代表批評(3)それでも香川真司を諦めきれない人達の為に

2013年06月12日 | 海外サッカー
断わっておきますが香川真司は日本に於いて図抜けた能力を誇る選手です



それでも代表の試合となると期待する活躍が出来ていません。
それどころか生かせるポジションがあるのか?という疑問まででてきそうなくらいです。
海外の反応は正直で、ドルトムント・マンUで試合に出て結果をある程度残しているので日本の代表的な選手として認知されていますしその評価も正しいと思います。

が、
ドルトムント と マンチェスターユナイテッド なんです。
マンUは言うまでもなく世界をリードするビッグクラブでありドルトムントも今や国内の強豪というだけでなく世界的にもビッグ8に入る実力がある名門クラブです。
つまり、強い。 強いということは香川だけでなく素晴らしい名選手達が脇を固めているということです。
脇を固めると言ってしまえばその選手達には失礼かもですが。

だから香川はその能力を出すのにこのスペースにこの正確なパスが来るとわかって動けるし自分が失っても後ろには海千山千の兵が控えているので思い切っていける。
パスを出すにもレヴァンドフスキーやファンペルシなど、、名だたるストライカーが見えれば自分で力んで持ったり突破したりする絶対的な必要もなくパス出しに集中できる。
そのうえワンツーのタイミングでも正確に球が返ってくるのを計算できるので更に迷うことなくスピード落とさず動けるという論理です。 当たり前なことですが。

香川は良い選手で、強いチームに所属している! 今更誰でも知っている事実ですが実はこれが大事なポイントだと考えています。


日本代表ではどうか? 本田は計算できます。 遠藤は後ろからパスを待つという意味では計算できます。 長友は左サイド攻撃限定という意味では計算できます。
あとはどうでしょうか?? 時折上手く繋がることもありますが全て計算できるというレベルからは遠いのではないでしょうか? 
なので香川自身の心に余計な負担がかかり動きに迷いが生じ、思うダイナミックプレーが続けて出来ない悪循環に陥っていると思います。 まことに勿体ない限りですね。

でも、何人も欧州の強豪みたいに良い選手を加えることは日本では不可能です。
そこで、1人だけ現在のメンバーを交代して最高の香川へと近付けることを考えます。

(ぁ、香川外すじゃないですよ?;;^^)

ポジションはボランチ、現在のレギュラーで言うと長谷部になります。
長谷部は良い選手です。 今のメンバーでこのポジションで香川を一番生かせる可能性があるのは彼です。 そして主将でもあります。 しかし、もっと香川を覚醒させるにはと画策すると。

ここを誰かと代えるのが一番シンプル且つ実行性がある選択ではないかと。
どんなタイプのボランチにするか。
遠藤が徹底したパサー&バランサーとしたらその相手は以下の2つのタイプが良いと思います。

1.遠藤の様にピッチ全体を脳裏に刻みながら変幻自在でセットプレーも任せられるパサー
2.技術+フィジカル(体格)に優れスタミナも豊富でストッパーとしても前線にも出れるファイター

以下の5人が浮かびました。

中村俊輔:
言わずと知れたファンタジスタで元代表の核。 本田との相性とか本人の意志とかを無視すれば現在マリノスでのプレーを見てもそのパスやキックは健在で守備にもさぼることはないです。
当然年齢、スタミナ面で心配であるしよりレベルの高い世界との戦いにフル出場は望めないのが難です。

富沢:
同じくマリノスから。 何かに飛び抜けた力があるわけではないがオールラウンダーっぽく強さも兼ね備える選手。

高萩:
広島では不動のレギュラー。 その能力は誰しも認めるところだと思います。技術とキープ力がしっかりしていて守備力はあまりわかりませんが体格があるので本人の意識次第だと思います。 彼から香川を絡めるパターンは想像しただけでも楽しみです。 少し、、、本田圭と被りそうな感じですが・・

山口蛍:
五輪で世間的にも注目され、今季も非常に調子よく得点も多い選手ですが一番輝くのはその危機察知能力とフィジカルを生かした守備力です。 それでいて時折敵陣奥深くまで突破したりするスタイルが魅力。
香川とは元チームメイトでもあり呼吸は合いそうです。同じチームの扇原より代表に向いていると感じます。

