【MOMはザッケローニ監督】
協会と監督はこの時期に見事な対戦相手をマッチングしたと思います。
ブルガリア代表。
長年の低迷期を若手とベテランの融合から上手く脱却しつつあるチームでありW杯欧州予選でも現在グループ2位につける強豪です。
既知の強豪であるフランスとかイングランドなら日本に来てもどこか観光気分でお愛想の試合しかしない可能性もありますし、アイスランドやフィンランドだと逆に日本の課題が明確にならない可能性がありました。
然し、今のブルガリアは違う。 掛け値なしに格上でありその実力を如何なく発揮してくれる相手でした。 監督の風貌見ただけで試合の結果や内容が予想できるくらい。。。0-2は妥当であったし、勝てる確率は低かったです。
勿論、日本は海外組のコンディション、連携構築不足などがあり苦戦は予想されましたしほぼ全ての選手が力を出せなかったと思います。
3バックは45分試せてそれなりの効果もありオプションというより主戦術で使える可能性を感じました。 後は選手(ピース)の配置です。
後半何時もの4-2-3-1に戻し暫くは攻勢に出ましたが、これは間違いなくブルガリアがシステム変更に戸惑ったからであり、そこで点が入ればまだいいですが当然相手も慣れてきて後は思うがままにゲームをコントロールされました。 欧州のチームは元々4-2-3-1に慣れきっていますし、日本のそれはまだまだ未熟で基礎的な仕上がりですのでブルガリアにとってはそう難しくないミッションだったと思います。
4-2-3-1を極めるなら後半のような点から点(パスを待つだけの前線の動きとすぐパスしかしない中盤の選択)の出来では全く話になりません。 ドリブルや裏に抜ける動き出しがなければ3-4-3の方が絶対に良い結果に繋がると思います。
多分、、W杯本戦ではトップFWは存在しなくなるのではないかと個人的に思ってます。 高さ速さ上手さタフネスが揃った余程の選手が現れない限り前田やハーフナーはメンバーに入っていないのではないかと感じます。 入ってたらその時日本代表は危機的(GPリーグ敗退)状況にあると言っても過言ではありません。それほどFWの能力が他の強豪国に比べて低すぎるので。
特別版:ニアンの一言 お楽しみください。
GK川島:4.5
気合と集中力が最初から足りなかった。ブレ球の可能性も視野に入れていなかったのは慢心以外何者でもない。それと脇締めて両手出しちゃったら変化する球には対応できないです。 オランダ戦スナイデルにやられたシーンを思い出しました。
DF内田:5.0
海外組の中では香川ろ並び良かった選手です。3バックで前に上がれた時にまだまだ周りとの決め事が不十分で立ち往生する場面多し。
DF吉田:4.0
3バック要員という形で前半のみの出場。 ザックに口酸っぱく言われていた筈の上がりとフィードが半端に終わる。他に選手が居れば真ん中に置くべき選手だと感じました。
DF栗原:4.5
ムーブ(動き)に乏しい選手。なので真ん中なのですが川島と同じく試合の入りからどこか迷いがあった。ただリーグで試合に出ているので大崩れはしなかった。
DF今野:6.0
選手ではこの試合一番良かったです。 ザックの目指す方向にマッチした動きと特性。 長谷川監督より少し彼を使うのが上手いね。ザック。危険なシーンになる前に幾つか芽を摘み取っていました。
DF駒野:5.0
目だってなかったというか前半効果的に切り込み攻撃に絡んでいたよ思います。彼のスタイルにしては積極的でいいスパイスでしたが前半のみの出場で評価は難しいですね。
MF遠藤:5.5
何処が相手でも遠藤は遠藤。 さすがです。何もガンバファンだからガンバの選手に高評価というわけでもないですが。。この試合
倉田、家長、藤春欲しかったなぁ~と思うのは私だけでしょうか?^^
MF長谷部:5.0
何回も鋭いパスを通していました。 ただ、それ一辺倒でなく時には相手をじらしリズムを狂わせる懐の大きさがあれば。試合前からブルガリアは豪州より強いと言うのは良いですが・・・自ら得点献上しなくても負けていましたよ。
FW乾:5.5
気合は入っていましたしドリブル、切り込み、パス、守備と3トップの一角として充分機能し計算できる存在です。清武と違いFWとしての動きができるのが良いと思います。
FW香川:5.5
さすがのプレーで孤軍奮闘でしたが本田が居ないので自由に動ける分やりたいことが多すぎて周りと呼吸が合いませんでした。
FW前田:4.0
多分、世界で戦うに彼の1トップの選択は限界です。 それしか浮かびません。
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MF清武:4.5
自分がなんとかしなければという気持ちよりミスなくトラップしパスをする基礎的な鍛錬を今一度しなければならないと思います。 能力があるのは間違いないとは思います。
DF長友:5.0
マウスはいいですが、プレーはまだ怪我などを気遣っていたかな。 局地戦では踏ん張りましたが彼独特のダイナミックな動き出しと突破が殆ど見られませんでした。 周りの責任もありますがリーダー自負するなら先ず無駄になっても目立つ飛び出しを何度も試みてほしかったです。
DF酒井宏:3.5
ザックに叱られても仕方ないですね。 何故あそこで激高されたか? リードされてても後ろで球を回し機会を伺いフィードしていくというのはアリです。 しかし、2点差とあの時間、そして組織だった相手が居る場合にあれをすると観客だけでなく監督さえもイラだたすということかな。
FWハーフナー:3.5
前田と同じ様に本戦ではこのタイプは不要となってくる可能性が高いです。
足元以外上手いとか本当は速いとか巷で言われますが、ハッキリと遅くて上手くないです。 当然代表レベルのことですが。
彼にボールがいったらゴール前のピンポイント以外全く可能性を感じず止められカウンター受けるイメージしか出てきません。 パス出しも相互理解も不安定。
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監督ザッケローニ・アルベルト:7.0
恐らく、「まだ決まったものは何もない、W杯に行けると勘違いしてはいけない」旨を発言しながら{もう決定している}と一番思っているのはこの人でしょう。
なので持論でもあり必要だと思う3-4-3を試していますし試合の動かし方に激高したり注意したり。 頭の中では本戦での理想のチームが出来上がっているのだと思います。
形式上、出場権を手にした時点で選手の振り落としや抜擢が顕著になると思います。
呼ばれても出場させてくれない選手達はそれでもその態度や取組含めてザックに見られてる筈。
これからがいよいよ淘汰の時期となるでしょう。
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