とねり日記

とりことや舎人(とねり)の
どげんかせんとの日々

雪の日の舎員ほか

2025年02月16日 | 山里から

何が「立春」だよ!とぼやきたくなるほどの雪。

あれから10日も経ったのに、降り積もった雪はいまだ解けず、週明けには再び寒波が訪れ雪になりそうだという。

ピーコたちも外に出るのをためらっている。遠出できないので小屋の床下で地面を掘り返したりしている。

クリも外へ出てもすることがない。

クリの防寒着は子牛用のものだが、壁や柵に体をこすりつけるのであちこち綻びが目立つ。マジックテープも取れ、そのたびに舎長は補修に追われた。ちなみに継ぎ当ての濃い緑の部分は舎長の古いウインドブレーカー、オレンジ色は舎長の古いカッパ。30年前に購入したゴアテックスのカッパは雨の日に着ると水が染み入ってくるような代物に成り下がってしまったが、クリの防寒着に再利用できてよかったなあ。「物の効用を使い尽くす」近江商人魂だね。

舎員たちとは裏腹に、野生の生き物たちは私たちの見えないところで生きている様子。

これはタヌキかな?

これはカラスか?

鹿だね。二本の蹄が平行に前を向いている。

これは一体何だろう? ウサギではないなあ。テンかなあ。よーわからん。

獣だけでなく、小鳥たちもやって来る。雪に覆われてエサ探しが難しくなると、バードフィーダーがにわかに活気づく。屋根に止まったのはアオジか? キウイをつついてから…

下に降りて、ポン菓子を咥えた。

雪掻きをした道の地面が見えてくると、ピーコたちもだんだん遠出するようになる。

春が待ち遠しいなあ。

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立春、冬半ば?

2025年02月09日 | 山里から

今日は節分。ということは明日から春。冬至、新年、大寒、節分…今年も一つひとつ節目を越えながら、極寒の日々をやり過ごしてきた。その最後の節目が節分。毎年のことながら、寒さに弱い私にとって今宵は特別な晩。

まずは舎長が季節の分かれ目への挨拶。

西南西へアン。

そして豆まき。

母屋の他に、鶏小屋やヤギ小屋でも

鬼は外!

福は内!

そして最後は魔除け、厄除け。ここからが私の楽しみタイム。まずは鰯を焼く。

そして鰯の頭を取って、柊とともに竹串に刺し。

玄関と土間の入口に掛ける。

ふふふふふ…。

それでは、尾はあるけど頭(かしら)のない鰯と、舎長手作りの恵方巻き(今年もキンパ)のヘシカンボ(端くれ)と、熱い酒で…

「さよ~なら~冬~」

と、しあわせな一夜も更けたのでしたが…。立春の翌々日くらいから日本列島を最強寒波が襲い、2昼夜雪が降り続き、わが舎はすっぽり雪に覆われてしまった。

立春、冬半ばやんけ~

春よ来い~!

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体が第一

2025年01月26日 | 山里から

今年も1月15日にとんど焼きをしました。

お客さんや友人や私たちの書き初め、

しめ飾りに、

松飾りなどを裏庭に積み上げ、着火。

まず、舎長が毎年したためる当舎の基本スタンス「暮らしが仕事」を決意も新たに火にくべる。

そして、暮らしのなかにもルンルン、

ランララーンと、

遊びを取り入れたいようですね、舎長は。私も大賛成。

続いてお客さんの書き初めも、

新しい家族(ワンちゃんの名前)や、

友達を大切に、

深呼吸して、

自信を持って1年をお過ごしください。

私は、やはり毎年の願いですが、サンルームのある、

暖かな第二とりこと舎に、今年こそ目処をつけたいなあ…。年々、冬の寒さが体にこたえるようになってきた。年だなあ…。

ただし、絶対に、無理はしない。水が流れるように自然体でいれば、落ち着くところに落ち着くはずだよね。

無理をして体を壊すような事があってはダメ!

