ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

ロドリーゴ   「アランフェス協奏曲」

2012-02-18 21:45:51 | 日記
 何と柴崎がザックジャパンに呼ばれた。そして増田と岩政も!日本代表の今年最初のの親善試合になる、キリンカップ2012

のアイスランド戦にザッケローニは柴崎を起用した。U-23にも選出されなかった柴崎が、A代表に選出されたのは面白い。

ザッケローニと関塚監督では、評価基準が異なっているようだ。確かにサッカー選手としての技術やメンタリティーをどう評価

するかは、監督それぞれの観点があっていいだろう。


 それではザッケローニが評価し、関塚監督が評価しないものは何なのだろうか?サッカーのセンスだろうか?チームに貢献する

度合いだろうか?私自身はサッカーをするわけではないので、細かい技術の差や戦術眼の確かさなどは、正直言ってわからない。

ただ、柴崎が関塚監督に評価されないで、ザッケローニが買うのは何となくわかる気がする。柴崎はどこか日本人らしくない、

と言っては語弊があるかもしれないが、国際基準で見たほうが真価がわかるような選手のような気がする。


 山村と柴崎なら、監督しては使いやすいのは山村だろう。柴崎のふだんの生活などは知らないが、たぶんマイペースというか

自分なりのスタイルや価値観を絶対に変えないタイプのように見える。初めてピッチに立った時もいきなり、平気で足をひっか

けてファウルしてもどこ吹く風といった感じだった。私も柴崎の性格が好きだ。ちゃんと結果さえ出せれば、無理して周囲に

合わせる必要はない。もちろんチームプレーは大切だが、本当のピンチでチームを救うのはそのような確固とした自分を持って

いて、肝心なとところでそれを表現できる選手だ。

 
 絶対にシュートを打たなければいけない状況で、小笠原や本山がパスを出せと声をかけても、自分で判断してシュートを打つ

選手にならなければいけない。日本人の悪しき集団主義は、個性的な個人の意見や自己主張を押さえつける。はっきり言って

関塚監督には柴崎は使いこなせないのかもしれない。人間としての度量が小さいからだ。勉強量も足りない。顔にそう書いてあ

る。柴崎はU-23に選ばれなくて良かった。ザッケローニのもとの方が彼の力を発揮できると思う。

 
 たぶんそれは柴崎が、ローカルに根ざしてなおかつ普遍的なサッカーセンスを持っているからだと個人的には思う。鹿島アント

ラーズが目指す方向性もそうだと思う。レッズやマリノスやフロンターレのサッカーに世界に通じる方向性はない。 













 ホキアン・ロドリーゴ(1910~1999)は現代スペインを代表する作曲家です。盲目でありながら彼は多くの作品を発表

していますが、「アランフェス協奏曲」はあまりにも有名です。アランフェスは首都マドリードから遠くない距離にあり、スペイ

ン王室が夏の離宮を建てた緑の多い土地です。ロドリーゴは心のうちにアランフェスのイメージを思い浮かべ、それに基づいて

作曲したと言われています。


 演奏は素晴らしい名演が目白押しです。永遠の名演ともいえる、イエペスをはじめ、ジョン・ウィリアムズ、村治香織、ジュリ

アン・ブリーム他、個性あふれる演奏が楽しめます。クラシック以外のジャンルでも名盤がたくさんあります。