【 秋の気配 】
年齢重ねている方々でしたらオフコースの名曲として認知されてますね^^
我がガンバでは勿論「倉田 秋」です。当初から期待されている選手ですがここにきて人間として選手として独り立ちが見られ、遂には全国区へのメジャーデビューもしようかという気配を感じます。
直近のキッカケとしてはやはりJ月間ベストゴールに選出されたところからですね。そこから一気に2試合で3ゴールの活躍、元々豊かな才能を持った選手ですので我々ガンバファンとしても嬉しい限りで更なる期待をしたいです。然し、ゴール・アシストという結果もさることながら注目して欲しい点は90分のゲームの中だけでなく試合に臨む前の準備や心構え、そして攻撃に守備にと集中を切らさない献身的な姿勢です。小柄でも体幹が強く小回りも効き技術も高く、その上スタミナもあってチェイスやカバーリング等守備への意識も高くスピードもある。
どうでしょうか。アギーレジャパンにもってこいの選手像であるとは思いますが。
新潟戦は5-0と大勝しました。相手の攻撃時間や内容を見れば出来過ぎという意見も多々あるでしょうがちゃんと理由があると思います。 新潟の攻撃はスピードもありバランスも良く立ち上がりから集中出来ていましたので試合の流れで言うと序盤から苦戦を強いられてはいました。
ただ、新潟というチームは決定力に難があるという定説とは別にして、後ろから気持ちよく上がり過ぎている印象があります。 なので守ってからという意志がある通常の状態では非常に堅い守備で失点が少ないのですが「行ける」と見た瞬間からの攻撃は分厚いけどその分リスク管理の申し合わせが崩壊するという特性があるように見受けます。 なので、攻めている時間で結果が出ない直後の反動で相手に流れを渡すと高い確率で失点してしまうという現象を起こしている。そしてガンバは特に今季はこの反動を上手く活用したということでしょう。
それでは戻りかけた自信と共にニアンの一言お楽しみ下さい。MVPは倉田・西野・今野・遠藤・パトリックです。
GK東口:6.0
完封ですからあまり悪いところを探せません。それでも目立たなかったのは相手のシュート精度もありますが今回ポジショニングを少し修正したことがあるのではと思います。
DF米倉:6.0
守備面で両サイドバックが不安定という試合が続いています。ただ決してサボらずどのピンチでも詰めていく気迫と姿勢は大いに評価されるべきです。そして早いタイミングから見事なアシストを記録したクロスは加地とは違う魅力を感じました。続けて敢行して欲しいです。
DF西野:6.0
相変わらず不用意なパスやチェイスが目立つのが不安要因ですが彼も最後の処では集中力を切らさず球を撥ね返していたと思います。指宿には前半途中まで苦労したみたいですが、そういう負の部分を得点で取り返すという芸当が出来るのが心強いです。
DF岩下:5.5
今日は非常に出入りが激しい動きになりましたが結果として完封ですので良かったとは思います。ただ不安定な動きがピンチの時間帯を長くしたのかなと。然し西野への活が「行くなら半端でなく前に出て奪取してしまえ」という指宿対策であったとすればそこから西野のインターセプトが目立ち流れが変わったのでもう1点+しても良いです。
DF藤春:6.0
ガンバ名物試合序盤の抜け出し&クロスはこの試合も結実しませんでしたが今までよりその後の攻め上りも確認出来ましたのでコンディションが上がってきたのかなと思います。倉田が独り立ちしてきたので彼も独自のプレー路線でアクセントつければ更にチーム力が上がります。守備は・・かなり左サイドを掻き回されましたがサボらず必死に食らいついていました。ここがもっと楽になると本当の大勝が可能だと思います。
MF今野:6.0
今日は守備に追われる時間が多かったですが元々それが専門職ですので流石の対応だと思いました。彼のカバーリングや繋ぎが今のガンバでは1つの生命線となっています。遠藤が前へチェイス出来るのも彼がしっかりとケアしているからだと感じます。
MF遠藤:6.5
貫禄の2アシストです。今セットプレーでは3つのターゲットがあって蹴り甲斐もあるでしょう。この試合は前の2試合での反省点を自らのチェイスと捉えて何度か相手を追い回して反撃を遅らせました。タクトをバランス良く倉田と共有させたことも良い傾向です。
MF二川:6.0