米本:
待望論も多くあるようですが、オールラウンドで体力もあります。私的に富澤選手と被っちゃう感覚ですが、富澤は中村俊とやってますので遠藤とも合うのかなとか。
米本選手は攻撃の部分でまだ世界と渡り合えないとは感じますがその分守りに於いてはこの5人の中では最上であると思います。 そうなると遠藤、或いは憲剛や長友が上がり気味にプレーが出来、香川にとって動きやすい効果があるのではと思います。


本当はどのポジション?と言われたら FWを代えるのを考えたいですけど、、
ファンペルシ、レヴァンドフスキとなると。。。 不可能でしょ?^^


日本の武器、香川真司を絶対に調和させなければ本番で結果は出ないと思います。



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代表批評(2)使う選手or使わない選手

2013年06月12日 | ガンバ大阪
本田の発言を補足するとしたら


今回W杯で良い成績を収めようと欲するならば5回大会が開催されたとしても毎回好成績をあげれるだけの基盤と実力がなければ達成されない


こういうことだと思います。
ビギナーズラック、たた1回の大会に固執した徹底的なチーム作りによる成功等考えられますがそれらは達成されて初めて結果として評価されるものであり、達成される確率は非常に低いものです。
つまり、その2つは起きないと考えるべきです。 そこを頼ってチーム作りをすることは危険で無駄なものだと言えます。

1面だけ積が広い賽子を振るがごとく、出る理由がはっきり確立されていればほぼその目が出ます。

スポーツ、サッカーも同じで、年2回W杯のような大会があると仮定して、その何れもでそれなりの成績を収めれるチームにしか栄冠のチャンスはありません。
サッカー後進国と表される日本はそのあたりのファンダメンタルな部分が非常に脆弱で薄いと考えています。
選手の質、育成、指導者の選択、そして国民(ファン)の意識もその範疇に入るでしょう。

「W杯で優勝する、すごく斬新で素晴らしい目標であり言葉だ」 ではその土台の薄さは変わらず、
「W杯優勝とか何を今更改めて提唱するのか」 くらいの空気を皆が普通に持つくらいでないと確率的に振り落されていくのだと思います。

でも、現状、日本はまだ薄い。 賜杯に至るまでに必要な実力と行動を網羅するには薄すぎる組織であり国でもある。 その中で、好成績を獲りたいと思い獲らなければと思うなら、


最良の選択を最短最小限で発見し構築していくことしかありません


そこで、何もイラク戦に限らずここまでの代表の軌跡を鑑みて現況使える選手、使うべきでない選手を考えてみます。
決して選手批判ではなく、使えないと書いても実際はチャンスは平等にありますし能力向上や成長は誰にでも起こり得ることですので、シャッフル前での意見として読んで下さい。

(指数は本大会で使える度数 - 10点満点)


本田圭:MF 指数9.5
実質彼のチームなので必要も何もない。 意識・技術・体力全てで日本人として抜けている。 逆に、彼でも外れるチームこそW杯優勝を狙える本命に躍り出るのですが。。

遠藤:MF  指数7.5
メンバーには必ず召集されるはずです。 メンタルはここぞのプレーはスパイスとして本大会には不可欠であり、イタリアのピルロに近い存在になる可能性がある。

長谷部:MF 指数7.0
主将であるから必要だとは思います。プレーも代表では熱くそれえでも冷静な部分もあり使える選手です。 彼を凌ぐリーダーシップやプレーを続けれる選手が居れば流動的です。

長友:DF  指数6.5
本田と共にメンタル部分でアピールできる選手であり、粘れる選手。 怪我もありプレーがまだ落ち着いてしまっている印象があるが昔の様な野武士的な部分が戻ると頼もしい、ただサイドバックという点では他の追随を許さないというレベルでもない。

香川:MF  指数6.5
当然チームの核であり看板選手、悩める起用法やプレー性質が見つかれば日本の力を20%アップさせれるほど影響が大きい選手。 逆に本田と共存不可能となったらメンバーに入れるかどうか。

今野:DF  指数6.5
日本代表というチームにあって彼は居場所も自信も得ている。確実に消していくという寡黙で派手でもない、然し絶対に必要という仕事をこなす能力は現状代えが効き難い。

(指数6.0の選手達)
内田、吉田、栗原、岡崎、清武、川島

メンバーには入るであろうがライバルも多くその差も少ない選手達です。 若い選手が多いので伸びしろがありますしそれこそ「個」の力を一番磨かなければならない選手達です。

