新戦力をフィットさせて初めて反攻に転じれる

2012年07月31日 | ガンバ大阪
レアンドロに続き家長がチームに復帰


全くの新戦力を獲ることもあれば既に名前を知られた選手を獲得したり、以前チームに所属していた選手を呼び返すこともも世の常と考えています。
何にしろチームという生き物が展開し動くことが大事なのは言うまでもありません。

先日のレアンドロに続き蔚山から家長もガンバに復帰することが決まりました。

とかく一部のサポ・ファンにはスッキリと受け入れられない複雑な感情もあるでしょう。
私は別にそこは意識はしません。 なぜならば退団の経緯がどうあれ結局は選手個人とその周囲(家族)の為の決断であったと理解するからです。 後ろ脚で砂をかけたとか、その選択は感情を逆なでしたとかは所詮ガンバ側から見た、ファンサイドから見た感情だけを取り上げているに過ぎないと思います。
それほどガンバというのが愛する対象であるならばその存在が気高く懐が大きいものでなければと理解しているからそう思うのです。
選手がどういう心境に至り誰と相談しどれだけの苦悩と将来への算段をして決断したかは非常に大切なことです。
憶測や状況判断だけでそれを裏切り行為であるとか背信だというのは今一度申せばそう考える側の一方的な意見に過ぎないのです。

なので当然、両名も期待を持って受け入れたいと思います。
それがもしペドロ・ジュニオールでも全然同じです。

そういうのは、許すとか許さないとかの次元ではないと思っています。 大きく立派なクラブはファンサポも含めそういう泰然さを持ち得なければいけないのではと考えます。

長くなりましたが、
大事なのは獲得した選手をフィットさせること。 戦術や布陣を創り上げていくことだと思います。
今季加入した倉田・寺田・今野でさえガンバはそれをフィットさせれずにここまで来ています。 そこはこの状況に陥る大きな要因の1つだと断言します。

彼等をフィットさせるのにここまで時間や月日をかけてもままならないのを鑑みると、
レアンドロや家長もそれ以上に道は険しいのではないかと予測します。

やはりここは選手の役割を徹底して絞ることからではないでしょうか? 1つのパターンが出来上がると元々技量や能力のある選手達ですからその後は応用の論理で倍々ゲームの如くチームを飛躍へと導くのではないかと推測します。
中途半端に上(最終理想形)を見て試行錯誤するから全てを会得できないという世間の論理そのままに蛇行しているのがここまでのガンバ。

出来る事、やらねばならない事を絞って確実にそれを会得することに集中することが早期の反攻への近道だと思います。

例えばレアンドロ。 彼の自他共に認める役割はゴールすることと簡略に言ってはいけません。
大事なのは彼の持つどのスタイルを生かし、且つそれが誰とのコンビネーションや相性によって一番引き出されるかを考えること。
今、佐藤と組んでいますが、同じ佐藤と組むにお互いの役割が半端に入れ替わっていないか? それぞれの一番の特性を組み合わせるとどうなるか? また、佐藤がフィットしなければ誰と組ませるか? 殆ど前線が持ち場なのでこれは解決が早いかと思います。
ゴールの前に質の良いチャンスメイクが先決であるのです。 先ずは前線同士での信頼感の構築から始めるべきでしょう。

例えば家長。 西野監督時代出番が減ってきたのは彼のトップ下志向もあったのではないかと後の彼のポジションを見ていると思わされます。
個人的に言えば彼の一番光った特性はサイドバック・主にウィングだと思ってます。 何度か見に行った試合で疾走しチャンスをクリエイトする姿に大きな期待を持ったものです。 若さゆえのがむしゃらさもありましたが彼もまだまだこれからの年齢だと思います。
藤春のバックアップという意味では守備力の弱さもありあまり得策ではありませんがジョーカー、或いはシステムによってはウィングという使い方がポイントとしてベストかなとも想像します。

選手を獲ってもどうそれを融合(フィット)させるかが成否の100%を握っていると言っても過言ではありません。
ありがとう。


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五輪サッカー(日本-モロッコ)展望

2012年07月29日 | 日本代表
世間でいう大金星から間髪置かず第2戦が今夜半行われます。



相手はモロッコ
初戦ではホンジュラスと2-2の引き分けに終わりましたが退場者を出したわりには全体的に押していた印象があります。
実力ではホンジュラスを凌ぎ実質グループリーグ突破に於ける日本の最大のライバルではないかとの事前憶測は今も変わらないですね。

