげだったのか…
稲木を組むにはわら縄が一番。稲の重みを支え風に揺さぶられる稲木は「固定」よりも「摩擦=擦れ合い」が大事。しっかりと木と木を結びながらも、強い風に吹かれた場合はギシギシと木が擦れあって力を逃がす。そして重みがかかればかかるほど、その重みによって結び目がよりしっくり、よりしっかりしてくる。日本建築の軸組と同じ原理だ。鉄よりもわらの方が場合によっては強い。稲木を解体した後のわら縄は乾燥した場所で保管すれば3年は十分に使えるので経済的。
夕方までになんとか組み上がった。去年よりもがっちりできた。
さあ、安鳥のオールブラックスが鬨(とき)の声を挙げるぞ~
カ マテ! カ マテ!
カ オラ! カ オラ!
ア ウパネ! ア フパネ!
フィティ テ ラ! ヒ!
私は死ぬ! 私は死ぬ!
私は生きる! 私は生きる!
(略)
一歩はしごを上へ! さらに一歩上へ!
(略)
そして外へ一歩!
太陽の光の中へ!
(『ウィキペディア』「ハカ」より)