去年の暮れの無理がたたって、新年早々、私も舎長も相次いでダウン。体が何より大切だということを、あらためて思い知りました。

そして今年は…

2005年、京都知恩寺の手作り市からスタートしたわが舎も20年目を迎え、新しいステージへ進みたい!

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トラブルs in 新年

2025年01月14日 | 山里から

あけましておめでとうございます。

谷の上には真っ青な空が広がっていた。寒からず温くからず、平穏な1年を約束するかのような穏やかな元旦が始まった。ただ体には、昨年末の年用意の疲れが残っていると感じていた。まあ、数日ゴロゴロしていれば疲れも抜けるだろう、と思っていたが…。

とりま、カンパ~イ!

箸置きから箸を取り上げ、

黒豆をつつく。

餅を焼いて雑煮に入れ、

舎長の心尽くしのおせちを全種類制覇した後、舎員たちへの新年のあいさつに伺う。

あけましておめでとう。

今年もよろしくね。

と、ここまではよかったのだが、異変は翌日から起き始めた。

2日の朝、gooブログにログインしようとするも、アクセスできない。後でわかったのだが、NTTドコモがサイバー攻撃を受け、接続業者経由のアクセスをブロックしているらしい。1日経っても2日経っても…1週間経っても復旧しない。結局、2週間経った今日1月14日、やっと復旧した。新年のあいさつが遅れたのはそういうわけです。ごめんなさい。

次の異変は私の体に起きた。1月5日の夜更け、寒気がして眠れない。明け方熱を測ってみたら37.8度。ヤバイなあ…。6日は一日中、布団の中。熱は38.5度まで上がった。養生したのがよかったのか、7日朝には平熱まで下がった。ただ、乾いた咳が時々出る。それ以外に症状はない。7日はお客さんなので極力、接触しないようにした。そして9日、症状がほぼ治まってホッとしたのもつかの間、第三の異変が起きた。9日夜、舎長を悪寒が襲い、翌朝、高熱と全身の激しい痛みで起き上がれなくなってしまった。あきらかにインフルエンザの症状だ。以来5日間、のたうちまわって寝込んだが、ようやく36度台まで下がってきた。4日後の土曜日にはお客さんがあるので、それまでには治りきってしまわなければならない。

というわけで、波乱の年明けとなった。とりあえずご報告まで。

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あなたへ🐥を!~2024とりこと10大ニュース

2024年12月31日 | 山里から

ラジオから歌声が流れ始めた。

舎長はまだ厨房でおせちの準備をしている。私は一足先に全ての年用意を終え、コタツに足を突っ込んでちびちびやり始めている。

なんと、今年もメイン司会は有吉弘行さん。あの電波少年の猿岩石の有吉が今や紅白の常連司会者か…というようなことはさておき、さて、こちらも恒例のやつを始めましょうかね。タイトルも例年どおり紅白のタイトルからパクらせていただきましたよ~

ダダダダダダダダジャ~~ン!

輝け!とりこと10大ニュース!あなたへ最高の🐥(ピーコ)を届けます!!

1.クリの異変

3月に入ってすぐのころ、クリの左前足がビッコをひきはじめた。怪我のようではないので、しばらく観察していたが治る様子がない。三浦先生のところへ連れて行くも、ハッキリしたことはわからないまま。結局、神経痛らしいという理解となった。その後、軽快したが、今でも時々ビッコをひく。

10月半ば、クリがお尻から出血。三浦先生に診てもらう。出血は肛門(腸)からでも尿道からでもない、となると残るは子宮からだろうとのこと。鮮血なので子宮の奥ではなく入口付近に腫瘍か何かがあるかもしれないとも…。抗炎症剤、止血剤などを注射してもらう。