で、力関係は抜きにしてここで日本はモロッコを下しグループリーグ突破を決めておいて欲しいと思います。
理由は、

1.今、世界が驚き注目し始めた。
そう、永井だけでなく他の選手やその連動連携、全員が90分をハードワークで通せるサッカーの新しい形?に世界は興味を感じています。
その評価を定める為にも第2戦、同じパフォーマンスで大いに沸かしてほしいのです。

2.怪我人が出ている。
大津や酒井宏は強行出場とか言われてますが、出ても途中出場か先発から早めの交代であろうかと思われます。指摘し続けていますが、
このチームの一番のウィークポイントは控え層の薄さ。 できれば第3戦は控え中心で組みたいというのが本音です。

3.1位通過したい。
これは当然ですけど。。まぁ、2位通過でブラジルとの決戦!は燃えますけどね。 ブラジル-スペインも是非見たいので^^
若い人はすぐ慢心しますので・・・真実を言うなら2位通過の方がメダル(勝ち抜く)可能性は高いです。


さて、モロッコ☆
このまえのトゥーロン?で対戦し負けたエジプトと似ているチームかと感じます。
つまり、 今夜の試合は、あれから本当にチームが成長したのかどうかの試金石☆ 
この勢いが本物なら問題なくモロッコを一蹴すると思います。 ということは宇佐美はこの相手には相性よさそうだね?関塚君。
モロッコに勝てばトーナメントでエジプトが来ても問題ないでしょう。
何よりも、我が日本は普段(或いは予選)から中東チームとの対戦経験が豊富ですのでモロッコのプレーには充分対応できて当たり前だと考えています。

つくづく対戦国、対戦順に恵まれた今回の五輪かなとも^^


関塚監督のことはあまり私は取り上げませんが・・・なんというか、松波監督と同じような感覚ですか。
ただ絶対的に違うのは、選手・チームとのコミュニケーションと対話を重んじ生かす姿勢です。
年齢的にも経験値も違いますが、戦術よりそういう人間力は大変評価しております。


眠い目こすって見るよ♪ガンバ!五輪U23☆
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これでもう大丈夫という流れになる。

2012年07月29日 | ガンバ大阪
西野神戸との対決で1-1のドロー


この試合を機に遅まきながらやっとガンバが始動するという確信を得ました♪

負けなかったから?
いえいえ、まだまだ負ける確率の高い実力でしょう。
監督采配が光ったから?
いえいえ、基本松波監督に対し既に期待はできません。
ガヤさんが復調したっぽそうだから?
いえいえ、 つうか、それ聞かないのっ^^


「この前まで一緒にやってきた仲間。いけませんか?」

西野監督のこの一言に尽きるからです。

いけませんか?の意味わかりますか?  
「相手チームの選手を迎えてはいけませんか?」 の意味では当然ありません。

西野さんは別に選手やファン・サポが嫌で退団したわけではありません、寧ろ彼なりに愛していたチームの選手とファン・サポ。
個人的感情も顕著にしなくてもその心中には大きく持たれている筈です。
だから当然、


・・愛した選手とサポが今この状況に陥っていることを心配し元気づけるのが・・「いけませんか?」


ということなのです。

迎えられた選手諸君! これを意気に感じない男はいません。ここで心に染みない人間は既に終わっている。
それでもまだ甘ったれた気持ちと驕りを捨てれず状況を打開できないならば、
降格どころかプロチームとしての立場を失っても私は文句も残念な気持ちも一切持たないです。


この時にこの機会があるガンバは、やはり恵まれた存在なのだなとも思います。

だからもう、大丈夫でしょう☆


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谷間からの突き上げ!

2012年07月27日 | 日本代表
五輪サッカー、男子も女子に続いて白星発進!


