ガンバ大阪2018シーズン前半を総括する

2018年05月20日 | ガンバ大阪
【 サッカーは強いチームが総体的に勝つ 】


これが持論です。(持論と言うより論理ですね)
さらに付け加えると、「相手より多く点を取った方が勝つ」 (アブソルートですね)

さて本シーズンもW杯前の15試合を終えました。我らがガンバは勝ち点15の16位(降格昇格プレーオフ順位)となっていますのでここまでは宜しくない状況です。私は今季降格の危機にもあると戦前
予想しておりましたが監督が代わっても予想を裏切ることはなかったという結果です。

去年途中からの(多分予兆は一昨年くらいから)大低迷期にズッポりと嵌ったチームは未だ確固とした復調の兆しを見せるに至っておりません。 では何がこの低迷を招いていて何をどうすれば良いのか?
色々要因とされている様です。 前監督(長谷川健太氏)の限界や迷走、移籍・新加入・選手層底上げの失敗、ボランチ今野システムの頓挫、フロントの無能さ等々。。 一つずつ潰していくと・・
前監督の影響ではなさそうです。確かに去年の後半戦では戦術が見えて来ず退任発表とシーズン采配継続のニュースとかでサンドバック状態のチームにタオルを投げるべき存在の人、或いはフロントが居なくなった
とは書きましたが、直近の実績は素晴らしかったですし現に今のFC東京では結果を出していますので彼が要因であるとは言い難いですね。寧ろ彼のやりたかった編成にフロントや選手達(一部かな)が共鳴せず
自らの描いた戦術を移籍含め具現出来なかったのではないかと見ています。
選手層の薄さ・移籍の失敗・チームの高齢化は要因というより結果でしょうけどもそれはフロントに責任があるのは明確であると思います。というよりフロント・会社はどういう状況であろうと全体の責任は負うものですね。
残ったボランチ今野説も怪我明けとはいえここ1-2試合を見ると・・一番の要因であるとは思えません。(離脱当初は結構影響したとは思いますが)

一番の要因は「変われなかった」ことかな?と考えています。
旧態依然のシステムやチームメンバー、外すべきでも外せないプレーヤーの存在。 そういう混沌としたチームに例え新しい戦力が加わったとしても、結局は影響を受けて自分の得意なスタイルを推し進める事も叶わず
今あるチームのシステムに合わすしか試合に出れる状況にならないといった類の体質が根付き過ぎたのかなと思います。 そうなると個人もチームにも必死さという気持ちが芽生えず改革を断行していく他チームに
追いつかれ追い越され差を拡げられていく状況になっているのが今現在の成れの果て・・だろうなと。
我々ファンも負け試合を何度も続けて見るのは辛いですが、これもサダメと受け入れることですね。 パトリックが現在首位を快走する広島で大活躍をしています。 じゃガンバに居たらまた状況は違って活躍していなかった
かも知れないというのもわかりますが本質はそこではありません。 怪我でリハビリしていて・・次期は契約しない・・功労者なので最後に1試合出させてあげて・・・ああ、ガンバは良いチームだ♪ って。
いや、その時点でパトは終わった存在という先入観で何か上から目線でいたのではないかと。見る目が無かったのはガンバでありファンであり・・結果がそう語ってます。 選手に限らず人間の限界って周りから見透かせるものではないという事ですね。

色々書きましたが、新監督のクルピさんは余程降格しない自信があるのかなと感じます。確かに優勝を狙っているとは思えませんし思えるチーム状況ではありませんけども。考えても見て下さい。去年のあの自転車ひっくり返して車輪だけ
カラカラ空回りしていたチーム状況を放置してシーズン終わってからようやく交渉して契約した監督です。 それまで来日もしていませんし祖国でチームを受け持っていたわけですから、今年から来ていきなり半年間放置していたキッチンで
絶品の料理を披露してくださいなんて無理強いも良いとこですね♪しかも具材も揃わない状況です。 解任の声もあるそうですが・・それはちょっと気の毒かなと思いますね。
それでもクルピさんは老練な監督さんですし日本のサッカーにも理解が深いので来日した時割とすぐにチームの危機的状況を感じた様な気がします。でも降格するほどではないと思ったので若手の鍛錬や経験を根幹にチームを
造り上げようと思ったのではないかと。 ただ監督というのは責任も伴う分強権も持するべきだと私は思います。会社で言えば責任も信託も経験も無い社員の思う通りにすれば倒産するのと同じで選手達やスポンサーの意向で
何かが動く様であればチームの成長への弊害でしかありません。 何やら某国代表チームへの意見の様になってますが・・笑
クルピさんにも強権を与えていかないとチームは復活出来ないとみています。だいたい・・3連勝さえもう1-2年無いなんて、とても強豪チームとは言えません。いくらモウリーニョでもベンゲルでも草一本もない荒地を美しい田園に
変貌さすのには時間と労力がかかるはずですね。  復興って大変なものですよ。壊すのは一瞬、戻すのは長く険しく苦しい道。 それが世間の道理ですね。
なので私はクルピ派になります♪ (去年そんな発言して直ぐに健太氏の退任発表あったけど・・;)

そこで自分に言い聞かせる意味も含めガンバが好きな親愛なる皆様に言いたい。


「一喜一憂せず臥薪嘗胆」

1つ勝っても、ダービーに勝っても楽観しない、3連勝を達成したら取敢えず上向きかなと感じるべき。連敗しても憂えない、長く放置していた結果が出ているだけなのだし。
勝っても薪の上に横たわりなさい♪負けたら苦い胆を嘗めて顔をしかめてうなずきなさい♪ 大いなるMの力で厳しく憂鬱なシーズンを乗り切りましょう。

それでも、悪いことばかりではありません。クルピさんの若手登用は既に幾つかの結果を出してきています。 去年J3であれだけ負けまくってガンバの未来に絶望しかけた若き獅子達(西城さん追悼)が今季に入りトップで出場したり
ベンチに入ったりして経験を積み始めてます。 少ないですが結果も出ていきています。 そしてその還元として現在のJ3チームは逞しさを増して結果を出しています。オーバーエイジの泉澤や矢島や西野の必死さも大きな要因ですが
トップで経験積んだ若手に負けまいと切磋琢磨している良い循環に入ってきたと感じます。 これはガンバの将来にとって希望の芽ですね。 いつかこのメンバーがトップで普通に戦力として活躍したりオーバーエイジ枠の選手達も今の
主力に取って代わったりすることも予想されます。 若い選手達ですから、まだまだ荒削りで好不調の波も多くミスも見られますが、そこは温かく長い目で見てその成長を待ちたいですね。
宮本監督も育てている選手達がトップで頻繁に武者修行するようになって自身が進む方向性が見えてきたのではないかと思います。去年苦しかった分、また苦しくても懸命に育てた選手達が更にステップアップする場を与えられて成長出来る
システムになったのだから彼も仕事のし甲斐がありますね。 元々は若手がそこから羽ばたく為の場所なのですから。


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コメント (2)
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