あれ以上プレーしていたら本当に反撃食らっていたかも知れませんが与えられた時間では攻守に効いていた様に思います。 ミドルは流石にベテランの味。2試合で3度あった味方に当たっての失点を1つ取り返す形でこれからの試合での流れに於いても重要な1点でした。試合勘があればこれだけのプレーが出来る選手という事を再認識しました。
MF倉田:7.5
途中交代しましたがこの試合の文句なしのMVPです。2得点という結果だけでなく得点にはならなくても自ら繋いだり囮になったりと良い攻撃シーンには必ず絡んでいましたし、カウンターに対処する速い戻りやカバーリング等守備の意識が現在ガンバでは一番だと思う。冒頓そうですがしっかりと相手の目を見て話す姿に好感と期待を持ちます。
FWパトリック:6.0
ボールロスト、相手へのプレゼントパスの多さは辟易モノですが・・そこまで球を追ってキープ出来る魅力がありますね。分っていても、ケアしていても何度かやられてしまうという気持ちを相手に持たせる迫力があります。得点は御無沙汰気味ですがこれを続けていけばチームは勝ち続けるでしょうし本人の得点も期待できます。 ただ、もうちょっと周り見てドリブルやパスの精度を上げてね。
FW宇佐美:5.0
大勝の陰で寂しい気持ちもあると思います。彼の課題がそのまま出た試合でしょう。後半特に見られた動けない、走れない、キープできないという面は絶対に払拭しなければいけません。あのワンツーからの豪快な一撃がもし決まっていたとしてもです。 課題が明瞭ということは個人のレベルも高いということですので今回の出来を反動にして次の試合に臨んで欲しい。
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MF阿部:6.0
怪我明け途中出場、多分監督からのミッションは得点よりも押し込まれている左サイドをケアして試合の流れを変えろというものであったと推察します。その意味ではそのミッションを成功させたと思います。試運転という位置付けでこの試合をポジティブに捉えていけば良いと思います。
FW佐藤:6.0
う~ん、今季リーグ初ゴールお預け・・GKとの1:1で非常に慎重になって肩に力が入ってしまい少し角度と勢いがボールに乗らなかったですね。ただ副将が詰めましたけど。然しその他のプレーはほぼ全てチームに落ち着きを呼び込みパトリックとの交代でも充分使えるという事を証明しました。ゴールも必ず取れると思いますので辛抱と鍛錬あるのみです。
FWリンス:6.5
来日以来初めて見ました・・トラップが大きくない試合。本当は出来るんですかね?一番大きかったトラップが自陣ゴール前でのプレーという恐ろしさは感じましたが・・多くのファンがもう諦めようかと内心思っている中、この試合は1つの分岐点かも知れません。肩の力が抜ければそれなりのプレーが出来るのであれば希望が大いにあります。ゴールという結果もあって次にも期待できます。
HC長谷川:6.0
怪我人が多いチームですのでやり繰りは大変でしょう。メンバー代えて停滞した2試合は残念でしたがこの試合での采配は理に叶っていた様に思います。ガンバは選手層も厚く技術も高いので交代策に頼って勝利を手繰り寄せる必然性はありませんが、負けている・或は1点欲しい場面で幾つかのバリエーションを持っていないと流石に常には勝ち切れないと思います。後半は離脱者無くベストな布陣で臨める事を一緒に期待します。
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さて好例の2チーム探訪ですが、
鳥栖は清水と引き分けました。 まだ騒動の影響があるのかも知れませんし相性もあるのかも知れません。この試合、ユン監督なら色々指示したり交代の選択もあったりで勝利していたかも知れませんが元々の選手層の不足という面が出てきている可能性も否定できません。長丁場のリーグ戦、その辺りをどう対処するかが勝負だと感じます。
鹿島は好調FC東京に追いつかれ引き分けました。鹿島自体の好調さは変わらなかったと思いますが現在一番やり難い相手であろうと目された東京相手であったのでそれほど懸念することもないかも知れません。追いつかれたショックはあるでしょうけど既に優勝戦線に食い込んでいるしチームの経験値も選手層も豊富ですので注目のチームです。
今回は両チームに少し近づき前々節の差まで戻しましたがこれからも離されず且つ詰めていければと思います。
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