日本10スペイン

歴史的勝利と言う人も大勢いますが・・・まぁ、その通りです。
あまり国際大会で日本とスペインが対戦したことはなかったと思いますが昨今のサッカートレンドを見るにその最先端に君臨するスペインを倒したことはU-23というカテゴリーを加味しても快挙以外何物でもないでしょう。

要因を探るに数多の項目が挙げられますが私が考えるに以下の点。

1.谷間の世代の開花
2.永井・清武・山口の部分的確変
3.スペインと初戦で組めれた


谷間の世代と言われる所以は周知の通りどの国際大会にも出れなかったこの世代が長らくの放置に近い(水もやらず肥料もあてがわれず)状態であったということ。そこからまさに地力で地中で生き延び根を絶やすことなく開花の為の最後と言われるこの五輪というチャンスで芽を出せたのが時節的にも良い巡り合わせになったなと思う。
不遇であったからこそ独特のメンタルがそこに生まれ、遅咲きだからこそ今の最高の舞台で開花の時を迎えれたことは好運とも言えますね。

永井は世界も驚く90分でした。速さ、しつこさという面でチームを助け奮起させるに充分な働きだったと思います。好機(3度)で全て外したので部分的確変になりますが5本に1本の決定力でも良いのでこのままの脅威であり続けてほしい。
清武は永井の動きに感化された如く指揮者の役割を担いました。欧州の厳しい目は間違ってはいなかったのでしょう。彼には更に一段と隙のない球捌きを期待します。
山口こそこの試合で一番驚いた存在ではないでしょうか? 本来守備的なボランチの彼がスペイン相手に何度も最前線へ出て行った勇気は間違いなく試合のMVPを永井と分け合える資格があります。 元々黒子なのでこの先も心配はしませんがけ怪我だけは注意してほしい。

その他、酒井はその実力を示しましたし、扇原も控えめながらポイントを押さえたプレーをしたし、吉田・徳永はさすがの経験者足る働きでチームを牽引しましたね。 東もコンディション良かったと思うし、鈴木も楽しんでやっているように感じました。

ただ、良い面ばかりではない。
酒井に代わって入った酒井・・・試合に入っていけずフレッシュなのにボールを保持できない怪しいプレーに次の試合が心配になりました。
大津に代わって入った斉藤も及第点というくらいで自分の持ち味を忘れたかのようなプレーでした。
山村に至っては。。。まぁ時間短いので誰でもあの位置での交代には頷けますが・・危なっかしい。

次戦酒井と大津が出れるかわからないだけに特に右サイドを誰でいくのかが勝敗を分けそうな気がします。
大津に関しては途中出場もできると覆うのでそれまでは宇佐美や斉藤で凌げるかとは思います。

そして、最後、スペインと初戦で戦えた幸運。 強豪はそれなりに大会全体を考えコンディションを整えます。 若さが出たとはいえ取敢えず手探りだったチームと最初にできたのは良かったです。

これからの日本の浮沈は、永井を以下に自由に走らせるメンバーと布陣を組めるかということにかかります☆


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2秒の間合いを徹底すること

2012年07月26日 | ガンバ大阪
試験的意味合いにしかならなかったナビスコ柏戦ですがヒントがそこにありました。



先ずは【なでしこジャパン】五輪グループリーグ初戦勝利おめでとうございます。

スコアは僅差でしたが日本のしぶとさと強さ、そして相手が日本に仕掛ける方策というものを見せて貰いました☆
日本の穴は長いフィードが出来ずシュートに対する守備範囲の狭いGKと有効とは言えない控えの層ですね。
でも佐々木監督はチームを熟成させているので何らかのお考えはあるかと安心しています。

澤選手は流石のバロンドールです。 あれぞ澤、世界有数の選手というところを改めて証明してくれました。
逆に宮間、鮫島選手は緊張していたのか相手の作戦なのか殆ど持ち味を出せずミスが頻発したプレーにほぼ終始しました。
しかし両選手とも世界に通用する逸材でもあり、それこそこの試合で澤さんの背中をしっかり見た筈なので心配していません。

頼りになる順で書くと、
川澄・澤・大野・阪口・大儀見・熊谷・宮間・近賀・鮫島・石清水・福元というところですか。。
GK以外は僅差ですので問題ありません。 ただ川澄、大野、澤あたりの準備万端ぶりは半端じゃないですね。



