ジーコ寅の「鹿島アントラーズよ永遠に」

昨年四月まであった、ジーコ寅の「名曲探偵アントラーズ倶楽部」に続いて開設したブログです。音楽部門は今回はやめました。

ラヴェル  「水の戯れ」

2012-02-25 21:30:18 | 日記
 昨夜のキリンチャレンジカップ戦のアイスランドの背番号7のソルティンソン選手のハンドスプリングスローの動画がアップ

されていました。3-1で勝ったものの試合内容はイマイチだったので、やはりこの宙返りスローインにはスタジアムも盛り上が

っています。新聞などをも見ると、安定していたのは「主力組」の遠藤、中村、今野などで、控え組のプレーには厳しい評価が多

いようです。そんな中、読売新聞は増田のプレーを評価していて、結局次のウズベキスタン戦にも増田選手は選ばれました!

さすがにソルティンソン選手が見とれてしまうイケメンの増田選手、次の試合もがんばってください。 






 今日は水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチが行われました。スカパーで放送したのに気がつかず、Jリーグタイムで見

ました。遠藤のCKを中田が蹴り込んで一点は取ったものの、攻撃力不足の課題は昨年と同じみたいです。興梠のコロコロシュー

トもクロスバーに当たって、相変わらずの疫病神ぶり・・・・。興梠が去年を引きずっているようなら、開幕から数試合見てもう

使わない方がいいと思います。











 モーリス・ラヴェルが、ピアノによって水の様々な表情を描いた作品。アンドレ・ド・レニエの「水にくすぐられて微笑む川の

精」という詩の一節が付けられていて、1901年に作曲された。

 輝かしい澄んだ響きがちりばめられ、水面の輝きや流れが表現されている。展開部に当たるところでは、水がひときわ高く吹き

上げられる輝きを放つ見事な作品に仕上がっている。


 アルゲリッチのラヴェルは定評がある。「水の戯れ」は入っていないが、「夜のガスパール」の入ったCDの冷たい官能性が

燃え上がっているような表現が素晴らしい。

 
 個人的にラヴェルのピアノ作品が入ったCDで好きなのは、野島稔のものと、レバノンのピアニスト、アブデル・ラーマン・

エルバシャのものだ。前者の剃刀で切れるようなシャープなテクニックと音楽的知性は見事と言うしかない。水戸芸術館での

延期になったコンサートで聞いた、シューベルトの最後のピアノソナタの凄まじいばかりの名演は生涯忘れらない。

完全燃焼して楽屋から出てきた野島さんにサインをもらったのを覚えている。あまりに集中してこの世ならぬ音楽を弾いたあと

だからか、目の焦点が定まらず、宙を見ていたのを覚えている。そばで普通の奥さんが彼を抱きかかえるようにして、笑って

いた。

 エルバシャはアラブ人だからというわけではないだろうが、独特の温かみのある音色で端正な演奏になっている。彼のベートー

ヴェンやショパンは格調が高く、虚飾のない素晴らしいものだ。