その後も微量ながら断続的に出血は続いたが12月末現在は収まっている。その間、食欲もあるし元気に過ごしてはいる。

これと関係があるのか知れないが、クリの発情間隔が不規則になっている。今期最初の発情が11月17日、去年までは約20日の間隔を開けて翌年3月まで定期的に2昼夜(40時間ほど)発情していた。が…なんと今期は1週間後の11月24日に再び発情。1日で収まるが、その1週間後(12月1日)また発情。さらに1週間後(12月8日)またまた発情。そして19日後の12月27日に5度目の発情。

クリは来年3月で11歳になる。ヤギの寿命は15~6歳というから、約3分の2を過ぎたあたりか。更年期にさしかかっていろいろな症状が出てきたのかな…。

舎長は田んぼの畦からヨモギなどを摘んできて食べさせている。最後の決め手、クリ自身の治る力を強くしたいと。

2.道標破壊さる

峠を越えた人口2人(近々倍増の予定)の集落にあるブックカフェ「九(くう)」との間の杣道を整備、道標(みちしるべ)も立てる。

が…、直後に誰かによってメチャクチャに破壊される。

その後、犯人は熊だと判明。道標に塗ったペンキや木質防腐剤の匂いが大好きなのだそうだ。

3.懐かしい人たちとの再会

とりこと舎は2005年2月15日、京都知恩寺の手作り市で産声をあげた。その当時、近くで出店していた人たちが泊まりに来てくれた。舎長の同志とも言うべき人たちだ。

また、以前、何度も田んぼ仕事の手伝いに来てくれた山パパさん(88歳?)が5年ぶりに元気なお顔を見せてくださった。

そして、とりこと舎が最大の危機を迎えた2017年~19年にかけ、何度も相談に乗っていただいたSさんがお友だちとともに泊まりに来てくださった。お体の不調もお聞きしていただけに、嬉しく、安心した。

4.手植え

今年から当舎の田植えは全て手植えとなった。1反ちょっとの田んぼなら、結局、手植えの方が早いしトラブルも少なく後片付けも簡単だということがわかった。

5.通年での撮影

田植え、川遊び、稲刈り、接客、餅つき…。とりこと舎の四季の暮らしの撮影が始まった。

動画は順次、公開されていく予定。カメラを通して見つめる目にとりこと愛を感じます。Kさんありがとう。

6.能4年、地元紙飾る

2021年1月に能のお稽古に通うようになってからやがて4年。わけがわからない状態から少しずつわけがわかる状態になってきた。夏の発表会での舎長の仕舞は地元紙の紙面を飾った。

7.猛暑と不作

昨2023年を上回る記録的猛暑(特に9月以降)となり、わが谷筋では軒並み不作となった。それでも(売る米はないが)食うに困らないだけは穫れる。

8.最速(そして最遅)初卵

4月24日生まれ(25日入舎)のチョビチャが、4か月半後の9月12日、とりこと舎歴代最速で初卵を産む。一方で同じ日に生まれたチョビクロは5ヶ月半後の10月13日、歴代最遅で初卵を産んだ。写真は自分が産んだ初卵を見るチョビクロ。

9.外国人客増える

今年に入って、英、米、仏、西(スペイン)、台湾、韓国、香港、星洲(シンガポール)、泰(タイ)から宿泊客が来舎した。

当舎はインバウンド向けOTA(オンライン予約サイト)には登録していないが、Googleマップで見つけたそうだ。

10.人間以外の来舎も…

毎年夏になるとウロチョロし始める子狸。

初秋の渡蝶、アサギマダラ。

猪、鹿、テン、アナグマ、カラス、そしてもっと小鳥たちに来てほしいと…

エサの少ない冬場にむけバードフィーダー作りました。

おっ、来た来た。画像拡大。ホオジロちゃんだ~。

最後に、ピーコから一言。

今年もいろんな方が来てくれてありがとうございました。私たちも全力で走りますから、来年もよろしくね(🐥)。

紅白も終盤にさしかかった。めずらしく私も歌える歌が流れている。

君が去ったホームに残り、落ちては消える雪を見ていた♪

新しい年がよい年でありますように。

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