で、ガンバですが・・・

藤ヶ谷: 朦朧として失点に麻痺している状態にお見受けします。1度リフレッシュさせてあげて欲しい。
金:   自信と大胆さがあれば一皮むけると思う。 何かを掴んだと思う。
藤春:  一皮剥けて欲しい、試合後半、中央でトップ下?・・受けて走るまでの可能性とパスの絶望性に溜息。
今野:  3バックじゃ活き活きしてた分、疲労も溜まった時点での4バックではいつもの状態。
丹羽:  得点は良いけど、及第点なプレーばかり。 横じゃなしに前へフィードしよう。せめてロスタイムには。
武井:  バックパスでピンチ招くわ、推進力ないわ、相手止めれないわ。。適正ポジションではないね。
明神:  ドミンゲスに挑みながら恐れているのでは? 1試合休める台所事情だといいのだが。
遠藤:  それなりに頑張っている。が、その代りの凄い選手を獲得できれば・・との思いを抱く。
パウリ: 1試合数回のチャンスを味方と連動できれば誰かがゴールできるのでは?
倉田:  中央トップ下が最適だと思う。 敗戦のメンタリティに染められている感じ。
佐藤:  彼も1度休むかレアンドロと何故同時に使わないのかと。 シュートを先ず練習習得しよう。

佐々木: 見せ場なし、ボール来ず。
レアン: 5回の得点チャンスで0点ということは仰る通りコンディションです。 でも戻せるの?
阿部:  フィジカル調整失敗した? 動きも良くなくバテるのも早い。

松波監督: 
もし私が丹下段平なら・・迷わずタオル投入です。 でも、今、学んでいると思う。 いきなり監督とか任されたから大変だとは感じているでしょうけど、ネルシーニョにはたくさん学んでいるじゃないかな。 ネルシーニョは人柄も良いし挨拶もしっかりしてくれるし相手に敬意も持ってるから。 松波監督もええ人に成りきらずにしっかり戦術・采配を学んでほしい。
そして神戸との戦いでは西野監督から今一度学べる! 彼の下で学び足りなかったことも沢山あるから実戦で学ぶ最高の機会。
或る意味、もし今度の神戸戦敗北で解任とあったとしても 学ぶことという視点ではラッキーな方だと考えます。
将来がまだまだあるから。



そこで提案です。

2秒の間合いの大事さをもう一度考え直さないか??

柏にもそうだけど、ここ5試合で16失点です。 1試合3点以上取られてる。
何故取れるか? それはガンバがいけないからです。 決して相手の強さだけではありません。
逆にガンバは昨日の試合どうだったか? 丹羽のセットプレーからのゴールは別として、何回の得点機があったのか?
パウリーニョ、佐藤、倉田、藤春、レアンドロに至っては流石にあの短い時間でも4-5回。。。
入らないのは・・ガンバの選手の攻め方と個人の力が無いというよりも、
相手が守っていたからです。
菅野の動きはどうでしたか? 入ってもおかしくないシュートなどを何本止めましたか?
その菅野の動きを限定させる為に何人の柏の選手が連動し諦めない守備と位置取りをしていましたか?
(柏の場合は前線からのプレスがあるけど、あれを怖がってフィードできないガンバには正直呆れましたが・・)

守備をしているのです。 強い意志も持ち合わせているからこそ得点を許さないのです。
負けた試合があっても、その気持ちがあれば同じ間違いを連続では犯しません。 

ガンバは? どうでしょう。 GKとDF陣に連携のかけらもなく相互信頼、相互協力もない。
だから簡単に詰められ、スペースを見出され、間合いを読まれ、得点を重ね続けられるということです。


話長くなりました。  2秒の間合いです。
2秒の間何かを考えたり行動したりするのとしないのでは大きな違いがあります。
少なくとも相手の読みを外すことができるのです。 スペースを見つけてパスを出すのではなく、例えば2秒のドリブル仕掛けることによってパスの受け手は相手を外すことが出来、あとはそこにパスをするだけで少なくともピンチにはなりません。

昨日で言えば 金正也選手。 何かを掴んだというのは、
普通に詰められて前へ出した時はミスパス、しかし数回ですが短いドリブル仕掛けてからのパスはそれがロングでもしっかり通っていました。 その後の攻撃陣のアイデアの無さは論外ですが・・

相手のプレスに対抗するのはバックパスや横パスだけではない筈ですよ♪
サッカーは11人対11人なのに・・・なぜにあれだけどこ見ても柏の選手しか居ないと思ってしまうのか?^^;
間合いを計ってスペースを作り、潰していくからなのです。 
有難う。


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