山村 「先輩、もうすぐヴァレンタインですね」
柴崎 「俺、あんま興味ないから・・・・」
山村 「先輩ってどんなタイプが好みですか?」
柴崎 「別に決まってないよ」
山村 「癒し系とかどうですか?」
柴崎 「俺はビシッとした女が好きだから・・・・・」
山村 「え?ビシって・・・・ひっぱたかれたかったりして」
柴崎 「俺ってMに見えんの?」
山村 「どっちかというとSに見えますよ」
柴崎 「君の奥さんって癒し系じゃん」
山村 「そうっすね!」
柴崎 「俺は坂口安吾の悪妻論に影響されてるのね」
山村 「なんっすか、それ?」
柴崎 「夫婦はいわば弱点、欠点を知り合い、むしろ欠点において関係や対立を深めるのさ。知性あるところの夫婦の
つながりは、むしろ苦痛が多く平和が少ないものなんだって。そしてそんな苦痛こそが人生で、夫婦は愛し合うのと
同時に憎しみ合うのが当然で素晴らしいと言うんだ」
山村 「先輩、大丈夫っすか?飲んでます?それじゃ俺達、いい夫婦じゃないみたいじゃないですか!」
柴崎 「そういうことになるだろうな」
山村 「ジョルジーニョ監督に聞かせたくないな」
柴崎 「そうだね、大変なアントラーズになりそうだ。愛し合って憎しみ合って・・・・」
忌野清志郎をライブで聞いたのは一回だけ。渋谷のあるライブハウスに当時好きだった女性を誘ってみた。彼女は来なかった。
ルーマニアのジプシーバンドのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスとの共演でとても楽しいコンサートだった。
清志郎の存在感とエネルギーはもちろんすごかったけれど、「タラフはすごい!」「タラフはすごいよ!」と心から賞賛して
彼らを引き立てる心配りが忘れられない。
聞きながら普段は飲まないような強い酒を飲んだのを覚えている。
彼女が来ていれば、僕の人生はまったく違ったものになっていたと思う。
でも、今はそれで良かったと思っている。
去年のアントラーズのように僕に力がなかったのだ。
柴崎 「俺、あんま興味ないから・・・・」
山村 「先輩ってどんなタイプが好みですか?」
柴崎 「別に決まってないよ」
山村 「癒し系とかどうですか?」
柴崎 「俺はビシッとした女が好きだから・・・・・」
山村 「え?ビシって・・・・ひっぱたかれたかったりして」
柴崎 「俺ってMに見えんの?」
山村 「どっちかというとSに見えますよ」
柴崎 「君の奥さんって癒し系じゃん」
山村 「そうっすね!」
柴崎 「俺は坂口安吾の悪妻論に影響されてるのね」
山村 「なんっすか、それ?」
柴崎 「夫婦はいわば弱点、欠点を知り合い、むしろ欠点において関係や対立を深めるのさ。知性あるところの夫婦の
つながりは、むしろ苦痛が多く平和が少ないものなんだって。そしてそんな苦痛こそが人生で、夫婦は愛し合うのと
同時に憎しみ合うのが当然で素晴らしいと言うんだ」
山村 「先輩、大丈夫っすか?飲んでます?それじゃ俺達、いい夫婦じゃないみたいじゃないですか!」
柴崎 「そういうことになるだろうな」
山村 「ジョルジーニョ監督に聞かせたくないな」
柴崎 「そうだね、大変なアントラーズになりそうだ。愛し合って憎しみ合って・・・・」
忌野清志郎をライブで聞いたのは一回だけ。渋谷のあるライブハウスに当時好きだった女性を誘ってみた。彼女は来なかった。
ルーマニアのジプシーバンドのタラフ・ドゥ・ハイドゥークスとの共演でとても楽しいコンサートだった。
清志郎の存在感とエネルギーはもちろんすごかったけれど、「タラフはすごい!」「タラフはすごいよ!」と心から賞賛して
彼らを引き立てる心配りが忘れられない。
聞きながら普段は飲まないような強い酒を飲んだのを覚えている。
彼女が来ていれば、僕の人生はまったく違ったものになっていたと思う。
でも、今はそれで良かったと思っている。
去年のアントラーズのように僕に力がなかったのだ。