ラジオから歌声が流れ始めた。
舎長はまだ厨房でおせちの準備をしている。私は一足先に全ての年用意を終え、コタツに足を突っ込んでちびちびやり始めている。
なんと、今年もメイン司会は有吉弘行さん。あの電波少年の猿岩石の有吉が今や紅白の常連司会者か…というようなことはさておき、さて、こちらも恒例のやつを始めましょうかね。タイトルも例年どおり紅白のタイトルからパクらせていただきましたよ~
ダダダダダダダダジャ~~ン!
輝け!とりこと10大ニュース!あなたへ最高の🐥(ピーコ)を届けます!!
1.クリの異変
3月に入ってすぐのころ、クリの左前足がビッコをひきはじめた。怪我のようではないので、しばらく観察していたが治る様子がない。三浦先生のところへ連れて行くも、ハッキリしたことはわからないまま。結局、神経痛らしいという理解となった。その後、軽快したが、今でも時々ビッコをひく。

10月半ば、クリがお尻から出血。三浦先生に診てもらう。出血は肛門(腸)からでも尿道からでもない、となると残るは子宮からだろうとのこと。鮮血なので子宮の奥ではなく入口付近に腫瘍か何かがあるかもしれないとも…。抗炎症剤、止血剤などを注射してもらう。

その後も微量ながら断続的に出血は続いたが12月末現在は収まっている。その間、食欲もあるし元気に過ごしてはいる。
これと関係があるのか知れないが、クリの発情間隔が不規則になっている。今期最初の発情が11月17日、去年までは約20日の間隔を開けて翌年3月まで定期的に2昼夜(40時間ほど)発情していた。が…なんと今期は1週間後の11月24日に再び発情。1日で収まるが、その1週間後(12月1日)また発情。さらに1週間後(12月8日)またまた発情。そして19日後の12月27日に5度目の発情。
クリは来年3月で11歳になる。ヤギの寿命は15~6歳というから、約3分の2を過ぎたあたりか。更年期にさしかかっていろいろな症状が出てきたのかな…。
舎長は田んぼの畦からヨモギなどを摘んできて食べさせている。最後の決め手、クリ自身の治る力を強くしたいと。

2.道標破壊さる
峠を越えた人口2人(近々倍増の予定)の集落にあるブックカフェ「九(くう)」との間の杣道を整備、道標(みちしるべ)も立てる。

が…、直後に誰かによってメチャクチャに破壊される。

その後、犯人は熊だと判明。道標に塗ったペンキや木質防腐剤の匂いが大好きなのだそうだ。
3.懐かしい人たちとの再会
とりこと舎は2005年2月15日、京都知恩寺の手作り市で産声をあげた。その当時、近くで出店していた人たちが泊まりに来てくれた。舎長の同志とも言うべき人たちだ。

また、以前、何度も田んぼ仕事の手伝いに来てくれた山パパさん(88歳?)が5年ぶりに元気なお顔を見せてくださった。
そして、とりこと舎が最大の危機を迎えた2017年~19年にかけ、何度も相談に乗っていただいたSさんがお友だちとともに泊まりに来てくださった。お体の不調もお聞きしていただけに、嬉しく、安心した。
4.手植え
今年から当舎の田植えは全て手植えとなった。1反ちょっとの田んぼなら、結局、手植えの方が早いしトラブルも少なく後片付けも簡単だということがわかった。

5.通年での撮影
田植え、川遊び、稲刈り、接客、餅つき…。とりこと舎の四季の暮らしの撮影が始まった。

動画は順次、公開されていく予定。カメラを通して見つめる目にとりこと愛を感じます。Kさんありがとう。
6.能4年、地元紙飾る
2021年1月に能のお稽古に通うようになってからやがて4年。わけがわからない状態から少しずつわけがわかる状態になってきた。夏の発表会での舎長の仕舞は地元紙の紙面を飾った。

7.猛暑と不作
昨2023年を上回る記録的猛暑(特に9月以降)となり、わが谷筋では軒並み不作となった。それでも(売る米はないが)食うに困らないだけは穫れる。

8.最速(そして最遅)初卵
4月24日生まれ(25日入舎)のチョビチャが、4か月半後の9月12日、とりこと舎歴代最速で初卵を産む。一方で同じ日に生まれたチョビクロは5ヶ月半後の10月13日、歴代最遅で初卵を産んだ。写真は自分が産んだ初卵を見るチョビクロ。

9.外国人客増える
今年に入って、英、米、仏、西(スペイン)、台湾、韓国、香港、星洲(シンガポール)、泰(タイ)から宿泊客が来舎した。

当舎はインバウンド向けOTA(オンライン予約サイト)には登録していないが、Googleマップで見つけたそうだ。
10.人間以外の来舎も…
毎年夏になるとウロチョロし始める子狸。

初秋の渡蝶、アサギマダラ。

猪、鹿、テン、アナグマ、カラス、そしてもっと小鳥たちに来てほしいと…

エサの少ない冬場にむけバードフィーダー作りました。

おっ、来た来た。画像拡大。ホオジロちゃんだ~。
最後に、ピーコから一言。
今年もいろんな方が来てくれてありがとうございました。私たちも全力で走りますから、来年もよろしくね(🐥)。
紅白も終盤にさしかかった。めずらしく私も歌える歌が流れている。
君が去ったホームに残り、落ちては消える雪を見ていた♪
新しい年がよい年でありますように。