(指数5.5の選手達)
伊野波、西川、中村憲、乾、酒井高、前田

ここまで辛うじて生き残ってきたイメージの選手。 期待を裏切り気味なパフォーマンスの中で何かしら大事なところで貢献してきたのも事実。 控えであったり若くもあるので1つ上の指数選手と立場は変わらず更なる鍛錬と成長が選考の為の絶対条件。

(指数5.0以下の選手達)
権田、細貝、高橋、酒井宏、ハーフナー

正直現段階で既にメンバー外になっても仕方ないと思える指数です。 しかし、控えを続けていたり与えられた出場時間が短かったりする選手(権田、高橋等)居ますので一概に切り捨てるのはいけませんが。
ただ、一言思うに、ハーフナー。
やはり代表のレベルにはないし成長もできていないと思います。
色んな所で、足元がある。実は一番上手いFWとかいう意見もありますが、確実にそれは無いと思います。昨日の試合だけでなく、 内輪のネタですみませんが、、宇佐美はガンバの至宝 というのとほぼ同じ賛美にしか思えません。

高さにしても、生かすのが難しい能力とチーム戦術であるなら本大会での選出は非常に厳しいと感じました。

挙げた選手達、今まで呼ばれて結果出なかった選手達、まだ呼ばれたことのない選手達、その全てに奮起を期待します。 それが層の薄さを少しでもつめる事になりますし未来の日本サッカーへの希望にもなりますので。


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代表批評(1)W杯優勝は語れない

2013年06月12日 | 日本代表
優勝を目標に置くのはよいことです。


まぁ、現在の処、目標に置くというより、「目標にするのは勝手」という感じですが。
W杯アジア最終予選最終戦、因縁のドーハで因縁のイラク相手に1-0と勝利しました。 因果応報というのは間違いなくあって、20年前、この地この相手に悲願のW杯出場を絶たれた日本は昨日、その相手が繋ぐW杯出場の夢を同じ地で粉砕した結果になりました。

ただ、モチベーションが高く必死の思いで挑んできたとはいえ、イラクは本ブログの提唱する【Dynamic Soccer】の片鱗を幾つか見せるという、逆に言えば日本がそれを許してしまったという皮肉な試合内容に終始しました。

走る、無理な体勢や位置からパスをする、でもそこに誰かが居る、走り込んでいる、それをゴール前まで統一してなされるという流れをほぼ90分イラクが続けれたということは、そのレベルの相手にそれを許した日本の不甲斐なさの裏返しであると思います。

どれだけ跳ね返しても、守っても相手にボールがこぼれ、渡る。 この要因はただひとつ、


日本に戦術が無かった、或いは戦術が機能しなかった


ということに尽きます。 辛うじてCB2人の踏ん張りと時折のSBの戻りで失点は免れましたがイラクの最後の精度と落ち着きがあと1段階上ならば1-2点は取られていても不思議ありませんでしたね。
ザッケローニの試合プラン戦術の不十分さか、選手個々の能力とメンタルの不足がそうさせたのは誰しもわかることです。

何故、W杯優勝、いやベスト8も不可能だとこの試合を通して言うと、

◆ 5人入れ替えたくらいで戦術が機能しなくなったこと。
W杯に出て勝ち抜く強豪にそんな薄っぺらなチームはありません。昨日今日造られたチームでもなし、選ぶ監督も送り出された選手達も意識が低すぎると感じました。 ここであの選手で頼む!なんてことさえ期待できない状況です。

◆ 選手選考に幅が無く損をしていること。
海外組=日本で突出している というのは果たして正解でしょうか? 当然監督は自分のつくるチームに合うピースの選手を自由に選ぶ権利があります。 ただ、まだもっと見るべき(試すべき)選手が居るのではないか? リーグで好調だからといって召集しなければならないことはありません。 然し、選抜の視野が狭いと結局同じ人間だけしか頼れない状況は続き、本番勝負でその層の薄さは確実にマイナス要素となり、よしんばある程度の結果がラッキーにも出たとしても、、その後の日本サッカーを長く停滞させることになるのは間違いありません。
個別に言うのは好みませんが例えば、細貝タイプや伊野波タイプは国内にもたくさん居ます。それでも呼ばれ続けるのは監督の好みもありますが、選抜に於ける視野の狭さが要因だと思います。

幸い、ザッケローニはコンフェデを一区切りとして選手の再考査をすると言っています。本当に鬼になってそれを断行するなら最後のチャンスです。 しっかりと選別してほしい。
選手は、本田の言うとおり、個の能力を高めメンバーに残る努力を惜しまないでほしいと思います。


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